2003年2月3日(現地時間)

4日目



だらだら2。

例によって朝ごはんを食いっぱぐれるとエラいことになるので、なんとか10時ごろ起きだし、食事をとる。写真家夫妻はもう出発したようだった。鏡を見ると、顔がすこし赤くなって皮膚がブヨブヨしている。昨夜の寒さのせいだろうな。危ない危ない。

犬ゾリやスノーモービルなどのアクティビティにも興味はあったが、とてもそんな体力が残っているとも思えない。迷いながらふとんでウダウダするが、あまり寝てばかりなのももったいないので、眠気冷ましに屋外にあるジャグジーバスに入ってみることにした。幸い今日はあまり寒くない。

屋外ジャグジー部屋で水着を着て、バスローブで地下室に行く。あらかじめフタをあけて、湯加減をみると、少しぬるめだけどまぁまぁな感じ。部屋からジャグジーまでは約1.5メートル。思い切って入ると、暖かくて気持ち良かった。

ジャグジーのあとは、昨日の音楽リスニングルームで、再びギター&猫。

今日は、昨日見そこねた滝根町の大野氏のオーロラビデオも鑑賞する。暗視装置で撮影した映像もすごいけど、興奮ぎみのナレーションが楽しい。本当にすごいオーロラだったんだろうな。しかし滝根町の天文台ってどこかで聞いたことある。たぶん誰かの知り合いに違いない。

イン・オン・ザ・レイクが載った記事の切り抜きなどもあり、それによると、カーソン氏は生物学と運動生理学を学んでるのだそうな。そーか、それでジムがあるのか!それに写真で見たより、ずいぶんスリムになってるし。

まだ時間があったので、再び地下室に戻り、ステップマシンで脂肪燃焼運動。カーソン氏にあやかるのじゃ!

脂肪燃焼に勤しむ奥様ギターに勤しむダンナ様

夕方になると、今日到着のお客さんが次々到着する。今日は日本人だけで10人にもなるらしい。今日のお客さんは、オーロラは5回目という会社をリタイヤした風の一人旅のおじさん(撮影準備ばっちり。1千万画素のデジカメを持っているらしい)、所沢からきた老夫婦(明日は飛行機から氷河観光をする予定らしい。その手があったか。)、九州からきたおばさん5人組(何人かは、イエローナイフにも行ったことがあるらしい。)しかしこれだけ日本人がいて、若い人が全然いないのが不思議。今、オーロラって中高年にブームなんですか?(食事の内容はこちら

食後のんびりしたあと、防寒対策の集大成(?)をカメラに記録し、おもむろに外にでかける。3日目ともなると、準備もだいぶ手際がよくなる。昨晩満喫したせいか、心なしか気持ちにも余裕が出てきたようだ。(防寒対策のまとめはこちら

 

光った!

人がだいぶ増えたので、撮影場所が重なるのを恐れていたのだが、意外と湖には人気がない。所沢の夫妻は出てきてないようだし、写真のおじさんはどこか別のところで撮影するつもりなのだろう。平和平和。……と思ったのもつかの間、おばさんたちが我々のすぐ隣に陣取って、フラッシュ焚きまくり。まぁいいけどさ。

雲が多かったので、おばさんたちは諦めて一旦部屋に戻るとのことで、再び静寂がおとずれた。雲はあるもののオーロラ自体はかなり活発で、上のほうをヒラヒラと舞っているのがわかる。

超明るかったオーロラ突然、なんの予兆も無く空の一点が明るくなったと思うと、南東の方向に光がうねうねと走っていった。足元の雪がぱぁっと照らされて、一瞬昼間のようになる。半分雲がかかって、よく見えないのがまどろっこしいが、とにかく空の半分が光っている。いわゆるブレイクアップの小さいやつなのでは……。

確信はないけど、とにかく写真を撮る。フイルムでは何か違ったことがわかるかもしれない。時間にして5分もあっただろうか、あっという間の出来事だった。(4日目のオーロラの写真はこちら。新しいウィンドウが開きます。)

明るいのが終わったあとは地味なものばかりが続く。もう力尽きたのだろうか。明け方まで見ていれば、もう1回くらい何かありそうな気もするけれど、なにしろ明朝は9時に迎えが来るとのこと。少し荷造りが気になり始める。

悩んだあげく2時に上がると決めたが、やはり未練は残る。10分で片付けられる確信があれば、絶対もっと見てるんだけど、荷造りに手間取るのはきっと自分なので、意地を張るには立場が弱い。ここはやはり大人になろうと腹を決めると、そういうときに限って明るいオーロラが現れて、後ろ髪をひかれることこの上ない。それでも意を決して片づけを始めたら、今度は天頂付近にピンク色のオーロラまで現れる始末。ああ、もう!

部屋に戻る途中、温度計を見るとなんと0度。これなら埼玉と同じではないの。これはかねて希望の「ジャグジーからオーロラ」のチャンスだ。荷造りをざっとすませて、ジャグジーに身を沈めると、真上に薄緑色の静かなオーロラが東西に渡っているのが見えた。

 

お別れ。

片づけを済ませると、家人は布団に、私は再び外に。なんていっても埼玉と同じ気温なのだ。普通の冬服でOKなんてすごい。

玄関の前で、あまり明るくはないけれど、活発に動くオーロラをしみじみと眺める。オーロラは東西方向に渡るものだと思っていたけれど、この日のオーロラは南北方向に渡るものもあった。シータオーロラにしては全体の活動が活発だったけど、なんだったのだろう。ちょっと寒くなってきたので、廊下のガラス張りポーチに戻り、椅子に座って外を眺めていると、いい具合に眠気が襲ってくる。もう寝ちゃおうかなぁ。でももう最後だし、やっぱりもったいないなぁ……。

夜のリビングルームとかも探検したくなったので、部屋に戻って紅茶を入れて、あちこち探検する。メインダイニングのバルコニーなんて、夏ならとっても気持ちが良さそう。ああ、もう数時間でここともさよならか。名残おしいなぁ。しばらくしてまた廊下に戻ってオーロラとの別れを惜しむ。さようなら、さようなら。もう眠くて眠くて、いてもたってもいられないんだけど、なかなか寝るふんぎりがつかない。明日つらいだろうなぁ。

まだちょっと淡いオーロラが見えていたけど、6時に陥落。



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