ロープ縒り器

 

三本縒り、又は二本縒りのロープが作れます。

製作原価:500円以下
製作時間:2時間程度

材料:

 (1)100×50×10mmの板:2枚
 (2)50×50×10mmの板 :1枚
 (3)100×50×10mmの板:1枚
 (4)洋灯吊り         :1個
 (5)長さ10cmの金属棒   :3本
 板のサイズはすべて適当で良い。かまぼこ板等の流用でも別に問題なし。
 ただし、割れやすい柔らかい木を使うと、角にトゲができやすいので、十分に面取りすること。
 金属棒の材質は何でも良いが、ある程度硬いものを使わないと太いロープは作れない。
 ただし、太すぎたり硬すぎたりすると加工が困難になる。
 φ1mm〜2mmの鉄、真鍮、棒等をDIYの店で探す。
 大体200円以下。
 金属棒は、切断した後、ヤスリで、切り口を少し丸く鈍らせておくこと。

工具:
ノコギリ、ドリル又は錐、ラジオペンチ、ペンチ、ヤスリ、カッターナイフ

製作:
 1:金属棒(5)を曲げる。
 
 

 2:板(1)に穴をあける。穴の大きさは、金属棒の太さよりやや大きめ。
   穴の位置は適当で良いが、穴の間の距離を3cm以上とらないと使えない。
   2枚の板で同じ位置に穴を開けないと、可動しにくいので注意。
   ドリルがあれば、2枚重ねて穴を開けてしまうと楽。
 
 

 3:板(1)の穴に金属棒(5)を差し込んで、両端を曲げる。
   当然、先に曲げてしまうと入らないし、
   曲げるのは、3本とも差し込んだ後でないと残りの棒が入らない。
 
 

 4:板(2)に切れ目を入れる。
   ドリルか錐で穴を開けてから、その方向にノコギリで引いていく。
   穴は大きめに開け、穴の周囲のバリを綺麗に丸めておくこと。
   糸鋸があると加工しやすい。
   この切れ目の幅以上の太さの糸(紐)を使ったロープは作れないので、
   必要に応じて調整すること
 
 

 5:板(3)の端に洋灯吊り(4)を取り付けるとできあがり。
   板の角から20mmずつ位離しておくとよい。
   洋灯吊りをあまり端にねじ込もうとすると、板が割れることがあるので注意。
   また、あらかじめ穴を開けておくとねじ込みやすいが、細い穴にすること。
   太い穴を開けると、ロープを編む時にフックがまわってしまう。

使い方:
 1:3本の糸、または紐を同じ長さに切る。
   できあがったロープは多少縮むので、1,2割長目に切る。
 2:それぞれの端を板(1)の3つのフックに結ぶ。
 3:残った端を3つまとめて、板(2)のフックに結ぶ。
 4:板(2)の切りこみに3本の糸(紐)を通す。
 5:板(3)を固定する。板(1)を引いて糸(紐)を張る。
   1m程度の短いロープを作る時は足で踏んで固定する。
   より長いものを作りたい時は、錘や万力などで固定して距離をとる。
 

 6:糸(紐)の縒り(ねじれ)の方向に、板(1)の上の板を1回転する。
 7:板(1)全体を、2枚とも、ロープの縒りと反対方向に1回転する。
   このとき板(2)が回転しないようにどこかに軽く当てておくとしっかり捩れる。
 

 8:これを5、6回繰り返したら、
   糸(紐)を張った状態で、板(1)と板(2)の間のねじれがほどけるように、
   板(2)を回転させる。これによって板(2)と板(3)の間にロープが縒られていく。
   この時、板(2)は少しだけ板(1)に近づく。
 9:必要な長さまで、ロープを縒ってできあがり。

コメント:
 二本縒りのロープの場合も、使う紐が2本なだけで作り方は同じです。
 スケールアップすれば、どんな太さのロープでも作れます。
 中世期から近代期の帆船のロープなどもこれとほぼ同じ仕組みで作られています。
 大型のものの場合、板全体を回転させる代りに、反対側の端を回転させて作ります。
 特に太いロープの場合は複数の人間が共同して作ったようです。

 さて…現代において自分でロープを作る意味は…あんまりありませんね。
 誕生日やクリスマスに手編みのロープを贈る、なんて位でしょうか。

 「あなたの心を縛りたい。」

 …もちろん結果には責任はもてませんが。




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