ほりほり♪

平成15年6月7日  兵庫県新舞子

天候 嵐の前の曇り空
支出金額 5,000円(潮干狩り場入場料、ガソリン代、高速代、飲食費他)
走行距離 約200km(発着:尼崎)
参加者

副会長、ワカ様、ともち、ぽんた君、キタさん、イシダ君、管理人

チェック

ポイント

新舞子「大阪屋」 http://www.shinmaiko.com/

 

 

 


 

 

 本当だったら6月1日に定期ツーリングにかこつけて潮干狩り大会するはずだった私達。だのに1日は気の早い台風のお陰でボツ、せっかく買ったザルとくまでと網とクーラーボックスが泣いている。何よりも楽しみにしていた私自信が泣きたい気分。

 ええい、泣くくらいならリベンジすりゃええじゃないか。ってなことで7日にヒマ人だけ集まって臨時潮干狩り。♪渚へ行こう〜貝掘り行こお〜。 

 

 

 朝8時に出発して阪神高速をぴゃーっと走って第二神明をぴぃーっと抜けて加古川・姫路・太子バイパスをぴゅーっと降りて下道をタラタラ走ったら新舞子浜に到着。

 はっきり言って今回はツーリングではない。だからレポートも「潮干狩り虎の巻」なんである。ご了承くださいませ。

 

 


 

〜バイクでるんるん潮干狩り〜 

 

 

☆装備編☆ 

帽子 日射病・熱射病を防ぐためにも絶対被るべし。タオルを被ってその上から帽子を被るのも、潮干狩り場ならではのオシャレさん。 
首タオル 日焼けも熱射病も防げるので、カッコ悪いとか思わずに巻くべし。シャレたブランド物でなく、農協とかでもらう粗品タオルの方が雰囲気出ていい感じ。 
軍手 貝殻やくまでで手を切りやすいのでお忘れなく。ゴムの滑り止めがついている物を選ぶべし。バイク整備用にしている軍手は付着しているケミカル類で海水や貝を汚すからできれば使って欲しくない。 
半パン 絶対に下半身はズブ濡れになってしまうので、いっそのこと水着を着るべし。
日焼け止め 海では上空からの日光だけでなく、海面の照り返しもあるので全面こんがり塩焼きになってしまう。後で痛い目に合いたくなければしっかり塗るべし。 
ビーチサンダル 素足で歩き回ると貝殻などで怪我をしやすいのでちゃんと履くべし。上級者は「地下足袋」とか「ダイビングシューズ」を履いている。 
サングラス 絶対必要ではないけれど、眩しいのがつらい人は持つべし。できれば落下防止のためにストラップを付けて、また偏光グラスであると海面が見やすくてなお良し。

 

これがトラディショナルな素人潮干狩りファッションだ!

 

 

 

☆小道具編☆

くまで これは基本。先の丸いものの方が人にも貝にも安全。プラスティック製のオモチャは弱いのでお子ちゃま用に留めるべし。
ザル 特に必要なわけではないが、砂を洗い流したりするのに便利。小振りで目の粗い園芸用を用意すべし。プラスティック製のカゴもなかなか使える。
網袋 これは持っていたほうが無難。釣具屋で丈夫なものが売られているが、ミカンの入ったネットでも代用できるのでぜひ持っていくべし。 
クーラーボックス 収穫した貝を持って帰るには不可欠。できればハードのボックスにするべし。行きはビールや缶チューハイを入れて冷やしておくとなお楽し。発泡スチロール箱でも保冷効果が高いので結構使える。スチロールの場合は水を漏らさないよう目張りをするためにテープを一緒に持っている方が無難。
保冷材 帰る途中でアサリさん達が暑い思いをしてはかわいそう。100均ショップで売っている保冷材を2〜3個ほどクーラーボックスに入れておくべし。
防水ケースなど お金とかカメラとか、身に付けておきたいけど濡らすと困るものは水が浸入しない袋に入れて持ち歩くべし。 
替えの服 どんなに気をつけていても夢中になるうち、ズブ濡れになってしまう。びしょぬれシャツやパンツでバイクに乗りたくなくば替えのパンツくらいは用意すべし。 
バンソウコウ ん?貝殻で切り傷だ?そんなもんツバ付けときゃ治るって...とは言っても、足の指などを深く切ったりすると後のバイク運転に支障をきたす場合もある、ギアチェンジで傷に触って痛いとか手を切ってグローブ着けれないとか。数枚を財布にでも入れておくと良し。 

 

 これだけの量がバイクに乗るのかしらとお考えの皆様、大丈夫です、乗ります。だってキャンプ用品より少ないもの。

 リアにはクーラー積んで中に小道具入れて、あとはタンクバックのひとつでもあれば充分。複数台で行く場合は、ちょっと大き目のクーラーボックスを1台に積んで、クーラーボックス担当者の荷物を他の人が分担してあげれば、みんな仲良く幸せになれます。

 愛車がシングルシートの場合は...車か電車で行ったほうがいいですね。 

 

すとーは

嬉しがりの副会長はいたく麦わら帽子がお気に召されたようで

この格好のまま、行きも帰りもバイクを運転しました。しかも高速道路。

よい子のみんなはこんなアホなマネしちゃだめよ。首が絞まるからね。

 

 

 

☆準備〜訪問編☆ 

干潮の時間を調べる・・・

 潮干狩りはその名の通り潮が引かなきゃできないもの。満潮時でも捕れないことはないが、日時によっては1m近くの差があるので、効率よく捕りたいなら干潮時に狩るべし。

気象庁のHPとか、海の家に電話をすれば干潮時の時間を教えてもらえる。 

バイクは潮を避けて駐輪・・・

 波を被るような場所に駐輪するおバカさんはいないとおもうが...塩分は機械の天敵、できるだけ海辺から離れて駐輪すべし。しかし違法駐輪は迷惑はなはだしいので絶対に駐輪マナーは守るべし。

 できれば日影がいいが、贅沢な望みか? 

海の家を利用・・・

 まず潮干狩りをするとなったら、たいていは管理潮干狩り場に行くはず。管理されている場所に必ずあるのが「海の家」、利用(休憩)料で1000〜2000円ほど取られる。

 しかし着替えたり、ヘルメットや貴重品、タンクバック・クーラー等を預けるためにも惜しまず利用するべし。

 店先では潮干狩りグッズの販売やレンタルもされているので、積載荷を減らしたい人はレンタルが有効。替えのパンツなんかも売ってて便利。 

 

 

干潮直前の新舞子浜 午前10時、海の家にドヤドヤと乱入し、とりあえずビールで景気付けをして、ちゃっちゃと着替えて戦闘態勢を整えいざ出陣。

 ここでビーチサンダルを出しながらイシダ君が一言、「今朝ねえ、うちの長男が『お父さん、なんでバイク乗りに行くのにビーチサンダル持って行くん?もしかして海に行くん?』って聞いてきて、潮干狩りってバレるんじゃないかってヒヤヒヤした〜」

 さすがバイク乗りの息子、8才にして良くぞ見破った。よしよし、今年はテスト企画やったからな、来年はちゃんとたっくんも連れてってやるからな。

 

 海の家から出て浜を眺めると、バーゲン会場の如く家族連れ狩人たちが群れていた。来る時間がちょっと遅かったか、しかしこの日の干潮は11時30分。勝負はこれから。 

 

 

☆実践編☆ 

孤高の狼となれ・・・

 時間帯にもよるがはっきり言って団体さんに荒らされた場所は貝が絶滅に瀕しているんじゃないかと思うほど少ない。一匹狼になってちょっと離れたところで一人淋しく掘ってみるべし。少し深い所だと子連れ狩人が寄ってこないのでなお良し。 

貝殻を探せ・・・

 貝がいるところには貝殻あり。貝塚発掘の気分でくまなく浜をチェックするべし。カニやヤドカリの姿が見えるところも貝がいる可能性が高い。砂にポツポツ穴が空いているところもチェックポイント。 

浅いからアサリ?・・・

 アサリさんは浅いところに、対してハマグリさんは比較的深いところにいたりする。ハマグリさん狙いなら、ちょっと水の深いところを手探りでなく足探りで探してみるのも良い。

河口は穴場・・・

 近くに河口がある場合、必ず一度はチェックすべし。プランクトンが豊富なので横綱級にめぐり合えるかも。

潮流を読め・・・

 潮流の上から下に掘り進むと、自分が掻いた砂が流れて堆積してまたそれを掻いてと、意味のない砂掻きを繰り返す事になる。潮流の下から上に掘り進むといつも手元はクリアな海水、これ基本。 

1個見つけたらフィーバー開始・・・

 なんだか知らないけどアサリさんもハマグリさんも群れるのが好きらしい。1個ゲットしたら周囲50cmは丹念に探す事。 

 

  

 

 午前11時 群集のなかで自分の陣地を確保して掘ってみるが、案の定アサリもハマグリも姿は見えず。ええい、こんな事じゃ晩ご飯のアテが外れると、単独で沖の「瀬」に出てみた。

 しかしここも既に荒らされていたので、ぽんた君にくっついて河口周辺を探索。するといましたいました、アサリさんの団体が。完全に潮は引いていなかったが、水深15cmくらいの浅瀬を見つけ手探りで砂を掻き出し、1分2個平均のペースでジャラジャラ。フフフ、たのちい。よおしこれで酒蒸しの分は確保できたぞ。 

 

 

☆注意事項☆

キャッチ&リリース1・・・

 2cmにも満たない貝はこれからどんどん大きくなるルーキー達なので、まだ小さな貝は愛を込めて海へ戻してやるベし。2〜3年後大きく成長してから再会できるだろうからそれから捕ればいい。

 紫の上を愛でた光源氏のように、食べごろになってから食べましょう。 

くまでの扱いはジェントルに・・・

 便利なくまでは凶器ともなりえる両刃の剣。力任せにザクザク掘っていると貝をブチ割って、せっかく見つけても食べられない状態に破壊してしまう事もあり。多少力を加えながらもゆっくりと優しく砂を掻くべし。

お忘れ物はございませんか・・・

 すんません、あたくし軍手を浜に置き忘れてきました、すんませんすんません。でも軍手ならまだマシだがくまでを置き忘れた場合、通りかかりの人が踏んづけて大怪我する場合もある。

 できればくまでにはストラップをつけて手首に通し、置き去りにする事のないよう御注意を。

取り残されるな・・・

 沖の瀬で夢中になっていて気がつくと潮が満ちて離れ小島状態に...こんなことはザラにあること。泳いで帰れるならいいが、小柄でカナヅチな人とか子供はたいへん。定期的に水位を確認するべし。 

調子に乗ると筋肉痛・・・

 潮干狩りは楽しい、しかし結構な重労働でもある。調子に乗って3時間も4時間もぶっ続けで掘っていたら腕も足もパンパンに張って、バイクのハンドルを握れないほどになる。そしてその後3日は筋肉痛に悩まされる。

 安全運転のためにも適度に休憩を入れるべし。 

ゴミはゴミ箱に・・・

 あたりまえ。ゴミ箱が見当たらない時は持って帰るべし。誰よ、子供のオムツを海洋投棄したバカ親は!

キャッチ&リリース2・・・

 連続フィーバーがかかると、4〜5キロくらいはすぐに捕れる時もある。しかし貴方はそんな大量に食べられますか?

 持って帰って食べきれなくて結局捨てた、なんて事になったらアサリ様にもハマグリ様にも申し訳ない。余剰分は再会を約束してリリースしよう。 

おなかピィーーー!!!・・・

 初夏と言えど、まだまだ海水浴には早い。ズブ濡れの服のまま潮風に当たるとかなり体温が奪われる。結果、お腹を壊してしまったり風邪をひいたりするので、海から上がったら早く服を着替えて体温調整するように。 

 

 

 

 曲がった腰を伸ばしながら海の家に戻り、ちょっと早めのお昼ご飯。それぞれの前半戦の成果を発表したが、群集に混ざっていたメンバーはほとんど取れていない。イシダ君に至っては1時間以上がんばってアサリ5個、哀れだ。

 

アサリの酒蒸し お昼は海の家で適当に済ませた。くたびれた塩ラーメンがなぜだか旨い。アサリの酒蒸しや貝汁はかなり旨い。冷えた体に冷えたチューハイもまた旨い。 

←ぽんた君ご注文のアサリ酒蒸し、蒸し加減が絶妙!でもちょい高

 

 ぜんぜん取れないとグチるメンバーを引き連れ、後半戦開始。昼からはぽんた君と私がナワバリにしていた河口周辺に向かった。どうせ捕れないだろうと諦めていたみんな、10分後には態度を替えて「あった!捕れた!」と大騒ぎ。更に10分後、口数が少なくなってきた。捕れなくてつまらなくて黙り込んだ訳ではない、次から次へと取れるので夢中になっているのだ。

 特に、3×才にして潮干狩り初体験のイシダ君、4×才で初体験の副会長、両者とも目の色を変えて砂を掻いていた。フフフ、はまったねキミたち。 

ワカ様

夢中で漁をするワカ様 まるでトイレ後に砂を掻くネコ

 

 

 午後3時、未練を残しつつ後半戦終了。成果は一人1.5キロ平均、内訳はアサリが6割でハマグリが4割くらい。本当はもっともっともっと捕るはずだったが、贅沢はいけない。ありがたくクーラーボックスに入れて帰還した。 

 

 

☆お持ち帰り☆ 

貝には故郷の海水を・・・

 クーラーボックスで持ち帰る際、あまり長時間にならないのなら中に海水を入れてやるのが一番良い。水道水(淡水)は厳禁、また海水よりも濃い塩水も禁物、浸透圧で貝が死んでしまう。

 今回私達は、海の家で生簀用の濾過した海水を分けてもらえたので助かった。

 水温が上がりすぎないよう、保冷材を入れるのもお忘れなく。クーラーの底にザルなどを置いておくと、吐いた砂を再び吸い上げる事がないので早く砂抜きができる。帰宅に長時間かかる場合は、水の腐敗を防ぐため水を抜いておく方が良いかも。

貝とタンデム・・・

 水の入ったクーラーボックスは重い。ただ単に重い固形物ならまだバイクで運び易いが、水の場合は振り子のように暴れるのでかなり不安定。万が一にもクーラーが落ちないように、ゴムロープでしっかりと固定させる事。

 また、キャリアやフックを壊してしまわないよう、積載制限を確認するべし。重量オーバーの場合は中の海水を抜く。貝は半日くらいなら水がなくても冷やしていれば死にはしない。しかし砂抜きは期待できないが。 

御安全に・・・

 水遊びは疲れが後で来る。フラフラで眠たい状態での運転は、バイクでも車でも危険。適度に休憩を入れながら、いつも以上に慎重な運転を心がけるべし。 

シェルパ搭載

 我がシェルパ号に搭載したのは18Lのクーラーボックス(釣具屋のバーゲン品、1400円)。

 これに2/3ほどの海水と5キロほどのみんなの貝と、くまでやザルなどの小物を入れて帰った。

 

 見た目は大したことないが、やっぱりそれなりに重かった。速度を落とすと後ろでちゃぽん、急ブレーキかけると、じゃっぽん!

 

 

☆砂抜き☆

その1

 おうちに着いたらさっそくアサリやハマグリの下ごしらえ。 まず水道水を流しながら、貝殻に付着したヌメリや汚れをじゃばじゃば洗い流す。さっぱりしたら塩水に入っていただく。

その2

 塩水の濃度は水道水2リットルに対し食塩一つかみくらい。より的確にするなら塩分濃度3%がベストらしい。舐めてみて「飲むにはちょっとしょっぱすぎるよ」と思う程度にしょっぱく。 

 底の平らなザルに貝を重ならないよう並べ、塩水を張った容器にザルごと入れる。だいたい貝がひたひたに浸かるくらいに塩水の量を調整。形状は食器カゴが一番適していると思う。ザルを使わないと、吐いた砂をまた吸い上げてと同じ事の繰り返しになって何の意味もない。 

その3

 容器は暗くて涼しいところに置く。でも冷蔵庫では冷えすぎ。我が家では風呂場で一晩放置プレイしたが環境としては悪くなかったようだ。

 台所で置く場合、貝がぴっぴと水を吐き飛ばしてシンクや床がベタベタになってしまうので新聞紙を容器にかぶせておこう。ナイロン袋等で密閉は厳禁。

その4

 塩水は2〜3時間ごとに替えてあげる。砂だけでなくウンチみたいなもにょもにょしたのも吐き出すので、水が汚れやすいのだ。 早ければ4時間ぐらいで砂を吐ききってくれるようだが、やはり一晩は費やした方がいいかと思う。

 

 

☆おかたづけ☆

 海水のついた道具は全て水道水できれいに洗おう。でないと金属製品は錆るし、衣類は色落ちの原因になる。

 一番怖いのはクーラーボックス、洗わないと付着した海水中の大腸菌とかが増えまくり、そのままバーベキューの食材なんかを入れた日にゃみんな仲よく食中毒になってしまう。洗剤と真水で洗った後は塩素系漂白剤やアルコールなどで消毒して完全に乾かしてから片付けるのがベスト。

 忘れちゃならないのが愛車。潮風を受けまくった上にクーラーボックスや靴に着いた塩分が付着したりする。

 大々的に洗車するのはオーバーかも知れないが、さっと真水で洗い流してCRCくらいふってやってもバチは当たらない。

 

 

 

 さてここで問題。AとB、アサリさんとハマグリさんの違いがわかるでしょうか? 

 

 A       A B

 

 

 画像だけではわかりにくいかもしれないが、正解はAがハマグリでBがアサリ。

 普段料理しなかったり食べなれない人は、案外知らなかったりする両者の違い。本来ならハマグリの方が大きいが、おデブなアサリとミニなハマグリが並ぶと大きさだけでは判断できない。でも殻が明らかに違うので慣れるとすぐにわかるはず。 

見分け方 アサリ  ハマグリ 
  殻の手触り ザラザラ、サンドペーパーみたい ツルツル、多少の凸凹はあるが滑らか
 色・柄  地味な色合いながらも柄は派手 ほとんどが地味、お世辞にもキレイとは言いがたい
 貝殻の厚み やや薄め  やや厚め

 

 

 

 さてさて、いつもなら車や電車で赴く潮干狩り。ちょっと荷物を工夫すればバイクでも充分楽しめることがおわかりいただけたでしょうか?

 いつものツーリングに飽きたライダーさん、たまには童心に帰って、こんな遊びも楽しいもの。家で待つ家族にも喜ばれますよ。

 

 アタシもオイラも潮干狩りしてみたいってお方は...史上最強の潮干狩り超人を参考にさせていただきましょう。ムチャクチャ役立ちます。