マルレは正しくは○レ(本来は○の中に「レ」の字が入る)と表記されます。
 正式名称は「連絡艇」といい、陸軍の作ったベニヤ製のモーターボート(全長5.6m、速力25ノット程度)です。
 250kg爆雷を1基か、120kg爆雷を2基を搭載し、これを目標のまぢかに投下し、その水中爆発で目標を撃沈しようとするものです。
 海軍の「震洋」と似ていますが、全く別のものです。

 さて、○レに関する事実は以下のとおりです。

 海上挺身隊(○レ部隊の正式名称)の少年兵(正式には船舶特別幹部候補生)の戦死者は、1,704名。 
 これらの戦死者のうち、実際に○レに乗って出撃し海上で戦死したのは、
第2戦隊  8名(沖縄戦)
第12戦隊 45名(フィリッピン戦)
第15戦隊 28名(フィリッピン戦)
第26戦隊 10名(沖縄戦)
第27戦隊 61名(沖縄戦)
第28戦隊 20名(沖縄戦)
第29戦隊 20名(沖縄戦)
 総計  192名
 残りは、前線への移動中、輸送船を撃沈された事による海没戦死や、舟艇喪失後、陸上戦闘に参加しての戦死です。
 更に、1945年3月28日の夜明けに実施された、第2戦隊第1中隊4隻の攻撃は、大本営に発表され、1945年7月8日の朝日新聞によって報道されています。

【出典】
 若潮会・戦史編纂委員会「○レの戦史 陸軍水上特攻・船舶特幹の記録」(大盛堂出版)


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