(C)TWO-WAY/小学校/道徳/高学年/
TOSS広島コンマサークル 高橋恒久
| 染谷幸二先生の実践に「読み聞かせ」を加えて、修正したものである。「いじめに負けるな!」「あきらめたら、あかん!」。 |
大平光代さんの「だから、あなたも生きぬいて(講談社)」の表紙の顔写真を見せる。
| 板書 大平光代さん 34歳 |
| 発問1 この人の職業は何でしょう。 |
正解は「弁護士」である。最難関と言われる「司法試験」に大平さんは一回で合格したのである。東京大学をはじめとする難関大学を卒業した人でも、司法試験にはなかなか合格することが出来ないことを話す。
| 発問2 ところが大平さんは高校へも行っていないのです。どうしてでしょうか。 |
意見を出させた後で、「47p〜56p/11l」を読み聞かせる。
「血で遺書を書いた。」「一気に三か所刺した。」「もう二か所刺した。」のところなどは、子どもから「もう読むんやめて〜。」と悲鳴が上がるほどである。構わず淡々と読み進める。
| 指示1 思ったことを書きなさい。 |
可哀相だという意見より、いじめをしていた子(特に裏切った子)が許せないという意見が多かった。自殺なんかせずに誰かに相談すればいい、という意見もあった。
| 発問3 三か月ぶりに学校に行ってからは、いじめはなくなったでしょうか。 |
「なくならなかった」と考える子が多かった。
「68p〜72p/3l」を読み聞かせる。
子どもたちは、いじめをする子が信じられないという感じで聞いていた。
| 発問4 大平さんはこの後どうなったと思いますか。 |
意見を出させた後で、「81p/7l〜13l」を読み聞かせる。
この後のことを簡単に説明する。
・ 警察に補導され留置所へ入れられる
・ 迎えに来た母親に暴力を振るう
・ 学校は休みがちになる
・ 髪を茶色に染め、煙草を吸い、禁止されている自転車に乗り、不良仲間の溜まり場に出入り。
・ 16歳で暴力団の妻(後に離婚)
| 発問5 この時、大平さんは両親にどうしてほしかったと思いますか。 |
「迎えに来てほしかった」という意見が多数であった。
正解は「怒ってほしかった」である。自分のことを真剣に考えて怒ってくれる人の存在のありがたさを話す。
| 発問6 大平さんは22歳の時に立ち直ることが出来ました。何がきっかけだったでしょう。 |
「友達が助けてくれた。」「両親が連れ出してくれた。」など。
父親の友人の大平浩三郎さん(後の義父)に怒鳴られたのがきっかけであった。
「132p/4l〜134/9l」を読み聞かせる。
| 発問7 このことがきっかけになり、大平さんは勉強を始めます。でも、中学しか卒業していません。勉強を始めるに当たって、最初にしたことは何だったでしょう。 |
正解は「漢和辞典を引く」である。
「142p〜147p/10l」を読み聞かせる。
大平浩三郎さんが贈ってくれた言葉を読む。光代さんが弁護士になったのは、この9年後であった。
| 今こそ出発点 人生とは毎日が訓練である わたくし自身の訓練の場である 失敗もできる訓練の場である 生きているを喜ぶ訓練の場である 今この幸せを喜ぶこともなく いつどこで幸せになれるか この喜びをもとに全力で進めよう わたくし自身の将来は 今この瞬間にある 今ここで頑張らずにいつ頑張る 京都大仙院 尾関宗園 |
最後に「250p」の大平光代さんのメッセージを読み聞かせる。「〜あきらめたら、あかん!」
感想を書かせる。(「先生、その本読ませて。」という子が数名いた。)
![]()
![]()
メール