=卒業文集(2004年3月)=
 
キャリア・アップ
 
 高校生の就職問題は深刻である。まず,就職先がない。就職しても,すぐに辞めてしまうという現実。その原因を考えると辛くなるばかりなので,前向きな話をしよう。
 それは,キャリア・アップという考えである。就職できなくても,転職するのも構わない,という考えだ。正確に言えば,<結果>として離職・転職が伴うものであって,これを<目的>とするわけではない。
 では,あらためてキャリア・アップとは何か。それは,<生涯を通して自分の能力を高める>ということである。今や高卒は当たり前。大卒も一般的になりつつある。しかも,昔と違って通信教育等が充実しているので,やろうと思えば何歳になっても,働きながらでも比較的容易に学ぶ機会はある。
 大卒のように四年間以上もの長い時間をかける資格だけではない。短期で取得できる資格や検定試験も多数存在する。企業によっては,仕事遂行のために取得を義務づけているところもあるが,自ら積極的に取得したいものである。
 さて,いろいろな資格を取得しながら自分の人生を見直したとき,今の仕事にギャップを感じるかもしれない。そんな時,自己実現のために離職・転職するのに遠慮はいらない。いわゆるフリーターも,このキャリア・アップのためであれば離職・転職が容易であり,必ずしも否定すべきものではない。
 人生は長い。これからが<あなたの人生>である。キャリア・アップで素晴らしい人生を送って欲しい。