*** Quality Information Service (for Manager, Staff & Scientist) ***
梅木 信治/Shinji UMEKI/sumeki@t3.rim.or.jp (http://homepage1.nifty.com/QCC/)
| 1999/12/09 掲載記事 |
*** コンサルタントという仕事 ***
--- マセヒューマンテクノサービス/間瀬 誠 さんのホームページ(1999/11/30)より転載 ---
1、 三つ目の先生が本当の意味でのコンサルタント
先生と呼ばれる仕事には3種ある。まず、第一は、ライセンスを持った代行業。クライアントが本来自分でやらなければならない仕事(義務としてやらなければならない仕事)、法律、規則に従って文書を作成し、官公庁に提出し、必要な説明などを代行する仕事。国家ライセンスを持つ必要があり、ある意味で仕事が保証されている税理士、行政書士、弁理士、弁護士などがこれにあたる。
第二は、自分が開発した手法を教える教育者。自分が開発した手法の有効性を説き、教えて、クライアントがその手法を使って仕事を効果的に進める様に、指導する先生。その手法を採用するかどうかはクライアントのオプション。教えても実行してくれるかどうかは分からない。品質管理や安全などの先生がこれにあたる。開発した手法が本当に優れた独創的なものであれば手法に名前をつけて宣伝も可能であり、ライセンスを与えて、後継者を教育することも可能。コンサルタントの大先生といわれる人の多くがこれにあたる。
第三は、本当の意味でのコンサルタント、相談役。経営者が仕事の進め方に自信がない時、問題に直面して動けなくなっているときに相談に乗ったり、仕事のお伝いをする。まず、クライアントの方に問題があって、クライアントが相談にくる形ではじめて仕事となる。問題解決の手法が先にあるのではない。クライアントの問題が先にあるのだ。問題を解決する手法は「何でもあり」で、クライアントと新しい手法をこれから一緒に勉強をしていくという形が一番効果的。この仕事は宣伝の方法がない。唯一、コンサルタントに相談に乗ってもらって助かった、効果があったクライアントの感謝の口コミだけが次の仕事をつれてくるという大変な仕事。
考えてみると、私はこの第三の先生、コンサルタントをやっている。この仕事は、純粋に相手のことだけを考え、発言し、行動できる。だから、精神衛生上は大変健康的で、面白い仕事だと思ってやっている。
2、 コンサルタントをやりたいと考えている人へのメッセージ
先生といわれる仕事は典型的には3つ。サラリーマンを卒業して、コンサルタントをやりたいと考えている人は「この三つの中で、自分は何をやるつもりか」よくよく考えてほしいと思う。そして、何をやるかを決めて自分の武器を磨いてほしいと思う。ここのところが曖昧だったら、あなたはコンサルタントとして自立することは難しいのではないか。
3、 コンサルタントを使いたいと考えている人へのメッセージ
逆に、コンサルタントを活用してみようと考えるときには、三種類の先生の中から、どのタイプの先生を頼むか。まずは、自分が何をやりたいのか、何を頼みたいのか、実現したいことの目的から考えて、先生を選択することがよい結果を生むと思います。
4、 プロセスを重視するコンサルタント
自問自答する時がある。こんなに苦労して、なぜ、コンサルタント稼業を続けるのか。「なーに、知的好奇心が満足できるからさ」とつぶやく。そして自分に課している言葉は「プロセスを重視するコンサルタント」である。
得意先が有する個別の企業風土、その中で新しいシステムが確立されていくプロセスを提案する。戦略立案から戦術レベルまでを「見る」、導入したシステムが有効に機能するまで「注視する」、それが現場に届いているかを「見届ける」。コンサルタントの能力とは、1.フォカーシング能力 2.問題発見能力 3.仮説設定能力 4.人間関係能力といえる。 とりわけ、経営者にお会いした時に、フォカーシング能力(=絞り込み能力)がないとだめだ。その時与えられた問題は大概漠然としている。それをその場で小さな焦点に絞り込んで、ポラロイド写真を見せることができるかどうかである。 従って、コンサルタントが持つべき機能は、触媒機能であり、仕分け−編集機能であり、調整機能である。カタカナ言葉でいえば、メディェーター=エディトリアル=コーディネーターとなる。
「四つの能力、三つの機能」に磨きをかけ、企業トップがシュートする時の決心−判断のアシスト役に徹し、そしてトップと現場の本音を通訳する仕事としてのコンサルタント業を、私はさらに前に進みたい。潜在的コンサルテーション・ニーズを掘り起こして行きたい。
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開いて見たら、きっと元気が出るヒントが見つかる
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