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2003年2月2日(現地時間) 3日目 |
| だらだら。 | |
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イン・オン・ザ・レイクの朝食は朝11時までのバイキング形式である。これを過ぎてしまうと、夕食まで食いっぱぐれることになるので、死ぬ気で起きる。外はやはり曇り。こんなことならさっさと見切って寝てしまえばよかったと一瞬思うが、晴れてたら一大事なのでやはりこれでよかったことにする。 朝ごはんはようよう食べたけれどやっぱり眠いので、また布団に逆戻り。何時間寝ても眠気が取れなかったが、さすがに3時くらいになると時間がもったいない気がして、ムクムクと起き出す。といっても、アクティビティを頼むような時間でもないので、家人と湖の上を散歩する。昨晩すべって登れなかった斜面の脇に、手すりつきの階段があるのを発見。よし、今晩はここから上り下りするのじゃ。 イン・オン・ザ・レイクの中も探検。ダイニングルームの隣に音楽リスニングルームなるものがあり、テレビやビデオ、それにフォークギターやキーボードが置いてある。家人はさっそく勇んでギターをいじっているが、私はヒマなので猫をなでてダラダラすごす。備え付けのオーロラのビデオがなかなかおもしろい。滝根町天文台の大野さん撮影のビデオも見たかったが、食事の時間になってしまったので、翌日のお楽しみということに。 老猫クレイグは、我々の部屋が気に入ったらしく、一日中、日当たりのいいベッドで丸くなっていた。 |
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夕食。今日もカーソンのヘルシーメニュー。食事中、飼い犬のモリーは廊下で臥せの姿勢を取っている。たまにテーブルの方に出てきてしまうが、カーソンに「モリー、ステイ!」と言われると、すぐまた臥せの姿勢に戻る。たいしたもんだ。しかし家人が「モリー、ステイ!」とやっても、反応なし。カーソンにコツを学ぶベシ。 食事の後、地下のパソコンで、写真家氏が自分のHPの写真を解説してくれるのを聞いていたところ、写真家氏の奥さんの「オーロラが出ている!」との声がする。慌てて外を見ると、降るような星空。北の方にうっすらとオーロラが出ている。今日はイケるかも。慌てて部屋に戻り、バタバタと支度をして外に出て行く。 |
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| オーロラ第一幕 |
湖に出ると、満天の星空だった。南の方には淡く冬の天の川らしきものも見えている。オーロラはまだ北の方にかかっているだけだが、この分なら夜半すぎにはかなりのものが期待できるに違いない。 いざ、写真撮影開始。家人もコンパクトカメラで挑戦する。 事前に明るいオーロラなら何秒、暗いのなら何秒、という目安を聞いてきてはいたが、いざとなると、どれが明るくてどれが暗いのかよくわからない。しょうがないので、手当たり次第に撮影する。 最初は淡いものが出ていただけだったが、だんだんに天頂付近に移動し、全般に暗めのものが多いような気がするが、動きも活発になってくる。時々、流れ星が流れたという声が上がるが、結局全部見逃す。ちぇー。 |
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幸いカメラ本体は、撮影待ちの間、毛糸の帽子をかぶせておいたのでさほどでもなかったが、家人が何気なくはいた息が白い霧となって直撃。みるみるうちにレンズが真っ白になる。触ってもちょっとやそっとでは取れないので、ポケットの使い捨てカイロをレンズに当てて、少しずつ溶かして拭く。桐灰カイロの火もいつの間にか消えてしまったようだ。 気がつくと、顔の皮膚の感覚が時々なくなっているので、小型の使い捨てカイロで温めながらしのぐ。メガネが曇るのが不愉快でフェイスマスクを下ろしっぱなしにしていたのがいけなかったらしい。指先も、フイルム交換などをすると、凍りつきそうな感じがした。 霧は出たり晴れたりしていたが、1時ごろ、かなり長い時間晴れなくなったので、寒かったしトイレにも行きたかったので、一旦部屋に引き上げる。(オーロラの写真はこちら。新しいウィンドウが開きます。)
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外の気温は-15℃くらいで、このあたりとしては特別気温が低いわけでもないのだが、私には十分寒い。というか、怖い。 お腹が減ったので日本から持ってきたカップ麺で一服。いやー、生き返る。やっぱり天体観測にはカップ麺ですなぁ!? |
| 第二幕 |
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しばらくくつろいでいると、家人はそのまま寝ると言い出した。まだ出るのに……?「でも寝る」というので、一人で防寒着を着てまた外に向かう。が、外に出たとたん、オーロラが明るくゆらめいているのが目に入った。ほーら言わんこっちゃない。 慌てて部屋に戻り、家人を起こす。幸いまだ寝入っていなかったので、また一緒に湖に向かい、しばらく一緒に見ているが、3時半ごろ寝に戻ってしまった。あとは私一人。 一人で空を見上げていると、非常に静かである…といいたいところだが、このあたり、どうも飛行機の通り道らしく、しょっちゅうゴウゴウと飛行機の音がして、あんまりムーディではない。でもこの広い湖に私一人、というのは悪くない。家人ももう起こさないでいいと言っていたし。あー、すごいのでないかな。明日の朝自慢しちゃうのに。持ってきたアルミマットにごろんと横たわって、天頂にさまざまな形にゆらめくオーロラを眺める。 しかし30分もすると空を見上げているのも飽きてきくる。色も白いのばっかりだし。オーロラなんてこんなもん?でも大騒ぎして一晩粘れる場所にしたのに、ここで寝に帰るのもカッコつかないし。だいいちもったいないよな……。これってただの貧乏性? |
……と、その時、突然南東の空が点滅をはじめた。見る間に空全体を点滅が覆っていき、空じゅうが線香花火のように光っている。これが噂に聞いていた点滅型というものだろうか。時刻は午前4時半。色は白。よくわからないけど、ひたすらシャッターを切る。すごいよ、すごい!何か写っててくれー。 しかし、1時間も見ていると、めずらしいという点滅型も、だんだん当たり前の存在に感じてくるから不思議である。明け方が近くなってきて、活動も少し弱ってきたのかもしれない。それにさすがにお腹が空いてきて、倒れそうだ。でもまだ見えているし、もうちょっと見ていたいし。夜が長いのが少し悩ましい。 |
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明け方の冷え込みのせいか、またしても霧。薄明なのかと思って片付けようとすると、霧が晴れてまた星空とオーロラ。とても寝になんて戻れない。結局7時すぎに夜が白むのを待って部屋に戻り、シャワーで温まって布団にもぐりこんだ。 眠いけど、満足。(休憩後のオーロラの写真はこちら。新しいウィンドウが開きます。) ![]() |