

雙葉学園の創立100周年記念事業の一環としてホールの改修工事が実施されました。
これまで、穴開き吸音板による全面吸音で無反響だったホールを、音響設計を実施し子どもの合唱に最適な残響時間をもったホールへ改修しています。反射の壁材は木質系の材料へ変更し、床は教会の床を参考にフロアタイルで3色貼りをしています。

ステージの奥行きが狭く前列にボーダーライトが当たらなかった問題点に対して、ホール側にシーリングライトとスポットライトを設置することで解決しています。また竣工時のままであった舞台機構の駆動部を更新し、ステージ内の安全を確保しています。

ステージ後壁には美術バトンでバック幕をつるすのが一般的ですが、いくつもの劇を同日に講演するということから、重量カーテンレールを3列設置してバック幕をカーテンを引くように転換できるように計画しました。大変好評をいただきました。

既存ホールの残響時間を測定後、目標残響時間を設定し、内装の仕様を決定しています。反射の材料は木質系の材料を中心に選定しています。ステージ後壁は反射壁のマグネット対応で演劇の場面転換にも利用可能となっています。

ホールのインテリアに合わせて、オリジナルの演台を計画しました。桜材を2色使いしたベースに、学校の花であるマーガレットを添えています。

放送設備も更新し、リモートカメラで撮影した舞台をHDDに長時間録画可能となりました。同時に校内放送にデジタル配信をしどこの教室からでも舞台の様子を見ることが可能となりました。
| DATA | ||
| 計画地 | : | 東京都千代田区 |
| 用 途 | : | 学校 |
| 統括・意匠 | : | 川崎修一+竹下久子: 川崎建築計画事務所 |
| 音響設計 | : | F&A音響設計:坂本史江 |
| 施 工 | : | 清水建設 |
| 工 期 | : | 2011.07~09 |