集合写真

 
2000年4月2日  奈良県天川村


 
天候 はっきりしない曇り空
支出金額 4,500円(ガソリン代、入浴料、昼食代、間食代、柿の葉寿司代)
走行距離 250km(発着:尼崎)
参加者 会長、副会長、ワカ様、カワバタ君、天1、ともち、管理人 ゲスト:ファルコン美和

 

AM7:30

 薄曇りと言うよりは花曇りと言ったほうがいいようなお天気。今月は、晴れて40才代に片足を突っ込んでしまったワカ様が幹事。

 眠い目をこすりつつ阪神尼崎駅に集合。今回はイタリアから一時帰国していた管理人の友人・ファルコン美和がタンデムシートにて参加。約一年ぶりの再会を曇り空の下で果たした。会長のSKYWAVEにファルコンを積んでAM8:00に尼崎を出発。

 

 R43を南下して天王寺を通過し、R25からR479そしてR309へ。いつもはたいてい渋滞しているのに、この日はかなり空いていた。

 700kmめにしてようやく慣れてきたSHERPAが気持ち良く走ってくれる。少々の上り坂ならゴネずに登ってくれるようになったし、何よりもメンバーについていけるようになった。

 

 先行のSKYWAVEを見ると、会長とファルコンがきゃいきゃいと騒いでいた。シートのいいスクーターなだけあってタンデムでもずいぶんと楽なんだろう。余裕しゃくしゃくで走っていた。

 

 

AM9:30

菜の花畑 千早赤阪に差し掛かった頃から、乱れ咲く花の歓迎を受けた。

 白梅に紅梅、早咲きの桜に名残の山茶花。畑は菜の花に埋め尽くされ、民家の生垣を望むとエニシダの真黄色にユキヤナギの純白。路肩に視線を落とせばカラフルなパンジーの群れに満開のスズランエリカの木。沈丁花の強い香りは排ガスの臭いすら掻き消し、ヨモギの新緑は少しだけ目を休ませてくれた。

 こんなに賑やかな春の光景は珍しいかも知れない。(梅と桃、桜が一時に見れるなんてねえ...)まるで「赤毛のアン」の世界に迷い込んだようだった。

 

 満開の花に囲まれながら、道の駅「千早赤阪」に到着。缶コーヒーを飲みながら休憩していると誰からともなく「腹減ったー」の声があがり出した。今思えば、この頃からみんなの食欲がアイドリングを始めていたようだ。

 

 

AM10:00

 おやつのキャンディを口にしながら葛城山脈へ。ここまで来ると国道が国道と言えない状態になってくる。のんびりと走る市バスのお尻についていると、みんなのストレスが溜まりだしたようだった。会長や副会長、天1が見通しのいいストレートに入った途端に追い越しをかけまくる。私もついていこうとしたけれど、到底無理だった。

 会長! リアに人を乗っけてる時はあんましやんちゃな事せんといてー! 後ろで見てたらヒヤヒヤするやん。(それにしてもあのSKYWAVEは恐ろしくパワーがあるな... タンデムで140km/hを軽く出すんだから。)

 

道の駅黒滝のこんにゃく煮つけ

 それぞれに峠を楽しみながら、道の駅吉野路黒滝に到着。ここからみんなの暴食が始まった。駐車場端の屋台に乱入し、田舎こんにゃくの煮物(一串100円。かなりでっかい)、おでん(4品で300円。コンビニより安いぞ)、めはり寿司(お漬物の青菜で包んだおにぎり)、お土産用のお漬物なんかを次々に購入。

 それにしてもよく食べた。昼食前にこんなに食べてどーすんの、と言うぐらい食べ漁った。最初はみんな「お昼前だし、ちょっと軽くね」なんて言ってたくせに。

 

 それにしてもここのこんにゃく、すんごく美味しかったー。お出汁のなかに唐辛子が入ってあるらしく、少しピリッとした味が後をひいた。(家でも真似て作ってみました。レシピは文末参照。)

 
 
 

 

AM11:30

 八分目のお腹のまま、黒滝から出発。何人ものライダーとすれ違いながら笠木峠を越え、30分弱で天川村に到着。

 ここでのお目当ては「名水豆腐・丸亀商店」のお豆腐。ここのお豆腐、ちょっと割高だけどそこいらのに比べてひと味違う! 大豆の味が濃くて甘味があって、薬味なしでも十分に食べられるお豆腐です。(この店、バイクボーイ5月号で紹介されてます。近隣に駐車場がないので、路肩に駐車駐輪するときは通行の妨げにならないようにしてあげて下さい。)

 

 会長とワカ様が木綿豆腐を三丁ずつ購入(発泡スチロールの箱も売ってるよ)。これがバイクじゃなくてクルマだったら「頭文字D」みたいやなあ、と思ってしまった。さて、お豆腐を崩さずに峠越えできるか!?

 

 

PM12:00

みずはの湯 弁財天やミタライ渓谷には目もくれず、「天川薬湯センター・みずはの湯」へ向った。道沿いの天ノ川では渓流釣りの人たちが何人もいたが、まだ水が冷たいのかあまり釣れていないようだった。

 

 カーブをいくつも越えるうち、どんどん道が悪くなってきた。道幅が狭まり、崖崩れでもあったのかあちこちに砂利が散らばっていた。影になったところには汚れた雪まで残っていた。

 この辺りから副会長が行方不明になった。と、言っても崖下に落ちたわけではなく、溜まりまくったストレスを発散するために一人でかっ飛んでいたようだ。まあ仕方ないか、今回はツーリングというよりお買物ツアーみたいになってたし。

 

 渓流を眺めつつ、みずはの湯に到着。出来て間もない施設らしく、とてもきれいなお風呂だった。

 天然温泉ではないけれど、真新しい檜風呂は良い香りがしたし、ハーブをふんだんに使った露天風呂からは天ノ川の清流が眺められていい気分だった。(入浴料大人510円也)

 

天川名水豆腐定食980円

 ゆっくりお湯につかるとお腹も減る、ってなわけでランチはここの食堂で済ませることになった。

 各自、風呂上りのビールやお茶で喉を潤し、ついでにお土産を買いあさり(カワバタ家の夕食にはこんにゃくが登場したはずだ)、お豆腐だの猪鍋だの柿の葉寿司だのを注文し、食べまくる事1時間半。

 のんびりし過ぎたのか、出発する頃には自分でバイクを運転するのがだるくなってしまった。

 

 ファルコンをSKYWAVEからBMWに積み替え、五条市に向って出発。

 他のメンバーものんびりモードに入ったのか、思いがけない寒さのためか、あんまりテンションが上がっていないようだった。まあ、ウチは中途半端に平均年齢高いからねえ。

 

 
 

 

PM2:30

BMW R1100RT 大塔橋を渡ってR168へ。ようやく走り出したと思った5分後、道の駅吉野路大塔にて停車。またもや会長は土産物屋に消えていった。

 お土産の購入に励む会長の姿を見て、あっけに取られたカワバタ君が一言、「会長、海外旅行とか行ったらとんでもない買物するんやろなあ。」

 確かに。あの購入意欲は並の女性以上だな。

 

 会長を待つこと10分、ぼーっとしてると大型バイクのチームがやって来た。ビックバイクが次々と目の前でカッコよく止まってくれる。お揃いの革ジャンがよく似合ってるし、並んだビックバイク達もこれまたカッコいい。

 

 それに比べウチは... 大型の外車もいればオフロードもスクーターもいる、メーカーもバラバラだし服装・年齢もバラバラ。排気量をみても上は1100ccから下は150ccまで。バイク歴も玄人はだしの副会長達からまだまだ素人の私やともちまで。

 ここまでバラバラだと逆にすごいと思う。まとまり無いのもひっくり返してみればレパートリーの豊富さだ。考えてみればこんな個性的なクラブは珍しいのかもしれない。

 

 

PM3:30

押し寿司セット780円 R168を北上、やっとこさテンションが上がってきたのに徐々に渋滞が始まっていた。それぞれ好き勝手にすり抜けして、五条手前の「柿の葉寿司・たなか」にて集合。

 会長につられて全員が柿の葉寿司をテイクアウトし、挙句の果てには店内で押し寿司のおやつにありついた。

 

 まだ食うか?と言われそうだが、美味しいものが目の前にあれば食べれるだけ食べる、それがウチの決まり事。旅行の醍醐味はここにある!

 

 

 

 

PM4:00

 五条市にてガスチャージを済ませてR310へ入った。

 

 忘れもしない1年前、私はここでずるずるべっしゃんとコケてしまい、先代・GPXを傷物にしてしまった。それ以前にも他のメンバーがここで転倒している。etceteraにとって因縁のR310、私にとっては1年振りのリベンジだった。

 

 会長にリードしてもらいながら管理人転倒コーナーを通過。親切な会長は「ここやここや〜、お前がこけたとこ、ここや〜!」とばかりにスピードを落として嬉しそうに右手を指してくれた。他のメンバーもわざわざスピードダウンして「ここ〜、懐かし〜!」とチェックしてくれたようだ。

 ...ふんっ、いつまでも人の不幸をネタにしよってからに。去年に比べてライテクも多少はついてるんやぞ。くそっ。

 

 緊張しながらも、無事峠を越えて河内長野市を通過。R309へ入ったが、大渋滞に巻き込まれ、みんなバラバラになってしまった。途中で停車し、最後のワカヤマ&オカモトペアを待ちながら、「まさかR310のジンクスが...二人とも無事やろか。」と不安になった。

 30分後、二人が到着。話を聞くとやっぱり無事ではなかった。と言っても転倒とかではない。大事故に遭ったのはともちの柿の葉寿司だった。

 

 ともちが峠をがんばって下る最中、インパルスのタンデムシートに縛り付けてあったお寿司の箱がずりっと落馬したとのこと。それを後続のクルマに乗ってた人がわざわざ拾って、届けてくれたらしい。(どなたかは存じませんがご親切にありがとうございました。)

 彼女の寿司は箱の中で悲惨な状況になっていたそうだ。きっと、ちらし寿司にでもバケたのだろう。

 

 まあ、R310の因縁を柿の葉寿司が受けてくれたのだと思うしかない。事故でないだけまだましだった。それにしてもこの峠とは相性が悪いようだ。またクラブ内でのしょーもない伝説が生まれてしまった。

 

 

PM7:00

 渋滞に嫌気がさしまくった短気な会長、「え〜い、後は好き勝手に走るぞ。とりあえず阪神尼崎で集合して解散!」と宣言。各自、会長の命令通り好き勝手に大阪市内を抜けて阪神尼崎に向った。

 途中ではずいぶんと無理なすり抜けをしてしまったかもしれない、世間の皆様ごめんなさい。すり抜けbPはカワバタ君、ミラーを倒してまで渋滞を抜けたようだ。以外におとなしかったのが天1、よっぽど食べ疲れたのだろう。副会長は後ろに積んでたファルコンが居眠りしていたため、大人しくならざるを得なかったようだ。

 

 なんだかんだで全員(柿の葉寿司以外)無事に尼崎に到着。

 今回は走るついでに食べる、ではなく食べるために走る、ってなツーリングになってしまった。走行距離数よか摂取カロリー数のほうが気になる春の大和路。お陰で体脂肪率がアップしたぞ、ブラのアンダーとガードルがめっちゃキツいぞー。メットもキツいぞー。

 


 「こんにゃくの煮付け・道の駅黒滝風」の作り方。

 

材料(4人分)

  ・こんにゃく(手作り風のキメの荒いやつ、これが重要)  300〜400g

  ・鷹の爪(←これも重要!)  大きいの1本

  ・合わせ出汁(かつお2:昆布1ぐらいの)  3〜4カップ

  ・薄口しょうゆ、味醂  適量(大さじ半分程度)

 

 

 おだしに鷹の爪、しょうゆ、みりんを入れて味を少し薄めに味をととのえます(だいたい関西風のうどんだしくらい)。好みによっては味醂の代わりに蜂蜜をほんのちょびっとだけ加えてもいいかも、味にコクが出ます。

 鷹の爪がなければ一味唐辛子を少量加えます。七味唐辛子は辛味が弱いし加熱すると香りが逃げるので使わない方がベター。

 

 煮立ったお出汁の中に湯通ししたこんにゃく(2cm弱の厚さに切っておく)を入れて、中火から弱火で煮込みます。

 このこんにゃく、一口サイズに切ったりしないほうがいいですね。でっかいのにかぶりつく豪快さも味のうち。んで、普通の黒いこんにゃくしか手に入らない場合は、必ず隠し包丁を入れてから煮込みましょう。(目の細かいこんにゃくは味が染み込まないの)

 

 時々、出汁の味見をして、濃いと感じたら薄めの鰹だしを加え、薄いと感じたらさらに煮詰めます。鷹の爪も適当なとこで引き上げます。2時間ぐらいで出汁は染み込むけど、しっかりとした味付けにしたい場合は、冷ましてから冷蔵庫に入れて一晩寝かせます。

 

 好みの味加減に仕上がったら竹串に刺して、冷やの日本酒片手に景気良く丸かじりしましょう。できれば家のダイニングとかでなく、屋外に出て空を仰いで食べる方が気分が出るかも。ご近所からじろじろ見られる危険性がありますが (^_^;)。

 

 追記:鷹の爪の代わりに、生姜を入れても美味しいよ。