おみかん断面図

平成16年2月1日 和歌山県有田市

天候 真冬とは思えない快晴
支出金額 2,500円(ガソリン代、高速代、飲食費)
走行距離 約300km(発着:尼崎市)
参加者

副会長、ワカ様、カワバタ君、ユミちゃん、ともち、みーちゃん、イシダ君、ヤギちゃん、スガちゃん、タカコちゃん、管理人

チェック

ポイント

有田みかんデータベース http://www.mikan.gr.jp/ 

丸宮中華そば  073-445-4881

 

 


 

AM9:00

 

 今月のツーリングは、副会長の「デコポン食べたい...」の一言から始まった。(注:デコポン=頭にデベソみたいな突起があるみかん。美味。)事前に近所のスーパーで4個400円のデコポンを買って食べてみたものの、やたら酸っぱく香りもない。これじゃ満足できない、ならば産地まで行って仕入れしますかとメンバーに声をかけてみたらわやわやと11台が集まった。

 デコポンの産地として有名なのは熊本県や愛媛県、和歌山県などが挙げられるが、私たちが日帰りで気軽に行けるのはやはり和歌山。この日は朝から天候にも恵まれ、気分良く尼崎を出発した。

 

即席グリップヒーター

 「遅れてごめーん」とやってきたユミちゃん、ありゃま、バイクが変わってる!

 なんとうっちゃん所有の白CBを養子にもらったと言うか買い取ったらしいのだ。ユミちゃん曰く、「ゼルビスよりこっちの方が乗りやすいわ!」

 

 ちなみにグリップに巻かれている白いのは使い捨てカイロ。あっというまに即席グリップヒーターのできあがり。

 

 

 

AM10:00

 

 R43を経由してR26を南下。風はやはり冷たいけれど、それでも2月の気温とは思えない。周りには私たちと同じようにマスツーリングしている団体さんもいた。皆、久々の陽気に誘い出されたのだろう。 あっと言う間に阪南市を抜けると右手には大阪湾が広がる。

 岬町に入り、もうすぐ県境と言うところでみーちゃんからのエマージェンシー。「スガちゃんが何か踏んでる!」 地雷?それとも犬のフン?などと思っていたらリアタイヤに釘らしきものが刺さっていたらしい。大急ぎでガソリンスタンドに入りタイヤをチェック。幸いFZは致命的な状態には至っておらず、簡単な処置で再出発することができた。

 

 R26から海沿いの県道65号線に入り、加太経由で和歌山市内を目指した。本来なら65号から7号粉河加太線に入らなければならないのだが、ここで幹事の副会長が道を間違えてしまい淡島神社に入ってしまった。

 「ついでやから休憩がてら見学でもして行くか?」とワカ様が言うが、「ここって怖い人形があるんやろ、オレ怖いから絶対行けへん」と変なところでビビリなみーちゃんがわめく。淡島神社は人形供養で有名な神社なのだ。(だが心霊スポットというわけではないのであしからず。)

 「ここって髪が伸びる人形とかも祀られてるらしいでぇ」と怖がらせるつもりで私が無線機越しに言うと「んじゃお参りしてこなっ!」とワカ様がはしゃぐ。 いえいえワカ様、髪が伸びるのであって「生える・増える」ではないですよ。育毛増毛にご利益があるならば、全国からハゲが集まってくるじゃないですか。そっちの方が怖いです!

 

 

 

AM11:30 

 

丸宮中華そば 道を改めて和歌山市内へと入った。和歌山城を横目に見ながらR42を南下。地方都市とは言え県庁所在地、ゲップが出るほど交通量が多い。

 かなり南下してもうそろそろ海南市に入ってしまうのじゃないかと思ったころ、紀三井寺公園のそばでいきなり停車。今日のランチ会場、ラーメン屋の「丸宮」に着いたのだ。店の裏に駐車場があり、安心してバイクを駐輪できるのが助かった。

 

 店内はちょうど昼時で混雑していた。店員さんも客もせわしなくて、なんとなく落ち着けない。まとめて11人が座るのは無理なので、空いた席から順にバラバラと座る。

 ここは和歌山ラーメンのなかでも「車庫系」とか呼ばれる派閥(?)の有名店らしいので、迷うことなく中華そば(550円)を注文。同席の副会長はこれにチャーハンもプラス。メニューを見ると唐揚げや炒め物などもあり、ラーメン屋というより普通の中華料理屋だった。 

 

 

 

中華そば550円

 出てきた中華そばは醤油ラーメン。和歌山ラーメンと言えば濁ったとんこつベースだと思っていたがこの澄んだ醤油スープのラーメンも結構存在するらしい。

 

 麺は私好みの中細でしっかりとコシがある。チャーシューも甘ったるくなくて食べやすい。そこそこ旨いラーメンだが、スープの塩辛さには参った。もう少し薄ければ一滴も余すことなく飲み干しただろうが、レンゲでちょっとすすっただけで降参してしまった。

 ベースの味が悪くないだけにちょっと残念。

 

 

PM1:00 

 

 お腹を満たした後は、いよいよデコポン目指して有田市に出発。気温がグングン上がって15℃近くになり、暖かいのを通り越してオーバーパンツが蒸し暑い。

 海沿いのR42は結構な交通量でダラダラトロトロしている。しかもラーメンでお腹いっぱい。眠くなるのが当たり前の状況になってしまった、まずい、勝手にまぶたが落ちてくる。 紀三井寺から有田までの20km足らずが死ぬほど辛かった。自動車教習所の学科講習を思い出す。

 

 夢とうつつの間を彷徨いながらR42に入り、有田川沿いの有田川温泉にてようやく休憩。誰も彼もメットを脱いだ顔がボケている。何人かは居眠り運転していたかもしれない。

 有田川の向こうには山並みがゆったりと伸びているが、その山のほとんどがみかん畑になっていた。その規模の大きさに驚いたが、削られまくった山肌がちょっと無残にも思えたりする。

 

 風邪をひいてはいけないので温泉はパス。代わりに売店に入り、柑橘類が売られていないか探してみた。しかし加工品ばかりで生の柑橘類は影も形もない。売り子さんに聞いてみると近所に柑橘類ばかり売っている「果物屋」さんがあるらしい。聞いた以上、善は急げ。塩辛いラーメンで乾いた喉がジューシーなみかんを欲しがっている。

 

 

 

PM1:30

 

 温泉から果物屋らしき店までは5分ほどの道程だった。しかしその店は果物屋ではなくただの地味な雑貨店。それでも店先にちょっとだけ温州みかんが置いてある。

 店主らしいおばちゃんが出てきたので「デコポンは置いてないですか?」尋ねてみた。しかし答えはNO。んじゃ伊予柑は?はっさくは?三宝柑は?ポンカンは?清見は?「どれもちょっと時期が遅いか早いねえ、デコポンは今月末くらいからやね。」 えええ〜、そんなあ〜。デコポンで乾いた喉を潤そうと耐えていたのに、このやりきれない気持ちをどうすればいいのか。 

 

有田みかん このまま引き下がるのも悔しいので店先の温州みかんを買おうとしたら、おばちゃんが「向こうに早生(わせ)みかんがあるよ」と隣の倉庫を指差した。中に入るとコンテナに小ぶりなみかんがぎっしり入っていた。これが最後の早生みかんらしい。(通常ならば年末で早生は終わる。しかし今シーズンは天候の影響で1月末まで残っていたらしい。) 

 遠慮会釈もなしに早速試食させてもらうと...うまい!薄皮が柔らかくて食べやすいし、香りも酸味も優しい、充分過ぎるほどジューシーで甘い。その甘味も嫌味にならず、飲み込んだ後にはさっぱりと口の中から消える。試食なのについついもう一つと手が伸びてしまう。

 おそらく木でしっかりと熟したみかんなのだろう。スーパーで買うのとは一味も二味も違う。ちなみに値段は2キロで250円。特別に安い訳ではないが、それでもいつも買うのに比べ3〜4割はお得。最後の1コンテナは私達がすべて買い占めてしまった。

 

 店の外では男子数人が「ワシらみかんごときに興味ないもんね」とばかりにシレっとした顔をしてタバコをふかしている。もったいないことだ。 

 ここでちょっとした実験を試みた。この男子の円陣にみかんを一つ投入。被験者達はやる気のない風情で皮を剥き、ボソボソと口に含む。1秒後、被験者の瞳孔鼻腔が開き顔つきが変わる。2秒後、「うまーっ!」と叫びだす。5秒後には「おばちゃん、オレも1袋ちょうだい」と小銭を用意する。

 面白いほどはっきりした実験結果が得られた。たかだかみかんとバカにしてはいけないのだ。江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門は温州みかんで財を成したし、わらしべ長者はみかんを出世アイテムの一つにしていたくらいだ。何だかよくわからないけど、とにかくみかんはすごいのだ。

 

 

 

PM2:00 

 

 トップケースにみかんを詰め込み、有田市を出発。R424を北上したが、道が狭く入り組んだ上に路面はデコボコ、しかも凍結防止用の塩化カルシウム剤が溶けて路面をしっとりと濡らしている。なんとなく滑りそうで気持ち悪い。

 

 散々迷いながらも無事紀ノ川を越え、お次は紀ノ川広域農道を使って橋本市へと向かった。信号も少なく、緩やかなアップダウンとカーブが楽しい。もちろん交通量も少ないのでチドリを踏みながらもハイペースで走れるのが気持ちよかった。ただ路面が少々荒れていて、気を抜いていると車体がバウンドするのが怖い。

 調子に乗って飛ばしていたみーちゃんは車体が跳ねた瞬間、シートの角で股間を打ち付けてしまい、身悶えしながら走っていたそうだ。次回からはお股にプロテクターでも貼り着けてくることだな。

 

 

 

PM5:00 

 

 橋本市からはR371を北上して和歌山県を脱出。この辺りになると、やはりいつも通りの大渋滞。延々と並ぶ車の列に疲れを感じてしまう。

 県境を越えたところで、先を走っていたはずのスガちゃん達がパン屋の駐車場で止まっていた。つられて駐車場に入ると、先陣は菓子パンにかぶりついている。考えてみたら今日はお昼のラーメンしか食べていないのでお腹が空いていたのだ。みかんもいくつか食べていたが、あれは別腹。みんな性根が卑しいのか、人が食べているものが旨そうに見えるらしい。我も我もと店に駆け込み、思わぬところでおやつとなった。 

 

 大阪府民組もいることだし、時間も場所も程よいと言うことで、パンとみかんをかじりながらとりあえず解散のご挨拶となった。しかしここからの道程はまだまだ遠い。距離的にたいしたことはなくても、渋滞がひどいのだ。行けども行けども車の列、ここは長細い駐車場か? 

 ようやく堺市に入り、堺泉北道路に乗った。この道路は地元の人から「100円道路」と呼ばれている有料道で、阪和道の堺から阪神高速湾岸線の助松までを東西につないでいる。距離は10kmにも満たないが、ややこしい街中を100円でパスできるのでお得感がある。

 

 助松からはそのまま湾岸線で自宅を目指す。高速道路に乗ってしまえば早いもの、夜風に凍える暇もなく自宅到着。当初の目的だったデコポンは手に入らなかったものの、それ以上に美味しい天然スイーツが手に入った、立春間近のツーリングでした。

 


 

★今月のお・み・や★

金山寺味噌

今まで知らなかったのだが、和歌山は醤油や味噌でも地味に有名らしい。

って事で自分のために「金山寺味噌」を一箱購入。

真夜中に一人で、これを舐めるようにつまみながら焼酎の湯割とかを

飲んでいると、しみじみと貧乏くさくて侘しくて妙においしかったりする。

 

そのまま食べるだけじゃ芸がないので、たまにはちょいとアレンジ。

〜焼き葱の金山寺あえ〜

焼きネギの味噌あえ

 

1.白ネギをぶった切って網焼きにする

2.金山寺味噌好きなだけに醤油と日本酒を

  ちょびっと加えて混ぜる

3.ネギと味噌をあえる

4.食う

 

どうですか奥さん、簡単に作れるでしょう。

この一鉢で酒呑みなご亭主もゴキゲンときたもんだぁ。(ちょっとみのもんた風)