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 【珍獣の食卓】第80回 スプラウトその2 2002年11月29日発行

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 珍獣の食卓も今回で 80回目です。号外が何号かあるので実際にはもうちょ
っと出てるかもしれません。本当になんの準備もなく思いつきではじめた企
画で、よく80回もつづけたものだと自分であきれかえる今日この頃です。こ
れもひとえに読者のみなさまのおかげといえましょう。かなり投げやりに続
けてきたのに、よく付いてきてくださいました。どうもありがとう!

 なんてことを書いたからといって、今回で最終回ではありません。とりあ
えず 100回までは続けようかと思ってます。できれば 100回でいちど区切り
をつけて、これまで蓄積したものを使って何か新しいことができないものか
と思うんです。
 たとえばの話ですが、いっそのこと本にまとめるというのはどうでしょう
ね。異様にテンションが高かったり低かったりする文章を微妙に軌道修正し
て、資料価値を微妙に高めるために索引なんかもつけちゃったりすると面白
いんじゃないかしら。
 メルマガは今までどおり「キーッ」とか「うぎゅ〜」とか言いながら続け、
ネタがたまってきたところで本にまとめるのです。まあ、やるとしても、こ
んなネタをどこに売り込みに行けばいいのか見当もつかないので、同人誌み
たいなものになってしまうでしょうけど。

 なんてことを書いてるうちに、自分でもだんだんその気になってきて、こ
れは面白いのではないかと危うく決心しかけたのですが、この計画には大き
な穴があるのでした。初期の頃は画素の少ない昔のデジカメを使っていたの
で、印刷にたえるような写真が残っていないのでございます!
 ああ、人生には落とし穴の多いことよ。やっぱりこのままズルズルと続け
るしかないのか、とほほ。

 それはともかく、蕎麦のスプラウトを手に入れました。写真をどうぞ。

◎蕎麦のスプラウト
http://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/0079-80/sprout04.htm
 味にはたいして特徴はないので、どうにでも食べられます。白菜キムチ
と混ぜてサラダにしたり、味付け海苔でまいて食べたりしました。

 ついでなので、昔から身近にあるスプラウトも紹介します。

◎豆苗(トウミョウ)
http://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/0079-80/sprout05.htm
 エンドウ豆(グリンピース)を発芽させたものです。根を取りのぞい
て芽の先だけにしたものをよく見かけます。
 

◎緑豆モヤシと大豆モヤシ
http://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/0079-80/sprout06.htm
 スプラウトと言ったら忘れちゃいけないのがモヤシ。モヤシは漢字で
書くと「萌やし」なので、蕎麦の芽もエンドウ豆の芽も、みんなモヤシ
なのですが、一般にモヤシと呼ばれているものは緑豆を発芽させたもの
です。緑豆っていうのは春雨の材料になる豆です。
 大豆モヤシは読んでそのまま大豆を発芽させたものです。緑豆モヤシ
より茎が細くて、頭に豆がくっついてます。
 

◎アルファルファ
http://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/0079-80/sprout07.htm
 かなり昔からあるはずなんですが、最近みかけなくなりました。ムラ
サキウマゴヤシというマメ科の植物の芽で、大豆や緑豆のモヤシに似た
香りがします。とても細くて小さな芽なので、キャベツの千切りのかわ
りにトンカツに添えると美味しいです。生で食べられます。

 珍獣は、捨て鉢な気分になったときに何かひとつのものを食べ続けて
しまうんです。いや、食べなきゃいられないようなものじゃないので、
依存症とかそういうのとも違うような気がするのですが、「がぶ飲みし
たいときぃ〜」があるように、「暴食したいときぃ〜」があるわけなの
ですよ。
 ある時アルファルファにとりつかれ毎日そればかり食べていたことが
あります。決まってマヨネーズかキムチの素であえてました。半分は妬
け食いなので味はどうでもいいはずなのに、これがわりと美味しくて、
朝昼晩、ご飯よりもアルファルファが多いくらいの勢いで食べまくって
いたのです。
 その頃ちょうどアルファルファが普及しはじめて、安くどこででも手
に入るようになってきてました。値段のわりにボリュームもあるし、野
菜だからヘルシーだし、妬け食いにはちょうどいい野菜だったんです。

 ところがある日、近所の店から一斉にアルファルファが消えました。
O-157 という食中毒で死人が出て、その感染源のひとつとして、貝割れ
大根があげられたからです。
 貝割れとアルファルファじゃだいぶ違うだろうと誰でも思うことです。
だいたい、貝割れだって、日本中にいくつも業者がいるだろうから、す
べての貝割れが危険なわけじゃんって思うわけですが、貝割れ大根とそ
れに似たものがアッという間にお店から消えてしまったのです。まった
くのとばっちりですが、アルファルファも同時に消えたんです。

 それでも、本当に危険だったのなら仕方ないのですが、貝割れ大根が
O-157 の感染源だというのはまったくの間違いだとわかったのです。も
ともと「感染源のひとつである可能性がある」という話だったような気
もするのですが、少しでも危険があるならと厚生省が先走って発表した
のが裏目に出てしまったらしいのです。
 時の厚生大臣が丼いっぱいの貝割れ大根を食べるパフォーマンスをし
て名誉回復をはかりましたが、その後もファミレス等では「当店では貝
割れ大根は使用していません」などとメニューに表記されつづけました。

 時が流れて、貝割れ大根はお店にもどってきましたが、アルファルフ
ァは今でもほとんど見かけません。上の URL にある写真は、家からか
なり離れたスーパーでやっとみつけたものです。

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