第3戦隊によるガダルカナル島ヘンダーソン飛行場砲撃

1942年10月13日〜14日

内              容
13 0300 挺身攻撃隊指揮官は魔下部隊の編制・作戦に関し次のとおり下命した。
一 二水戦(第十五駆逐隊、第二十四駆逐隊欠)ヲ警戒隊(指揮官二水戦司令官)トシ爾余ノ部隊ヲ本隊トス
二 警戒隊ハ指揮官所定ニ依リ本隊予定航路上一〇粁乃至一五粁ヲ警戒続行シ第三戦隊ノ射撃中概ネ其ノ北方乃至東方ニ在リテ機宜警戒ニ任ジタル後離脱シ以後後衛トナレ
三 会敵ニ際シ警戒隊指揮官ハ状況ニ応シ機宜直衛ヲ合セ指揮スベシ
0330 支援部隊から解列し、針路170度、速力24ノットで、ガ島に向け進撃を開始
二航戦零戦を派出して挺身攻撃隊の上空警戒を実施(1500まで)
0810 基地航空部隊の哨戒機、レンネル島の南西70カイリに空母一隻を含む敵艦隊を発見
0915 インディスベンサブル礁の「伊十五潜」を基地とするR方面航空部隊の水偵、南緯11度58分、東経162度05分に北〜北東進中のサラトガ型らしい空母を含む敵艦隊を発見
0947 遠距離に敵飛行艇1機を認めたが、敵機の運動及び敵情傍受の状況から、発見されなかったと判断
1000 聯合艦隊司令都は参謀長名をもって当夜の砲撃に関し次のとおり激励
一 諸般ノ情勢ニ鑑ミ「ガ」島ノ制圧ハ第三戦隊ノ砲撃ニ俟ツ所極メテ大テルモノアリ、今夜万難ヲ排シテ決行セラレ度イ             
二 「ガ」島附近ニハ敵巡洋艦駆逐艦数隻行動ノ算アルヲ以テ不時金敵ニ備へ、一部兵力ヲ先行セシムルヲ適当ト認ム
1205 基地航空部隊の哨戒機、ツラギの98度190カイリに戦艦一隻を含む敵艦隊を発見
1401 ガ島及びツラギ方面偵察のため「五十鈴」水偵を発進させた。
1600 挺身攻撃隊では今夜会敵の算極めて大と判断し、警戒隊は全魚雷即時待機とした。
聯合鑑隊司令長官も又、機動部隊に対し翌朝黎明時には南緯3度20分、東経164度20分に達して敵機動部隊に備えるよう命じ、先遺部隊に対しても散開線をガ島に近づけるよう命じた。
ガ島守備隊から、ルンガ泊地に敵貨物船2隻及び駆逐艦6隻が入泊し、1740に至るも出港の気配がない旨を伝えた。
2045〜2215 弾着観測機2機(「川内」、「由良」機)及び照明機2機(「古鷹」、「衣笠」機)、レカタを発進し、ガ島上空付近に待機
2238 エスペランス岬東方の灯火(仮標)を認めてサボ島の南方水道に進入、速力を18ノットに落とす
2331 針路77度で第1射撃コースに入った。この間クルツ岬及びA点の灯火を認め、飛行機を砲戦配備
2335 照明機が滑走路中心を示す大型吊光投弾を投下
2336.5 「金剛」初弾発射距離は2.1万メートル、着弾観測により約500メートルの偏位を修正し、射撃を続行、14斉射で三式弾を打ち終わり零式弾に変更
2338 「榛名」が射撃を開始
2346頃 ルンガ岬方面から敵の照射砲撃を受けたが弾丸は未達
2348頃 敵飛行場に火災が発生
2352頃 副砲をもってルンガ岬方面から敵の照射砲撃に応戦
14 0013 反転して第2コースに入る
0018.5 射撃再開を下命、目標周辺は一面火の海。仮標を視認できず方向決定ができないので、射撃盤を全幅利用して砲撃
0022.5 「金剛」射撃を再興
0024 「榛名」射撃を再興、弾着修正したが使用弾種が徹甲弾であったため、観測が正しかったかどうか疑問
0030 左120度方向に雷跡を認めたとの報により(当時敵の照射と味方の発砲の火炎により見張り状態は不良であった)、右45度一斉回頭を行ったが、誤認と判明
0033.5 左一斉回頭で元にもどし射撃を続行した。
0050 「長波」はツラギ方向から来襲した敵魚雷艇1隻を右160度1,000メートル付近に認め、直ちに反転して攻撃に向かった。敵魚雷艇は魚雷を発射して避退したが、これを追跡攻撃中、更に魚雷艇五隻が襲撃してくるのを認め、銃砲撃して撃退した。(米側資料によれば魚雷艇は4隻) 
0056 挺身攻撃隊指揮官はこの警戒隊の戦闘を敵潜らしいものの出現と判断し(後刻魚雷艇と判明した)、射撃も大体終了したので、予定より5分早く射撃をやめた。
0058 針路3度最大戦速(29ノット)として北上避退
0448 二航戦零戦の上空直衛
1200 前進部隊本隊に合同


消費弾数
「金剛」は三式弾104発、一式弾331発、副砲(14センチ砲)27発
「榛名」は零式弾189発、一式弾294発、副砲21発

 出典「戦史叢書 南東方面海軍作戦<2>」(P212〜214)


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