1.目的
Mars/nwe とは、Linux 上で動作する NetWare エミュレータです。バインダリ(Bindery)ベースの NetWare(NetWare 3.x)のファイルおよびプリントサービスを Linux 上でエミュレートするものです。したがって、プロトコルとしてIPXを使います。
Windows から Linux のファイルシステムをネットワーク経由で使おうとしたとき、大抵の方はいの一番に Microsoft ネットワークをエミュレートする Samba を思い浮かべるでしょう。Windows9x/NT と Linux だけのネットワークでいいならそれでもいいと思います。しかし、1台でも DOS しか動かないマシンがあって、ファイルやプリンタを共有しようとするとどうでしょう? DOS ベースで動く Microsoft ネットワーククライアント(LAN Manager クライアント)は、とてつもなくでかくて重くて、その上でアプリが動かなくなってしまうほどです。それに比べて、NetWare の DOS クライアントは軽量・コンパクトで、非常にさくさく動作してくれます。DOS 時代から PC-NOS のリーダーだった NetWare ならではでしょう。その素晴らしさを LinuxBox だけでしかもタダで味わえるというわけです。素晴らしいですね :-)
2.入手先
- mars_nwe本体
- ftp://www.compu-art.de/mars_nwe/mars_nwe-0.99.pl20.tgz
2000/09/01付けで更新された最新版らしい、未テスト
- mars_dosutils
- ftp://www.compu-art.de/mars_nwe/mars_dosutils-0.17.tgz
login.exeやslist.exeなど。ちと古いので、本物のNetWareサーバを持っているなら、そっちのを使うほうがいいが、ライセンス条件がわからない(^^;
- SMArT
- http://www.lintux.cx/smart.html
mars_nwe の WEB ベース設定ツール
-
3.導入方法
- アーカイブを解凍する
# tar xvfz mars_nwe-0.99.pl20.tgz
- ちょっとした make 前の設定をする
Plamo 1.4.x では,Shadow パスワードを使っているので,ここは変更する。
# cd mars_nwe
# make
# jvim config.h
# cat config.h | grep SHADOW
#define SHADOW_PWD 1 /* change to '1' for shadow passwds */
もし,Quota を使っているなら,もう一箇所変更する。
# cat config.h | grep QUOTA
#define QUOTA_SUPPORT 1 /* change to '1' for quota support */
- 再度 make する
# make
- 更に詳細な設定をする
# jvim nw.ini
- インストールする
# make install
- 起動してみる
# nwserv
4.動作確認など
付録1.参考文献
- MARtin Stovers NetWare Emulator のページ
- 製作者のオフィシャルページ
- JFのIPX-HOWTO
- LinuxでIPXがお話できるようにする基本はこれ。
- 異機種混在環境でのファイル,プリンタ・サーバー構築
- 日経インターネットテクノロジ 1997年10月の記事です。ちょっと古いけど情報のポインタが示してあったりしてそれなりに役に立ちます。
- mars_nwe 0.99pl12 INSTALL の和訳
- パッチレベルが違いますが、内容はpl20と変わりません。
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