=第31回卒業生の皆さんへ(2008年3月)=
 ご卒業おめでとうございます。
 今,皆さんの手元には,3年間の集大成たる「卒業証書」があります。この中には,松丘高校で経験した楽しいことや悲しいこと,汗や涙がたくさん詰まっていることでしょう。
 この3年間で,校訓「協和・至誠・創造」や「夢は力なり」の精神は十分に身に付いたはずです。これからも,この精神を保持し,一歩一歩進んでいって欲しいと思います。
 ところで,皆さんは「松高最後の卒業生」と言われ,辛い思いをしてきたかも知れません。しかし,これは松丘高校が特別な環境に置かれたからであり,誰もが体験できる類のものでないことは,言うまでもありません。つまり,極めて貴重な体験だったのです。
 物事は一面的に捉えるべきではありません。マイナスの見方もできれば,プラスの見方もできるのです。重要なのは,それを,自分や社会のために,いかに生かしていくか,なのです。ぜひとも,この松丘高校での経験をプラスに生かしていって欲しいと思います。
 なお,このことは,1年の「情報A」で全員に学んでいただいたはずです。これからも,夢のある素晴らしい社会の実現のために,あなた自身を積極的に生かしていってください。
 さて,私は松丘高校在職時に,キャリア教育を推進し,その一環として「学力×人柄×意欲=人間力」を紹介してきました。企業からも,上級学校からも松高生の評判が高いのは,松高生の「人間力」が評価されているからです。もしかしたら,学力では若干劣るかも知れません。しかし,それ以上に高い意欲を持ち,人なつこい人柄である松高生は,これからも社会に不可欠な存在です。
 皆さんのさらなる活躍をご期待申し上げます。