このページはNetscape Navigator3.0・もしくはInternet Explorer3.0以降のブラウザを使ってご覧ください
それ以前のバージョンのブラウザでは正常に表示されません
タイトル画像
Last Update 1999.02.02

ここは=RITZ=が自分勝手にやってるHomePageです
こんな奴なので突然更新が止まったりすることもあるでしょうが
お調子者のおいただと思って暖かく見てやってください












▼=RITZ=がやってるその他のページ▼
古畑任三郎研究会
今泉慎太郎愛好倶楽部
BLACK OUT HOME PAGE











!!
毎回、一つのお題で書くよもやま話です。
これは日記ではありません。書きたいお題があったら書く
気分次第のいい加減な企画。


1999年02月02日のお題「馬場さんへ」

私はプロレスファンだ。正確に言うと「全日本プロレス」のファンだ。
きっかけはというと実は大したことではない。
中学生のころ、私はマンガ「キン肉マン」が好きだった。
知っている方も多いと思うがこのマンガの作者の方は全日本プロレスの大ファンなのだ。故に「キン肉マン」に登場する「超人」達は皆、全日でファイトしていたレスラーをモデルにしていた。
私は「キン肉マン」好きが講じて全日ファンになったのだ。単純なもんである。

私は「キン肉マン」ではテリーマンが大好きだった。テリーマンのモデルはテリー・ファンクであったのだが(分かりやすい)、しかしながらマンガでの好きなキャラクターと実際に好きなレスラーは必ずしも一致するわけではない。
全日で私が好きになったのは天龍源一郎だった。(あの当時)紳士的で、しかもワイルドで、そして甘いマスクだった。そのカッコ良さにクラクラ来たものだ。
当時、長州力が全日に殴り込んで来ていて、全日は風雲急を告げていた。私は当時北陸の片田舎に住んでいたのでその様子はテレビだけの体験だった。「プロレスはね、大きい人、超人同士のぶつかり合いなんだよ。それが醍醐味であって」と馬場さんは長州に対して苦言を呈していた。「キン肉マン」からプロレスに入った人間としては、その「超人」という言葉になるほどと納得し、ワクワクしたものだ。やはり単純だ。

大学生になると暇と金が出来た。それを生かして、自分の地方に遠征に来た全日を観戦した。時によっては泊まりがけで北陸地方を巡業する全日の試合を追っかけたりもした。
始めて馬場さんをこの目で見たのもその頃だ。
馬場さんはいつも、試合開始前は売店に座っていた。奥さんは馬場さんの横でパンフレットを売っている。
「うわあ、大きい〜!」これが馬場さんへの第一印象だ。当たり前過ぎてなんの捻りも無い。
握手して貰いたかった。でも、出来なかった。近づくことさえできなかった。そこに「居る」というだけで威圧感があって、遠くで眺めるだけで精一杯だった。

プロレスの地方興行というのはちょっとわびしさがある。北陸はそれでもプロレス熱の高かった土地柄だったのだが、それでもやっぱり大都市のような華やかさは無い。
マットのゴムの臭い、それに染み込んだ汗の据えた臭い、そしてそこに時折混じる血の臭い。それが私の「プロレス」だった。

でも、全日の試合はいつも楽しかった。小橋がイキのいいファイトを見せ(当時、彼はデビューしたての新人だった)、ブッチャーが暴れて、ラッシャーがマイクパフォーマンスをし、ブロディが吠え、天龍が気合を入れたファイトをする。硬軟幅広くあって色んな楽しみ方が出来た。

しかし、そんなに好きだったプロレスに、私は一度離れてしまう。
原因は非常に個人的な、とある(当時)全日所属レスラーと自分とのちょっとしたいざこざだ。向こうにすれば大した事では無くとも、ファンであるこちらにとってはかなりショッキングな出来事だった。夢を壊されたような気がした。それを許せるほど私も人生経験積んで無かった。
そのレスラーを見るのが辛くなった。そのため、プロレス自体からも疎遠になってしまった。

「熱」が復活したのは結構最近である。
付き人時代から顔を知っていた小橋がトップクラスになり、さらにそれより若い世代の秋山が輝いて来た。特に秋山には全日時代の天龍を髣髴させるような、紳士的でありながらハングリーな佇まいを感じた。再び全日に惚れ直した。

久々に見た全日は、世代交代こそあったが、理念・スタイルは変わっていなかった。やっぱり「激しく、楽しい」。そしてそのリングには、やっぱり、馬場さんが居た。

馬場さんが居ない全日なんて、考えもしなかった。でも、その「考えもしなかったこと」が突然、起こってしまった。
馬場さんは「生涯現役」を宣言し、その言葉どおり「レスラーの最期」を「人生の最期」とイコールにした。「口に出したことは必ず守る」馬場さんらしい最期だった。そんな馬場さんだったからこそ、私は好きだった。馬場さんは最期まで、一度もファンを裏切ることはしないし、言わなかった。ファンの「夢」を最期まで守ってくれた。

ありがとう、馬場さん。貴方が居る「プロレス」という風景が、大好きでした。












▼メールはこちらへ▼
  ritz@ma.kcom.ne.jp