Far Roads to Lord ガイドブックより カヌー 価格:銀貨5枚 販売可能性:100/ 30 持ち運びできる皮革製の小舟、または丸木船。2人まで搭乗 可能。 ボート 価格:金貨5枚 販売可能性:100/ 10 オールによって動かす木製ボート。4人まで搭乗可能。 小型船 価格:金貨50枚 販売可能性: 80/ 5 取り外し可能なマストと竜骨を備え、帆とオールどちらでも 移動可能。6人まで乗組めるが、運用には<操船>技能を持つ 水夫3名以上が必要。 中型船 価格:金貨500枚 販売可能性: 50/ 3 沿岸航海用。マスト1本とオールを備え、人間40名もしくは それに相当する重量の貨物を積載可能。運用には<操船>技能 を持つ水夫10名以上が必要。 大型帆船 価格:金貨5000枚 販売可能性: 30/ 1 三角帆を張ったマスト数本を備えた外洋航海船。人間200名も しくはそれに相当する重量の貨物を積載可能。運用には<操船> 技能を持つ水夫30名以上が必要。 ※金貨1枚を約5万円と換算すると、カヌーがゴムボート並みの2万5千円、大 型帆船が2億5千万円となる。カヌーはかなり安価で、これは「剣と魔法」出て くる折りたたみ船(木製のフレームに獣皮を張っただけの皮船)よりもさらに安 価で、作りの雑な、かなり運用の難しいものを考えるべきだろう。 又、水夫30名で運用できる大型帆船は、船長30m程度の、やや大きめのキャラ ック辺りの船であり、実在のガレオンなどの大型帆船やガレー船の運用には100 人以上の人間が必要だったことを考えると、軍船などはさらに高価で、運用も困 難であると考えるべきかもしれない。 しかしながら、運用人員については、アーティクルとしての性格を持つユルセル ームの船の特殊性から説明可能であるとも考えうる。 船舶 1日に進める距離(約) 海上 360km 河川(下り)200km 河川(上り)100km 湖畔 100km ※海上における平均移動距離が1日360kmであることだけを考えると、2100年代の ユルセルームの船は18〜19Cの船に相当する能力を持っていると思われる。しか しながら「三千と一つの島々」に登場する船の外観から推測すると、造船技術は 14C〜16C程度のものである。これらのことから、船はそのアーティクル(もし くはPS)としての性質によって、これほどの移動性能を得ていると考えられる。 Far Roads to Lord 「剣と魔法」より 折畳船 価格:金貨1枚 販売可能性: 80/ 5 毛皮や厚手の麻で作られた小舟。折り畳み式で皮袋に収める ことができる。防水性なので浴槽にもなる。2人まで搭載可能。 水兵 給与:金貨2枚/月 雇用可能性: 50/ 5 軍船の操船やオールの漕ぎ手。全員が<操船>の技能を修得 し、戦闘の訓練を受けている。陸兵に比較して専門技能が要求 されるため、大半が任期制である。 海兵 給与:金貨3枚/月 雇用可能性: 30/ 3 弓や剣を携え、切り込み戦闘や上陸作戦を専門とする兵士。 小船での短期間の航海を行う訓練も受けている。 ※例によって、労働報酬は悲しいほど低い。疫病や反乱に対処するためには、雇 主はこれ以外に食費や諸雑費を考えるべきかもしれない。 Far Roads to Lord 「月歌物語」より ストラディウム−マダオ 6日間 リンデディウム−マダオ 14日間 ストラディウム−リンデディウム 20日間 マダオ−ファラノウム 12日間 リンデディウム●南西艦隊基地 要塞の真下、リンデディウム港に隣接した自然洞窟を拡張して建設された軍港。 洞窟を利用した地下式埠頭には十数隻の軍船が常に停泊し、内部には造船所・兵 舎・望楼・艦隊司令部が置かれている。陸側との出入り口では、海兵隊員が厳し く警戒している。今も工事が進行中で、その中には正体不明の石造建築も少なく ない。 Far Roads to Lord 「大旗戦争」より ストラディウム海軍の概要 船隊: 4隻からなり、海軍編成の最小単位。ガレー船の戦闘隊と、帆走船の輸送隊があ る。船隊の指揮は最先任艦長。 艦隊: 船隊数個からなる。艦隊の指揮は提督。艦隊名は通例提督の名を冠する。 方面艦隊: 数個艦隊、100隻前後からなる。管理下に造船所や補給組織を持つ。番号と尊 称が冠せられ、旗艦名は代々踏襲。 第3艦隊:首都艦隊:“ライネル・フュリス(御座艦隊)” :旗艦ストラクステル(西方の星) :司令部首都:首都とラムッド海峡周辺を担当 :大型軍船を含む決戦用艦隊。大旗戦争中も首都周辺の制海権維持。 第4艦隊:西方艦隊:“ナルシヴォーク(鷲翼の波)” :旗艦フィルノリス(銀の翼) :ストラディウム諸島周辺担当 第5艦隊:北方艦隊:“ダングトーグ(北方の盾)” :旗艦ガイラドゥルス(氷の長槍) :司令部ファストディウム :ドゥーロンからアウロン沖合にかけての大陸北西岸を担当 第6艦隊:東方艦隊:“エス・マバーロ(始祖マバール)” :旗艦アモスィーレン(海の王女) :司令部ユル=ストラディウム:基地ナー(ナーハン) :大陸南岸担当:ヒュノー海賊の討伐を主任務。 :もっとも戦備の整った艦隊であった。 第9艦隊:南方艦隊:“ファモレア・ジューフ(人魚の友ジューフ)” :旗艦アモフェーリエ :南西諸島再発見により再設置 :南西諸島総督を兼ねる南海方面軍司令官の指揮下 ※第4艦隊の司令部の所在地は記されていないが、その担当地域からストラディ ウム本島に位置したとも考えられる。首都ストラディウム、港町ノールなどが その有力な候補たりえよう。同様に南方艦隊の司令部の所在地も記されていな いが、これはサプリメント『月歌物語』より、南西諸島総督府のあるリンデデ ィウムに南西艦隊基地があることが記されている。 大旗戦争期の戦力: ヌクセン内乱の影響などで、大旗戦争期には御座艦隊ですら、半減していた。 連合王国と南西諸島の全域を管轄しながら、輸送用帆船も含め僅かに300隻、 兵力5万人でしかなかった。 艦種: 主として ナルス:偵察・連絡用快速ガレー船。 ハザー:取り外し可能な帆柱、三角帆の中型ガレー船。衝角と弩砲装備。 戦闘部隊の主力。 アウィーム:多数の櫂と複数の三角帆、楼塔、弩砲を装備。 運動性に欠けるが頑強で、旗艦にあてられる。 カイラル:カイラで開発された丸みを帯びた喫水の深い船体の帆船。 ミレル:帆柱なし。小型の快速ガレー船。甲板上に青銅板で覆われた屋根。 海兵搭乗せず、衝角と弩砲による戦闘。 の5艦種が用いられた。 ※アウィームは外洋船とあるが所詮ガレーなのでその程度は低いであろう。 『三千と一つの島々』の図からも、ガレアス級の船を想像できるが、スペイン 無敵艦隊のイギリス侵攻時のガレアス船の史実などからも、波の荒い外洋での 戦闘は困難を極めたと考えられる。 武器、戦闘: 衝角や弩砲を主兵器とし、海兵隊による接舷戦や、小規模な上陸戦も行う。 大型艦は特殊な燃焼剤を投擲したり噴射する装置を装備したが、その組成は極秘。 2014年の屈辱: ラマン湾における北方・西方艦隊の大量遭難。 海軍軍人の多くが“海国派”に属したために、宰相ヌクセンの内乱とともに解任 され、艦隊の錬度が低下したためおこった。 ヒュノー海軍の概要 編成: 通常は十数隻から数十隻の海賊船の艦隊で行動し、上陸すればその構成員がその まま「陸の艦隊」と呼ばれる戦闘単位となる。 大規模な侵攻時には複数の艦隊から「大艦隊」「陸の大艦隊」が編成され、総督 がこれを率いる。 軍隊組織ではなく、船と艦隊、大艦隊の関係はリーダー間の流動的な服従関係に 基づく。作戦司令部は大規模な軍事行動の必要に応じてその都度編成。 装備: 重い装備は好まず、鬼族は特にその傾向が顕著。入手は略奪による。 捕虜や奴隷を漕手とする、小型のガレー船が主体。 海賊船の構造や水夫である鬼族の航海術は優秀。 南西諸島やエンダルノウム周辺の未開種族から徴募した補助部隊を持つ。 戦車部隊や、象部隊などを含む道の種族、民族も含まれ、実力も多様。 Far Roads to Lord 「三千と一つの島々」より 船種(ノルダレア):絵から推測した最も近似する実在の船種(特徴) 航洋軍船(アウィーム):ガレアス(ラティーン×3) 主力軍船(ハザー):ガレー(2ないし3本の500t以上クラスのヴェネチア型)、 フランスのラ・レアル(1500〜1600年代のフランスの旗艦)など 快速軍船(ナルス):ガレー(1本マスト、1枚ラティーン、14〜16Cのヴェネ チア戦闘ガレー) 突撃船(ミレル):亀甲船(コブクソンKobuk-son)(李氏朝鮮、文禄・慶長の役) ただし、朝鮮の亀甲船には可倒式の帆柱があった。 日本の打櫂船もこれにかなり近い史料がある。 また、中国の戦闘艦にもやや似たものがある。 ※かなりオリジナリティの高い船 (参考画像URL:http://homepage1.nifty.com/RINZO/SHIP01.HTM) 北風船(ナルリオン):コグ(一本マスト一枚帆で船尾舵、乾舷が高い。鎧張り のラウンドシップ、15〜20人程度で使われる。コグの例として1350年のハンザ・ コグの復元船では、長さ30m、幅7.1m、喫水3m、帆面積約180m2、15C末デン マークのピョーピイ教会の壁画の船では、舳に竜の頭、バウスプリット端の旗竿) ※ただし、初期船体値12から考えて、かなり大型のコグであり、上記の実在船の データがそのまま当てはまるわけではない。 外洋船(カイラル):キャラック(前2本の横帆と後1本の大三角帆、平張りの ラウンドシップ、)、1500年頃のヴェネチアの武装商船 沿海船(ルムッタ):様々な沿岸船に類似のものあり。三角帆2枚の構成から、 地中海で発達したラティーンがかなり近い。船尾舵を舷側舵にすると、10〜14C の商船(ラティーン)にかなり近いものがある。アラビア、インド洋などのダウ などにも近似のものあり。19〜20Cの船では、ポルトガルのタガス・フリガッタ や、ベニスのトラバッコロ、マルタのスペルノナーラ、ギリシャの沿岸船などが このタイプにあたる。3本マストになり、船首、船尾楼がつくと、レドンダ型型 カラベルに近くなる。 小型船(マーム):三角帆1枚の沿岸船。あとは同上で、船尾舵を持つラティー ンや、中東のダウなどに似る。 小魚船(ニムルアウモ):紅海のサンバック船(ダウの一種)などがやや近い。 ヨットとしては、1枚セールのキャットリグだが、リーボードやディープキール、 センターボードにあたるものがなく、また現代のヨットにこのタイプのリグ(帆 装)は珍しい。あえて言うならスタンディングリグキャットや、ガフリグキャッ トにあたる。10人まで搭乗可能なのでクルーザーなどの中型のヨット並み。 ブームがなく、ヤードを動かして制御すると思われる。 聖貢船(ファナロス):古代ローマの穀物運搬船(2世紀中頃、アテネのピレウ スの船、長さ52.5m、幅(横梁:ビーム)が14.5m〜15m、甲板から竜骨(キー ル)まで12.6m、最後尾に船長や貴賓用に天幕で覆われた船尾展望台、テーフル (ろくろ)で巻き上げられる両舷の長い舵、将校や重要船客用の甲板船室) 快走船(ナルスィラ):古代ローマの商船(メインスルとほぼ同じ大きさのフォ アスル、白鳥の頭を象った艫柱) 平底船(ヘリティア):古代ローマの穀物運搬船+地中海のラティーン船+α) 蝶船(フレアモ):キャットボードなど(1本マスト、1枚帆、ヨット出現以前 の小型帆船、艦載艇)、ザルーク船(アデン付近)、パタマー船(セイロン北東 岸)、マシュワ船(インド洋) 長船(ルグェードル):ガレー(スペイン無敵艦隊のガレー)など 交易船(スランボ):レドンダ型キャラベル(2本から3本のマストにラティー ン、船長:船幅:深さ=6:2:1が標準) 双胴船(シュワブ):双胴カヌー、カリー(タヒチ)、カラコル(ジャワ、ボル ネオ、セレベス、ニューギニア)、アウトリガーカヌー(太平洋諸島部など) 刳船(カーマ):丸木舟、カヌー、ワカ・タウア(ニュージーランド、戦争用、 丸木舟、波よけ板、長さ65フィート以上、幅5フィートあまり、船尾装飾は20 フィートに達するものもある。短く幅広のオールで漕がれ、帆を使うことはめっ たにない。) ※この部分で筆者(林蔵)の知る限り最も参考になる書籍は、ノーベル書房、ビ ョールン=ランドストローム著『星と舵の航海 船と海の六千年』、であろう。 船の特徴についてかなり似た画像も見受けられる。