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 運動会「赤白あいさつ」の指導(向山実践の追試)


             広島県因島市立東生口小学校/高橋恒久
 運動会の開会式で「赤白あいさつ」を行った。これは大変盛り上がる。局面の限定、指導評価、逆転現象、変化のある繰り返しで、すばらしい指導になる。指導時間は5分×2である。

「赤白あいさつ」の文を示す。(実践・授業の腕を上げる法則 向山洋一著 p118〜120)を一部省略。

(赤白向かい合って)
A   みんなが楽しみにしていた 運動会
全   運動会
B   今日のために汗を流した 練習
全   練習
C   今日のこの日を、 力を合わせて ガンバロー
全   ガンバロー
1年全  1年生も
2年全  2年生も
3年全  3年生も
4年全  4年生も
5年全  5年生も
6年全  6年生も
D   赤も
赤全  赤も
E   白も
白全  白も
DE  堂々と闘おう
全   堂々と闘おう
F   赤 ガンバロー(こぶしを上げながら)
赤全  赤 ガンバロー(こぶしを上げながら)
G   白 ガンバロー(こぶしを上げながら)
白全  白 ガンバロー(こぶしを上げながら)
(全員拍手)

 
「指導評価」「局面の限定(終末場面から)」「変化のある繰り返し」を使って、全校児童66名に以下のように指導した。

 (A〜Gのせりふは「児童運営委員」に担当させた。これは事前に決めておいた。あいさつの文面は、委員の子以外は知らない。)

先生が「赤 ガンバロー」と言いますから、赤の人はこぶしをあげながら真似をして下さい。

 いきなりであるから声もバラバラして、力強さもない。当然である。クドクドと指導しない。

初めてにしては上手です。15点。

 次に、白組に同じようにさせる。赤組の様子を見ているので上手に出来る。当然である。誉める。

白のほうが上手です。20点。

 次が、ポイントである。
 順番に行くのなら「赤」の番である。しかし、「白」にさせるのである。なぜか。逆転現象を起こさせるためである。

もう一度やってみます。白組から・・・。

 先ほどより数段よくなっている。本番を迎えてもいいくらいである。

すごく上手でした。85点。

 すぐに「赤組」にうつる。

赤組もすごく上手でした。86点。

 ここで赤が逆転する。この逆転現象がますます子どものやる気を引き出す。

あまりにも上手なので、もう一度、聞いてみたくなりました。赤、白の順で続けます。
とっても上手でした。点数を言います。赤、(間を取る)100点。(大歓声である)白、(少し長く間を取る)100点。(大歓声である)

 ここまでで、2分かからない。
 この後は、教師が言ったところを子どもに言わせる。

 残りの指導の順序は以下の通り。

1.「赤も」からはじめて最後まで通す。「○組のほうがちょっとうまかった」と言って、もう一度させる。
2.赤白向かい合わせて、「赤も」から最後まで通す。ほめて終わる。

 ここまでが第1回の指導である。5分〜7分くらいで終わるはずである。

 第2回目の指導の順序は以下の通り。

1.最初から「全 ガンバロー」まで通す。2回繰り返す。
2.「1年生も」〜「6年生も」を3度ほど繰り返す。(その都度誉める。)
3.最初から最後まで通す。

 余計な指導言はいっさい言わない。
 指導の順序がうまくいけば、成功間違いなしである。

<関連>運動会「校歌」の指導


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