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親子の絆 「無償の愛」の授業   将君のホームページ

TOSS広島コンマサークル 高橋恒久

普通の幸せな4人の家族に、ある日、大きな出来事が起こりました。
「かわれるものなら かわってあげたい」子どもを思う親の気持ちが、母親の手紙に溢れています。
授業書とFLASHのWEBワーク(左をクリック)で完全追試できます。
参観日にお勧め。<広島ML推薦>

発問1 (4人家族の写真を見せる。FLASH@)
     どんな家族だと思いますか。

 「4人家族」「普通の幸せそうな家族」など

説明1 (双子の写真を見せる。FLASHA)
男の子の名前は、「しょうくん」。大きくなったら、リーダーシップのある男の子になってほしかったので、将軍、大将の「将」をとりました。女の子の名前は、「ゆうちゃん」。優しい女の子になってほしかったので、そのまま「優」にしました。

発問2 みなさんの名前もお父さん、お母さんがよくよく考えてつけてくれたのです。自分の名前の意味が説明できますか。

 説明できる子数名に指名する。とにかくほめる。「名前の通りの子に育っていますね。」など。

説明2 (お母さんと双子の写真を見せる。FLASHB)
このお母さんには,なかなか赤ちゃんができませんでした。お父さんもお母さんも、もう、赤ちゃんは出来ないとあきらめていたこともありました。ところが、夫婦の思いが神様に届いたのでしょうか。結婚して7年4ヶ月目にやっと,赤ちゃんが生まれました。それは、男の子と女の子の双子の赤ちゃんだったのです。

発問3 どんなお母さんだと思いますか。

 「優しそうなお母さん」「すごく子ども好きなお母さん」など。

説明3 (お父さんと双子の写真を見せる。FLASHC)
子どもたちは,水遊びが大好きでした。子どもと水遊びするお父さんです。子どもを寝かせるのもお父さんのお仕事です。

発問4 どんなお父さんだと思いますか。

 「子どもと一緒によく遊ぶお父さん」「よく子どもの面倒を見るお父さん」など。

発問5 しかし,幸せな普通の家族に,ある出来事が起こります。いったい何が起こったのでしょうか。
      (阪神大震災の写真を見せる。FLASHD) 崩れた家は3ヵ月後のもの。屋根の穴は将君たちの救出作業で開けられた。

 「地震」「阪神大震災」など。

説明4  
突然の大きなゆれ、熟睡していた私は、多分ゆれてすぐには、目を覚まさなかったような気がします。本当に大きく、床をぐるぐる回すようなゆれになって、はじめて気が付いたのです。私は、「何?これ?地震?」と大きな声で叫びました。横のほうで寝ていた母が、「そうや」と叫びました。その時、将くんの 『うー』 という、苦しそうな声を聞きました。その瞬間に、私は体を起こし、横にいるはずの将くんに手を伸ばしました。「?????」横にあったのは、木の壁・・・その木の壁が、将くんの上に倒れたタンスだということにすぐ気が付きました。「将くんがタンスの下敷きになっている」と叫びました。その瞬間の気持ちは、言葉で言い表すにはいい表現が見つからないほどの気持ちでした。そして、家がつぶれていることにはじめて気が付きました。(将君のお父さんは、お仕事で遠くにいました。)

説明5 
しばらくして,お母さんやゆうちゃんは,つぶれた家の中から,助け出されます。しかし,たんすの下敷きになった将君は,なかなか助け出すことが出来ませんでした。

発問6 子どもが,家の下敷きになって死んでいるかもしれない。その時に,お母さんが,お母さんのお父さんに頼んだことは何だったのでしょうか。

 「将君を助けて。」など。

説明6
 私は、父と話している時に、父に頼み事をしました。それは、『将くんを冷凍保存するということ』です。私が、当時住んでいた山口では、なかなかできないけれど、ここでは阪大病院、京大病院があるから、冷凍保存にして医学が発達した時に、手術をして生き返らせてもらうと、頼んでいました。父も、私の迫力に負けたのか、そう言わざるをえなかったのか、その時は、『わかった』と、言ってくれました。その言葉が、とってもうれしくて、安心できました。次に、お願いしたことは、『この土地を売らないでほしい』と言うことです。将くんが、亡くなった場所が、他の人の土地になってほしくなかった。

発問7 どんなお母さんだと思いますか。

「すごく子どものことを思っている」など。
 これに答えて「みなさんのお母さんやお父さんも同じなのですよ。」と話す。

説明6 
その後,何とか将君を助け出し,病院へ行きます。しかし,病院には,患者さんがたくさんいました。また,地震の影響で,多くのものが使えなくなっていました。電気もなく、ベッドもなく、お医者さんもすぐに他へ行ってしまいました。その中で,お母さんは,一生懸命将君の心臓マッサージをします。「パパが、もうすぐ来てくれるよ。将君の大好きな新幹線のおもちゃをたくさん持ってきてくれるよ。10時くらいには来てくれるから、がんばって。」 お母さんの必死の努力にもかかわらず,将君は,亡くなってしまいました。午前8時50分。将君が死を宣告された時間でした。お母さんは書いています。「私の幸せな人生が終わった日です。」と。

発問7 将君が天国に行った5年後、お母さんは将君のことを多くの人に伝えたいと思って「将君のホームページ」を作りました。(FLASHE)
 *FLASH画像下の「将君へのお手紙」をクリック。(HPが更新されて場所が変わることもあります。)
     お母さんは、「将くんへ」という手紙を書きました。どんなことを書いたと思いますか。一文で書いてみましょう。

「将君、元気ですか。」「将君、会いたい。」など。

説明7 (FLASHEのリンク
しょうくん、すごくあいたい・…。いま、どうしていますか? しあわせですか?おともだちは、たくさんできましたか? ママは、いちばんにしょうくんにあやまらなくてはなりません。 しょうくんをおじいちゃんのおうちへつれていってしまったこと。しょうくんが、てんごくへたびだつ そのときに、そばにいながらも、だいてあげることも、てをにぎってあげることもなく、くるしいおもいをさせているのにひとりぼっちで、てんごくに いかせてしまったこと。 そして、なによりも、しょうくんの、いきるはずたったじんせいをいきさせてあげれなかったこと。こんなにもうしわけなくおもっているのに、いまもこうやっていきているのことを…。ごめんなさい・・・・いまでも、てんごくにいくのが、しょうくんではなくて、 「ママだったらよかったのに」、なって、おもっています。かわれるものなら、かわってあげたい。そばに いってあげれなくてほんとうにごめんなさい。
(中略 授業中はここまで読めばよい。)

パパとママをえらんでくれてありがとう。 ふたりがママのおなかにはいったとき、パパとママは、とってもとってもしあわせだった。 しょうくん、あいたいよ、そして、おもいっきりだきしめてあげたい
(中略)
これからも、しょうくんのことをしってもらうために たくさんのひとにしょうくんのおはなしをしていくからね。
(中略)
しょうくんがてんごくへたびだって、5ねんと5かげつがたちます。 それだけ、しょうくんにちかくなったってことだよね。しょうくんにあえるひをたのしみにしているね。 そのときはおもいっきりあまえさせてあがるからね。 てんごくでは、きっと、かほごな おかあさんたちが、たくさんいるだろうね。 しょうくんにたくさんのおともだちができるようにたくさんおねがいしておきます 。ママは、たくさんわらってあそんだりできるようになってしまったけど、しょうくんこのとをおもっているきもちは、かわらないからね。 いつかあえるそのひまで、てんごくのおともだちと たのしいこと たくさんして、まっててね。 ママより

指示1 あなたの親以外に、あなたの代わりに死んでもいいという人がいるでしょうか。今日の授業の感想を書いてごらんなさい。


 将君のホームページ  http://www.ne.jp/asahi/sho/yu/   本実践も紹介されている。) 

 


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