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2001/11/27
 ここまでで、ともかくネットワーク環境で動く Plamo が出来あがった事と思います(ホントか?)。ここでは、それ以外になにをしたらいいか、書いてみます。別にしなくても問題ないものもあるでしょうけど、まぁ参考程度に(^^;
1.カーネルをアップグレード
 僕んちは、現在 は Plamo 2.x へ移っていますが、まだ Plamo Linux 1.4.4 を使っている方のために残します。
※要らないって?(笑)

かつてPlamo 1.4.x をインストールするときは必ずカーネルを 2.0.38にアップしていました。これは、Plamo Linux のディストリビューションに含まれていますが、インストールしたときのカーネルは 2.0.36 です。これを差し替えます。

※現在は2.0.39が最終版です。最新バージョンはこちらから。

 Plamo 2.x では、いまのところ CD-ROM から直接インストールしています。Plamo-2.x でインストールされるカーネルは、2.1では 2.2.16、2.2.xでは 2.2.19 です。通常、カーネルを再構築する理由は見当たらないかに見えますが、デュアルプロセッサにしたいとか、バーチャルホストでIP-Aliasを使いたいなどで再構築をせざるを得ないなどの場合に参考にしてもらおうと 2.0.x 系に続いて記述しておきます。また、2.4系列にする際は特別な注意が必要です。

 カーネルをコンパイルする、って聞いただけで、ビビッちゃうみたいですが、そんなに怖がらなくても誰でもできますから、手順を書いておきますね。

Plamo-1.4.x の場合

  1. root でログイン
  2. CD-ROM をマウント

    # mount /cdrom

  3. contrib/Kernel ディレクトリへ移動

    # cd /cdrom/contrib/Kernel

  4. カーネル2.0.39のアーカイブをコピー

    # cp linux-2.0.39.tar.gz /usr/src

  5. カーネルをコンパイルする準備

    # cd /usr/src
    # rm linux
    # tar xvfz linux-2.0.39.tar.gz
    # mv linux linux-2.0.39
    # ln -s linux-2.0.39 linux
    # cd /usr/include
    # rm asm
    # ln -s /usr/src/linux/include/asm-i386 asm
    # cd /usr/src/linux

  6. カーネルコンフィグレーションをCD-ROMからコピー

    # cp /cdrom/AT/Install/DESKTOP/config1 .config

     なお、これは DESKTOP/bootdsk を使ったという前提で書いていますから、別のを使うならそれ用のコンフィグレーションファイルを持ってきてください。このように既存のコンフィグレーションファイルを使うほうが、カーネル再構築のトラブルが少なくて済みます。
  7. カーネルコンフィグレーションを実行
     前の項で、既存カーネルのコンフィグレーションファイルを持ってきているので、良く手順書に書いてある

    # make mrproper

    はしません。したら、折角持ってきた意味がありませんからね(^^;
     代りに、

    # make oldconfig

    して、以前のバージョンの情報と追加された情報をマージした新しい.configファイルを生成します。途中、新規追加された機能についてどうするか聞いてきますから、もしデフォルト値( [N/y/?] とかなら単に Enter すると [N] になる)以外にしたければ設定していきます。ここでは単に Enter で済まして、

    # make menuconfig

    で微調整しましょう。
     コンフィグレーションで直したほうがいいと思うのは、下記の点です。
    1. CPUタイプは実物にあったものにしましょう。デフォルトは386。
    2. ATXマシンをお使いなら、APM の自動シャットダウンを有効にすると幸せになれます(General setup - Advanced Power Management BIOS support にチェック、その中の Power off on shutdown にチェック)
    3. 絶対に使わないデバイスは削除します。別にしなくてもいいですが・・・(^^;
      僕んちでは、
      • Floppy, IDE, and other block devices - Include IDE/ATAPI TAPE support はもってない
      • Floppy, IDE, and other block devices - Include IDE/ATAPI FLOPPY support (new) はもってない
      • Floppy, IDE, and other block devices - Parallel port IDE device support はもってない
      • CD-ROM drivers (not for SCSI or IDE/ATAPI drivers) - Support non-SCSI/IDE/ATAPI CDROM drives はもう使わない

       まだまだ、SCSIを積んでないマシンならSCSIサポートは一切なしとか、IDEを使ってないマシンならIDEディスクのサポートは一切なしとか、NE2000(ISA/PCI)と3COMのPCI版とDE500以外のNICは持ってないから無しとか、いろいろとやることはありますが、まぁそれは作るマシンの環境に合わせて適宜選んでください。あるいは、カーネルのサイズやモジュールがたくさん作られる事は許容するなら、全部サポートするままでもいいでしょう。そのほうが確実かもしれません。

  8. カーネルをコンパイル

    # make dep; make clean; make; make modules; make modules_install; depmod -a 2.0.38; make zlilo

     これで一気にコンパイルして、LILO の更新まで行います。コーヒーでも飲んで待ちましょう :-)
     なお、make zlilo のところでたまに「カーネルがでかすぎて書けない」みたいなエラーがでて、カーネルが更新されないときがあります。そんなときは

    # make bzlilo

    とすれば、幸せになれます :-)
  9. LILOを緊急用に書き換えて再起動
     まれに(しばしば?)再起動がうまく行かないことがあります。そんなときにパニックにならないように、僕んちでは再起動前に LILO を更新して、古いカーネルでも立ち上がるようにしています。

    # jvim /etc/lilo.conf
    # cat /etc/lilo.conf
    ...
    image = /vmlinuz.old
    root = /dev/sda1
    label = Linux.old
    read-only

    これを既存のlilo.confに付け加えて、

    # lilo -C /etc/lilo.conf

    これでもし次回起動時に新しいカーネルで起動しなかったときは、vmlinuz.old カーネルでも起動できるので、安心です。SHIFT キーを押したままでマシンを起動してみてください。

    LILO boot: _

    ってプロンプトになりますよね? そしたら、Linux.old とタイプして Enter してみましょう。古いカーネル(2.0.36)で起動すると思います。

Plamo-2.x の場合

  1. root でログイン
  2. カーネルコンフィグレーションを /boot からコピー

    # cd /usr/src/linux
    # cp /boot/config .config

     なお、これは CD-ROM から直接ブートしてインストールし、インストールの終盤で「インストール済みの vmlinuz を使った」という前提で書いていますから、別のを使ったならそれ用のコンフィグレーションファイルを持ってきてください。
  3. カーネルにパッチを当てる
     Plamo-2.0 のカーネルには、いくつかのパッチが当たっています。これらのパッチは、/usr/src/linux/Patch にありますので、カーネルバージョンを変えないで再構築するならこれらを当てます。要らなければ別にいいんですが・・・。なお2.1でもあたっていておなじ場所にあります。
     カーネルを上位バージョンに変える場合ですが、現在2.2.19が出ていまして、パッチなしでほぼPlamo 2.1 のデフォルトのカーネルとおなじ状態にはなるようです(というかサポートIDEチップが増えているため、おなじよりもっと上になる?)。ide パッチは、Kernel 2.2.18 用は、http://www.kernel.org/pub/linux/kernel
    /people/hedrick/ide-2.2.18/ide.2.2.18.1221.patch.gz
    みたいですね。

     パッチの当て方は、以下のとおりです。

    # cd /usr/src/linux
    # mkdir Patches
    # cd Patches
    # cp /path/to/ide.2.2.18.1221.patch.gz .
    # gunzip ide.2.2.18.1221.patch.gz
    # cd ..
    # patch -p1

  4. カーネルコンフィグレーションを実行
     前の項で、既存カーネルのコンフィグレーションファイルを持ってきているので、良く手順書に書いてある

    # make mrproper

    はしません。したら、折角持ってきた意味がありませんからね(^^;
     代りに、

    # make oldconfig

    して、以前のバージョンの情報と追加された情報をマージした新しい.configファイルを生成します。本来なら同一バージョンで再構築であれば、なにもでないですんなり終わるはずなんですが、なぜか一部追加されているエントリが発見されます(^^; 2.2.14 の場合だと、VIA の IDE チップ対応と、CMD の IDE チップ対応がそれですが、僕は両方 y にしました。それと、サウンド関連の対応が追加されますが、通常通り単に Enter してもリトライされます。いらなければ 0 をタイプしてください。2.2.19 の場合、追加されているものが多すぎるので、とりあえずよくわからなければYとしてます(笑)。都合が悪い場合は各自調整してください。そして、

    # make menuconfig

    で微調整しましょう。
  5. カーネルをコンパイル

    # make dep; make clean; make; make modules; make modules_install; depmod -a 2.2.19; make bzlilo

     depmod -a 2.2.19 の部分はカーネルのバージョン毎に異なりますので注意してください。これで一気にコンパイルして、LILO の更新まで行います。コーヒーでも飲んで待ちましょう :-)

  6. LILOを緊急用に書き換えて再起動
    これは、Plamo-1.4.x の時とおなじです。
2.細々したパッケージのアップデート(Plamo-1.4.x)
 Plamo に限った話ではありませんが、あらゆるプログラムは日々何かしらのアップデートが行われています。その中には、セキュリティ上の問題を解決するためのアップデートが含まれています。不幸な出来事がおこならない様、これだけはきちんと追いかけましょう(^-^)b
 Plamo の場合、更新されたパッケージが可能な限り早期に Update パッケージとして公開されていますので、こちらを適用するようにしましょう。もちろん、自分でソースを持ってきてコンパイルするのも楽しいですけどね(笑)

 現時点で、Plamo 1.4.4 を対象に当てなくてはならないパッケージは、下記の場所にあります。

Update/nfs-server-2.2beta47.tgz
NFS サーバのセキュリティのアップデート
Update/sysklogd-1.3-31.bin.tar.gz
syslog のセキュリティのアップデート
Update/wu-ftpd-2.6.tgz
wu-ftpd のセキュリティのアップデート
Update/bind8.tgz
BIND 8.x のセキュリティのアップデート、BIND8を使うなら必須。
Update/dump.tgz
バックアップツールである dump/restore のセキュリティ対策済みバイナリ、元々は入ってないが、使いたい方はこちらを持ってくるといいのでは?
 なお、これらのインストール方法ですが、(sysklogd-1.3-31.bin.tar.gz を除いて)installpkg というコマンドを使うのがいいでしょう。これらのパッケージを置いたディレクトリへ移動して、

# installpkg hogehoge.tgz

とすると、インストールされます。
 sysklogd-1.3-31.bin.tar.gz に関しては、以下のようにします。

# tar -C / -xzUf sysklogd-1.3-31.bin.tar.gz

 なお、Plamo 2.x を含めて最新情報は、Plamo Linuxのページを参照してください。
3.Plamo 2.2 をカーネル 2.4 にして、EXT3ファイルシステムを使う
 Linux の最新の安定版カーネルは、2.4.x 系列に移っています。Plamo は、まだ 2.4 系列へ移行していませんが、僕はEXT3ファイルシステムが試したいだけの理由で2.4を試してみました。例によって、単にカーネルを刺しかえればいいというものではないらしいですね。ついでにe2fsprogsを差し替えて、EXT3ファイルシステムを作ってマウントできるようにします。

カーネル2.4導入ガイド

 いつもありがとうございますm(_ _)m

 というわけで、僕がやった手順を書いておきます。
  1. 最低限必要なモジュールをもってきて構築
    modutils-2.4.12

    #tar xvfI modutils-2.4.12.tar.bz2
    # cd modutils-2.4.12
    # ./configure
    # make
    # make install

    binutils-2.11.tar.gz

    # tar xvfz binutils-2.11.tar.gz
    # cd binutils-2.11
    # ./configure --prefix=/usr
    # make
    # make install

    e2fsprogs-1.25.tar.gz

    # tar xvfz e2fsprogs-1.25.tar.gz
    # cd e2fsprogs-1.25
    # ./configure
    # make
    # make install

  2. 最新の2.4カーネルをもってきて展開
    linux-2.4.16.tar.bz2

    # cp linux-2.4.16.tar.bz2 /usr/src
    # cd /usr/src
    # rm linux
    # tar xvfI linux-2.4.16.tar.bz2
    # ln -s linux-2.4.16 linux
    # cd linux
    # cp ../linux-2.2.19/.config .

  3. カーネルをコンフィグレーション(EXT3を有効に)

    # make oldconfig
    # make menuconfig

  4. コンパイル

    # make dep; make clean; make bzlilo; make modules; make modules_install

  5. 新しいカーネルで再起動
  6. 既存の(ルートでない)パーティションをEXT3にアップグレード

    # umount /dev/hda4
    # tune2fs -j /dev/hda4
    # fsck /dev/hda4
    # mount -t ext3 /dev/hda4 /mnt/hda4
    # df -T

    ext3としてマウントされていればOK。

  7. 新しいパーティションをEXT3として作成

    # mke2fs -j /dev/hda4
    # fsck /dev/hda4
    # mount -t ext3 /dev/hda4 /mnt/hda4
    # df -T

    ext3としてマウントされていればOK。

4.おまけ:いろんなインストール方法1〜Windowsマシンに追加インストール
 これまでは、Plamo 専用マシンを CD-ROM 媒体を使ってインストールするという「王道」について書いてきましたが、他にもいろんなインストール方法があります。ここでは、すでに Windows なマシンのハードディスクのパーティションを分割してインストールする方法を書いてみます

 さて、すでに Windows なマシンで、あまっている領域に Plamo を追加インストールするには、FIPS というツールを使います。これは、Plamo の CD-ROM にも入っています(/AT/Install/FIPS/fips.exe, restorrb.exe, errors.txt)。
 FIPS について詳しくは、JF のドキュメント(FIPS 2.0)をごらん頂きたいのですが、要するに DOS や Windows で使われている FAT16/FAT32 ファイルシステムからなるパーティションを分割して、他の用途に使える空き領域を作りだす事が出来るツールです。

 これを使ってパーティションを分割するには、まずスキャンディスクを使ってディスクのエラーをチェックし、続いてデフラグで既存パーティション内の空き領域を最適化して、なるべく大きな連続した空き領域を作ります。細分化されている状態だと、空き領域があるわりには大したサイズのパーティションが作れないという悲しい目に合いますから、気をつけましょうね(^-^)b

 以下、Windows98 がインストールされているディスクへ Linux を追加インストールするという前提で、手順を示します。

  1. FD を1枚用意し、DOS/Windows(GUIなし)ブート可能なようにフォーマットします。日本語環境は基本的には要りません。
  2. 上記の3つのファイルを、作成したブートディスクに置きます。
  3. このブートディスクでブートできることを確かめます。
  4. Windows をなるべくクリーンな状態で起動(SHIFTキーを両方押して起動するなど)して、分割したいディスク(普通C:でしょう)のプロパティを開き、ツールタブ内の [チェックする(C)] ボタンを押して、スキャンディスクを実施します。
Win98ドライブのプロパティダイアログ
  1. 続いて、同じ場所の [最適化する(D)] ボタンを押して、デフラグを実施します。デフラグ中は手を触れず、コーヒーでも飲んでましょう :-)
  2. 終わったらコンピュータをシャットダウンし、先ほどのFDで起動します。
  3. A:\>FIPS とタイプして、FIPS を起動します。
  4. 「FIPS version 2.0, ...
    Press any Key

    と出ますので、素直になにかキーを押します。
  5. ドライブが複数あるとき、"Which Driver (1=0x80/2=0x81)" などと聞かれます。もっとたくさんあるともっと出るかもしれません。C:ドライブを分割するなら、"1" を選びましょう。すると、パーティションテーブルが表示されます。これで大体正しいドライブを選択したかどうか判断できます。全く同一のドライブを2台積んでると難しいかもしれませんが・・・(^^; そのときは要らないほうをはずしておきましょう :-p
  6. rootセクタのチェックがOKだったら、素直に何かキーを押します。すると、ドライブのチェックが始まります。おとなしく待ちましょう。
  7. [Do you want to make a backup copy of your root and boot sector before proceeding (y/n)? _] って感じで変更前のパーティション情報を保存するか聞かれます。一応"y"を選択しておきましょう。そうすると、FD上にバックアップが作られ、後で restorrb.exe で戻すことが可能です。
     ちなみに次の設問も"y"としておきます。すると、FD上に"rootboot.00x"(0<=x<=9)というファイルが作成されます。
  8. 現在のパーティション分割位置が画面に示されます。上下のカーソルで10シリンダー、左右のカーソルで1シリンダー単位で増減できます。終わったら Enter キーを押してください。
  9. 変更後のパーティションテーブルが示されます。これで良ければ"c"を、もう一度変更するなら"r"をタイプします。
  10. [Ready to write new partition scheme to disk
    Do you want to proceed (y/n)? _]
    と聞かれます。あ、要するにこれで確定していいかと聞いてるのですね(^^; よければ"y"をタイプします。後は、mini-linux の bootdsk で起動して、通常どおり setup を起動し、fdisk でパーティションタイプを linux パーティションに変更すればおしまいです。以下のようにします。
どうしますか?(m でヘルプ): p

ディスク /dev/hda: 255 heads, 63 sectors, 524 cylinders
表示単位 = cylinders ( 16065 * 512 bytes)
 デバイス Boot   Begin    Start      End   ブロック Id  システム
/dev/hda1   *        1        1      253  2112516    c  Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda2          264      264      524  2096482+   c  Win95 FAT32 (LBA)

どうしますか?(m でヘルプ): t
パーティション番号? (1-4): 2
パーティションの種類?(L でリストを表示): 83
パーティション 2 の種類を83 (Linux native)へ変更します

どうしますか?(m でヘルプ): p

ディスク /dev/hda: 255 heads, 63 sectors, 524 cylinders
表示単位 = cylinders ( 16065 * 512 bytes)

 デバイス Boot   Begin    Start      End   ブロック Id  システム
/dev/hda1   *        1        1      253  2112516    c  Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda2          264      264      524  2096482+  83  Linux native

どうしますか?(m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました
 あとは今までどおり、CD-ROM から新しく作成されたパーティションに Plamo をインストールするだけです。この方法は、デスクトップだけでなく、CD-ROMドライブ付のノートPCでも有効ですね(^-^)b

 なお、このバージョンのFIPSでは、8GB以上のHDDに対しては問題があるらしいですから、気をつけてください。

5.おまけ:いろんなインストール方法2〜Windows95(98)とのデュアルブート用インストール
 上でやったような Windows なマシンへの Linux インストールでは、大抵目的がこれでしょう(^^;
 デュアルブートにするの自体はそれほど難しくありません。インストールの手順で、ホンの一部異なるところがあるだけです。それは、LILO の設定に関係する部分です。
  • 必ず MBR からブートするように設定する
     このインストール手順3では、常にMBRを選択しているので通常どおり。
  • LILO のエントリーに Windows も選択肢として追加する
     このインストール手順3で、36と37の間で1ステップ作業が増えるだけ。

 言葉にしてしまえば、たったコレだけです(^^;
 インストール中だけでなく、すでにインストールしてしまった場合でも出来るのですが、詳細は、LILO mini-HOWTO などをご覧ください。

 なお、インストールしたいマシンの Windows 起動環境をなるべく壊したくない場合、一度も Plamo をインストールしたことがなくてマシンが全く起動しなくなるのが怖い場合は、LOADLIN というツールで Plamo を起動するようにインストールする事も出来ます。その場合は、上記のインストール手順の逆(MBRではなくブートパーティションからブートする)にすべきです。詳しい事は、Linux インストールキット 第2版を買って読んでください(笑)

6.おまけ:いろんなインストール方法3〜Windows 上においたCDイメージから直接インストール
 常に最新の環境を作りたいインストールマニアな方(失礼)、いちいちCD-Rに焼いたりするのが面倒ですよね(^^;
 そんな時は、Windows で管理されているパーティションに CD イメージをダウンロードして、そこからインストールするようにすることも出来ます。ダウンロードするべきディレクトリは、Plamo 1.4.x なら ftp://ftp.linet.gr.jp/pub/Plamo/Plamo-1.4.x/plamo/、Plamo 2.0 ならftp://ftp.linet.gr.jp/pub/Plamo/Plamo-2.0/plamo です。いずれも AT 互換機用です。
 パッケージの入手に際して、ReGet等でこのサーバからの取得を試みられる方が多いらしいですが、一度に多くのセッションを張るため、負荷が集中しているらしいです。これを避けるため、他のロケーションも紹介しておきます。まあ、ftpsearch するといくらでも出てくるので、できれば近隣のミラーから取得してください。
技術評論社のサーバ(の紹介ページ)
http://www.gihyo.co.jp/SD/plamo/index.html
SunSITE
ftp://SunSITE.sut.ac.jp/pub/archives/linux/jp-linux/plamo/Plamo-1.4.x/plamo/
KDD
ftp://ftp.kddlabs.co.jp/.5/Linux/packages/Plamo/Plamo-1.4.x/plamo/
 インストール手順は、ほとんど通常の CD-ROM からの場合といっしょですが、このページのインストール手順3では15の部分が異なります。インストール元の選択で、CD-ROMではなくマウント済みのハードディスクを選択します。デバイスの番号(この章の1のような環境であれば、/dev/hda1など)と、イメージを置いてあるディレクトリ(\plamoなど)をきちんと把握していれば、それほど問題なくどなたでも出来るでしょう(^-^)b
7.おまけ:いろんなインストール方法4〜他の Windows 上においたCDイメージからネットワーク経由でインストール
 Plamo 専用マシンを作ろうとしていて、しかも CD-R を焼くなんて面倒だと思っていて、その上もう一台 Windows なマシンがあってネットワークはあるという場合は、Microsoft ネットワーククライアントとして接続してもインストールできます。
 押さえておかなくてはならないのは、Windows 側の
  • Microsoft ネットワークでのマシン名
  • 同じくワークグループ名
  • CD イメージのあるドライブ or ディレクトリの共有名
  • CD イメージのある共有ポイントからの相対パス名

などです。
 インストール手順は、これまたほとんど通常の CD-ROM からの場合とほぼいっしょですが、インストール元の選択では SAMBA 経由を選択してください。

8.おまけ:いろんなインストール方法5〜他の Linux 上においたCDイメージからネットワーク経由でインストール
 Plamo 専用マシンを作ろうとしていて、CD-R なんて焼くのは面倒で、でも最新版が使いたくて、その上もうすでに一台 Plamo(でなくても良いが Linux)が動いていて、ネットワークはあるという場合、NFS 経由でのインストールも行えます。僕はこのパターンがもっとも多いです。
 NFS 経由のインストール方法については、Linux インストールキット 第2版 に詳しい解説が載ってますから、ぜひ書籍を買って読んでください(笑)
 なお、僕の場合、イメージを持っているホストが防護壁の中にいる上、どうせユーザは僕くらい(笑)という環境にある関係で、/etc/exports に設定している内容は思いっきりセキュリティレベルの低い書き方をしています。別に僕んちの中では問題ないので(笑)
  1. 他のホストにCDイメージをダウンロード
  2. 他のホストでNFSサービスを実行

    # ps ax|grep rpc

    して、rpc.nfsd, rpc.mountd が動作していることを確かめる

  3. 他のホストの /etc/exports を設定

    # ln -s /home/ftp/pub/linux/plamo/Plamo-2.0 /Plamo-2.0
    # jvim /etc/exports
    # cat /etc/exports | grep plamo
    /Plamo-2.0 (ro,all_squash)

    なお、くれぐれも注意しておきますが、この設定は僕んちのように防護壁内部に置いてあるホストを同じく防護壁内部から参照するからできる設定です。防護壁のない環境では、こんなにパブリックな公開の仕方をしてはいけません。アクセス可能なネットワークあるいはホストを限定すべきです。
  4. NFS関連デーモンを再起動

    # killall rpc.nfsd rpc.mountd
    # rpc.ndsd
    # rpc.mountd

  5. NFSマウントが出来る事を確認

    # mount hostname:/Plamo-2.0 /cdrom
    # df

  6. インストール手順でNFS経由のインストールを選択
     普通のインストールとは違い、最初からIPアドレスの指定が出てきますから、あらかじめそれらを決めておく必要があります。IPネットワークの仕組みをある程度知っている人向きです。
9.おまけ:いろんなインストール方法6〜Windows NT 4.0 とのデュアルブート用インストール
 いろんなやり方があるとおもうんですが、僕はJFのNT OS Loader + Linux mini-HOWTOで示されている方法でやってます。なんでかというと、この方法だと、既に NT Workstation がインストールされているマシンへインストールできるからで、僕に与えられたシチュエーションがたまたまそうだったからです。簡単な理由ですね :-)
 方法に付いては、NT OS Loader + Linux mini-HOWTO を良くお読みになればきっとわかるのではなかろうかと思います。Plamo インストール上の注意点としては、
  1. インストール用のbootディスクからハードディスク上のrootパーティションを起動する方法をきちんと押さえておく(笑)
    これができないと、先に進めなくなる。
  2. インストール途中で MBR(マスタブートレコード)へは絶対インストールしない
  3. パーティションの作成に、NTのディスクアドミニストレータを使わない
  4. NTFSを使っている場合、インストール途中でのOS/2パーティションを読めるようにするか、というメッセージは無視して進む

 蛇足ですが、たとえばデュアルブートしたい OS が Plamo(あるいは Linux 全般)でなくとも、NT を含むマルチブート環境を作る場合の第1パーティションは FAT にすべきです。Windows95(98)とNTとのマルチブートでも同様なので、普段から「第1パーティションはFAT」と思ってた方がいいかも。

 さて、インストールが終わっても boot ディスクを抜かずにそのまま起動し、Grub のメニューをいじってインストールした root パーティションで Plamo を起動します。そして、ここで示されているような手順で、ブートセクタをファイル化します。もし、第1パーティションがFATだったら、単に /mnt あたりに第1パーティションをマウントして、ルートへファイルを作成するだけです。

# mount -t msdos /dev/hda1 /mnt
# dd if=/dev/hda2 of=/mnt/bootsect.lnx bs=512 count=1
# umount /mnt

 後は、また JF のドキュメントの続き(但し、ブートセクタファイルのコピーは済んでいる)を行い、めでたくデュアルブートが出来るはずです :-)
 なお、僕はこの部分も Linux 上から行ってみましたが、一応動いてます。

# ls /mnt/boot.ini
-r-xr-xr-x 1 root root ... boot.ini
# chmod 755 /mnt/boot.ini
# jvim /mnt/boot.ini
# chmod 555 /mnt/boot.ini

 ただし、この方法が正当なのか?等、なんら検証していません。「動いてるからいいや」のノリです。この方法で何らかの障害が起こったり、誰かに咎められても、僕は何の責任も負いませんのでご注意を(笑)



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