
2000年8月6日 奈良県大台ケ原
| 天候 | 灼熱地獄ところにより雷雨 |
| 支出金額 | 3,000円(高速代、ガソリン代、食事代、飲料水代) |
| 走行距離 | 約300km(発着:尼崎市) |
| 参加者 |
会長、副会長、ワカ様、天1、カワノ君、ユミちゃん、みーちゃん、ぽんた君、タイセー君、カジ君(XR)、管理人 |
AM7:00
蝉がうるさいなか、阪神尼崎駅にて一次集合。早朝にもかかわらず気温はガンガン上昇中で、お日様が恨めしく思えるほどだった。
集合時間から10分経過後、ともちより「エンジンかからへ〜ん」との電話が入って、あえなく彼女は今回ノーエントリーとなった。続いて今回お試し参加のカジ君は「すんませーん、バイクのキーが見つかんなくて〜」との事でちょこっと遅刻。お出かけ前にエンジンかかんないとかキーがどっかいってしまうなんて縁起悪い?
待ちくたびれた短気な会長が2次集合場所に先発。残るメンバーはのんびりと7:30に出発した。
AM8:00
大阪市内を通過して2次集合場所・美原インターに到着。ここで大阪組のユミちゃん、ぽんた君(セカンドバイク・エストレヤにて参上。2台も持ってるなんて贅沢な)、タイセー君と合流。先に到着しているはずの会長の姿はなかった。携帯で連絡してみると、会長はぜんぜん別の場所。仕方がないので富田林での合流を約束して再出発。
なんでウチは毎回々々、はぐれる人がいるのか。
この頃からシャレにならないほど気温が上昇しだした。直射日光とアスファルトの照り返しとエンジン熱が三重苦になって、むせ返るようだった。フルフェイスメットの中の湿度は100%を越えていただろう。一応、日焼け止めを顔に塗っていたが、大量の汗のために流れ落ちていた。帰ってから、メットのクリーニングをしないと...
AM9:30
中途半端に混んだR309を南下。会長とは富田林市内にて無事合流。全員そろって汗だくになりながら道の駅・ちはやあかさかに到着。ヒップバックに入れていたペットボトルのお茶はガチガチに凍らせていたはずなのに、この時点でぬる燗になってしまってた。
自販機で冷たいジュースを買い込むと、隣でタイセー君が、自分のリュックの中から2リットルサイズのペットボトルを引っ張り出してきた。しかもアクエリアスのボトルになぜか麦茶が入ってる。生活の知恵か、経済的でよろしいよろしい。
冷たい飲み物でそれぞれに一息ついて、再出発。ほんの少しの休憩の間だったのに、シートやグリップは既にフライパン状態になっていた。マジで目玉焼きぐらいだったら作れたかも。
AM10:30
千早赤阪を出て葛城山脈を通過。日差しはやたらとキツかったが、さすがにこの辺りまでくると気温が少し低くなる。やっと風を楽しみながら走れると思った葛城山脈の下り坂、徐々に交通量が増えだした。それでも少しの間は流れていたのだけど、大淀町に入ったころからシャレにならない大渋滞。交差点を一つ越えるのにいくつの赤信号を耐えたことか...
口を開けば「暑い!」の台詞しか出てこない状態。この居並んだ車はほとんどが大阪なんかの他府県ナンバー。きっと皆、吉野川辺りにキャンプでもしに行くのだろう。
「日曜やからってうじゃうじゃ出て来んなー」と言いたかったが、よくよく考えりゃ私達もその一員。他人に対して文句ばかり言ってられない。でも文句しか出てこない灼熱渋滞地獄だった。
AM11:00
R169を吉野川に沿って東へ。いけないとは思いつつ、すり抜けをしまくって吉野町を通過。五社トンネルを抜けるころには、ようやく道がスムーズに流れ出した。ふと回りに目をやると、やたらとバイクが増えてきている。中には革ツナギをきっちり着込んだライダーもいた。暑くないのだろうか。あれじゃあまるでサウナスーツだ。
待ちに待った休憩ポイント、道の駅・川上に到着。とりあえず自販機に直行して冷えたお茶とソフトクリームを購入。皆、暑さでバテかけている中、会長だけが一人でテンションを上げていた。なぜ、おっちゃんと言う人種はあんなにも暑さに強いのだろうか。
熱く焼けたシートに憎しみを感じつつ道の駅を出発。ここからは川沿いの緩やかなワインディングロードが続く。途中、不運にも遭遇してしまったパトカーをやり過ごしながら、のんびり快適に走行。
しばらくすると、伯母峰峠に入った。この峠に入った途端、気温が一気に10度は下がったようだった。まるで冷蔵庫を開けたように、冷たい空気の壁に包まれた。体中の汗が引くのと同時に、オーバーヒートしかけてたエンジンも少し落ち着いてくれたようだ。
他のメンバーも涼しい風に気を取り直したのか、思い思いにペースを上げていった。
PM12:00
眺めのいい木台ケ原ドライブウェイを通過。楽しく走れる道だったが、所々アスファルトに大穴が開いてたり、砂利だらけの個所があったのが困りものだった。澄んだ空と金剛山に目を奪われがちになっていただけに結構危なかったかも。
山道で十分に涼んで、大台ケ原に到着。バイクから降りてもまだ涼しい。さっきまでの灼熱渋滞地獄がウソのようだった。
駐車場横の食堂で皆そろってのランチ。大和名物・柿の葉寿司と笹の葉寿司が結構美味しかった。まあ、あの清涼な空気の中で食べるのだったら何でも美味しく思えるだろう。
PM12:30
食事に満足した後は、本日のメインイベント・大蛇ー(だいじゃくら)までのハイキング。「片道で1時間くらいのコースやで」とのワカ様のお言葉に、ちょっと不安を覚えたが、一人取り残されるのもイヤだったのでとりあえずついていくことにした。
ハイキングコースはきれいな森の中だった。所々に信じられないほど澄んだ小川があったり、野生の鹿がのんびりと草を食んでいたりした。山と言えば六甲と生駒ぐらいしか知らない私にとって、見るもの全てが珍しかった。
徐々にキツくなってくるコースをぜいぜい言いながら、大蛇ーに到着。狭い道を潜り抜け、ひょいと大きな岩の上に上って見るとそこは落差800メートルの断崖絶壁、そしてその向こうに広がる大台ケ原山。久々に「大自然」の雄大さを目の当りにした。
断崖絶壁から景色を眺めながらの皆の会話...
管理人:「みーちゃん、ここから崖に向ってでんぐり返ししたら1万円あげるわ」
みーちゃん:「マジ? 何回転ぐらいしたらええの?」
管理人:「とりあえず5回転。でも落ちたら責任持たんで」
みーちゃん:「んー,1万円...」(しばしマジで考える。この岩場は落差800mの崖に向って軽く傾斜がついてるので、勢いつけて転がってくと確実に墜落死できる状態。)
ぽんた君:「(タイセー君に)お前、ケツから糸出してここから下まで降りていってみい」
タイセー君:「何でやねん、アホかー!んな事できるかー」
ぽんた君:「人間、やろう思たらなんでもできるもんや!」
その他にも、大蛇ーを「バイアグラ」と変読して喜んでいる連中がいたり、岩と見るとサルの如く飛びつく連中がいたり、すれ違う善良な登山者に大声で「ちぃ〜っす」なんて体育会系の傍迷惑なご挨拶をしたり...
人間とは大自然を目の当りにすると、しょーもない言動をとってしまう悲しい性なのか。それとも暑さで神経が茹で上がっていたのだろうか。
PM3:00
絶景を満喫して、駐車場への復路についた。もうこの時点で私の足腰はへろへろふらふらになっていた。カワノ君達最年少組や天1、副会長なんかは先にひょいひょいと進んでいく。こんなところで年齢差・体力差が顕著になるとは思ってもみなかった。
コースを戻る事約30分、途中の小川で、体力のないおっちゃん軍と女性組が水遊びがてらに休憩。水は痛いほどに冷え切っていた。京阪神の上水道(元はあの淀川)よりこの小川の方が水質いいかも。
さらに歩きつづけてやっとこさ駐輪場に到着。コースの案内図を見てみると、今回私たちが歩いたコースは往復でちょうど7キロだった。7キロ...私が一週間かけて歩く距離やない。しんどいはずや。
PM4:00
涼しい大台ケ原に未練を残しつつ、下界へ下り始めた。伯母峰を通過した辺りから、モワっとした熱気に包まれる。クソ暑い!できれば1週間くらい大台ケ原でバカンスを楽しんでいたかった。
吉野の山々を眺めていると、進行方向から雷雲が現れだした。とうとう道の駅・川上の直前で渋滞との再会、そしてありがたくない雷雨に見舞われた。雨に濡れるのは仕方ないとしても、間近で光る雷はかなり怖かった。
川上からのR169は思い出したくないほどの大渋滞。道幅が狭いのですり抜けも思うままに行けない。たった20キロを進むのに2時間かかった。私やカジ君の空冷組はオーバーヒートしてヤバくなるし、バイク以前に皆の根気と体力がレッドゾーンに入っていた。
PM8:00
R309からはすり抜け・追い越しの嵐。ちょっと無茶し過ぎだったのが反省。
完全に日が沈んだ中、道の駅・ちはやあかさかに到着。着いた時にはここで夏祭りが行なわれていた。全員くたくたでアスファルトの上にひっくり返る中、BGMに河内音頭が延々と鳴り響いていた。♪えんやこ〜らせぇ〜どっこ〜いせ〜 さぁ〜の〜よいやぁさ〜っさ〜
今回は大阪府民が3人いたので、ここで解散。涼やかで澄んだ大台ケ原に思いを馳せつつ、各自熱帯夜の中を帰路についた。あー暑かった。