●使用した文献のうち、主要な物の概要を紹介します。
| 谷寿夫 「機密日露戦史」 原書房 日露戦争を調べる際に必須な基本史料の一つ。 谷寿夫中将が、陸軍大学教官時代に、戦史教科書として使うために纏めたもの。 纏める期間が短かった関係から、誤りもあるが、参謀本部編纂の公刊戦史にはない、突っ込んだ記述や生の証言が見られる点が特長。 沼田多稼藏 「日露陸戦新史」 岩波新書(1940年) 日露戦争を調べる際に必須な基本史料の一つ。 陸軍の戦史編纂室官であった沼田多稼藏が個人的に編纂したコンパクトな日露戦争陸戦史。 準公刊戦史として扱われ、「機密日露戦史」は、基本的に、この「日露陸戦新史」をベースにしており、その不足を補う形式で書かれている。 参謀本部編纂 日露戦争 徳間文庫 参謀本部編纂の公刊戦史「明治三七、八年日露戦史」を戦後再編集したもの。 占領した地名が明記される程、記述は詳細だが、地図が無いため、かえって状況を把握しにくい。 また、部隊ごとに記述されているため、時系列での流れが分かりにくい。 防衛庁防衛研究所戦史室編纂 「戦史叢書」(朝雲新聞社) 満洲事変、日中戦争、太平洋戦争に関する日本の公刊戦史。全102巻。 編纂された年代が古いので、一部に間違いもあるが、今でも、満洲事変、日中戦争、太平洋戦争の戦史研究における最も重要な基本史料である。 満洲事変、日中戦争、太平洋戦争に関して書かれた本で、参考文献に、本書が挙がっていないような本は、信頼できないくず本と判断して間違いない。 |
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