*** Quality Information Service  (for Manager, Staff & Scientist) ***
     梅木 信治/Shinji UMEKI/sumeki@t3.rim.or.jp (http://homepage1.nifty.com/QCC/)

2000/1/23 掲載記事

心配した2000年問題も,大きなトラブルもなく,静かな新年を迎えることができましたが,今年は情報技術の分野(日本)で,3つの大きな変化が起こると予想されます.先ず,携帯電話の急激な普及により,従来の固定電話を追い越すことは確実で,次いで,パソコンが,カラーテレビを上回り,3番目は,通信の分野で,データ通信量が音声電話を抜いて,爆発的に増加すると見られています.このような変化を伴いながら,いよいよ本格的なインターネットの時代に突入する訳ですが,今回のトピックスは,@nifty に関連する話題です.

今までパソコン通信時代のしがらみに戸惑っていた NIFTY-Serve が,ようやく脱皮して,インターネットの世界に本格的に参入してきた背景と,生まれ変わった @nifty へ乗り換えるためのささやかなガイドについて,書いてみました.

@nifty物語(NIFTY-Serve から@nifty への変身経過)

昨年(1999年)11月1日に,新装オープンした @nifty の親会社である富士通の社内で, 最近,ちょっとした混乱が起きているとの聞き捨てならない噂を,ある筋から聞きました. 富士通ほどの会社では,日常業務の連絡も含めて,当然Eメールが活用されている訳ですが,自社が支配するプロバイダーが2つあったために,従来の Infoweb と NIFTY-Serve のメールが混在し,両方のアドレスを持っている社員が,ほかの社員からのメールをチェッ クし損なうトラブルが発生したらしい.

事の真相はともかくとして,@nifty ができたために,見かけ上3本立てになり,富士通の社員ならずとも 初心者はどうするのがベストなのか,判断がつかなくなってしまい,年が明けた今でも,昔のままで,何もしないユーザー が,多くいるように聞いています.この記事は,どうするのが賢い選択かについて,私なりに考えた意見をまとめたもので, 旧ニフティサーブの会員の方々の参考になれば幸いだと思います.ニフティサーブと関係ない読者に とっては,ただのお話になってしまいますが,何しろ会員数300万人を超える日本最大のプロバイダー,@nifty のお話ですから,お時間のある方は,ご参考までに,目を通していただけると何かの話題のネタになるかと思います.

それから,本論に入る前に,お断りしておきますが,この記事は,今までの経過を説明する段階で,NIFTY-Serve の抱えていた不具合点について,独断と偏見に近い表現があるかも知れませんが,これは決して批判しているのではなく,これらを乗り越えて,新たに誕生した @nifty を祝福するためのバックグランドと,ご理解いただきたいと思います. 私の願いは,ただひとつ,旧ニフティサーブの会員の皆様が,賢い選択をされて,インターネット を今まで以上に効率よくご利用されることを期待するだけです.では,始めたいと思います.

NIFTY-Serve会員の皆様へ
NIFTY-Serve
から @nifty への変更のお勧め

1999/11/1 から,NIFTY-Serve と Infoweb が合併して,@nifty になったことは,NIFTY-Serve からのお知らせなどで,ご存知のことと思います.インターネットが普及する(5年から 10年)前は,パソコン通信によるEメールが使われていました.その頃,NIFTY-Serve に加入された方の中には,インターネットが普及してくると,その便利さに惹かれて,NI FTY-Serve から,ほかのインターネットプロバイダーに乗り換える(あるいはキャンセル せずに,両方を利用する)方が増えてきました.

NIFTY-Serve には,インターネットにな い便利な機能(Eメールの受信確認機能,各種フォーラム,オンラインショッピング,有料 データベースの利用など)もありますから,一概に時代遅れと極めつけるのは,一方的な見解なのですが,トータルで判断すると, インターネットに軍配が上がるのは,否定できませんでした. そうは言っても,NIFTY-Serve も商売ですから,懸命にPRを続け,新規加入者を増やしてきました. 新たにインターネットに加入される方には,個人的には,NIFTY-Serve は勧めなかったのですが, NIFTY-Serve側 は,NIFTY-Serve なりに努力して,インターネットに近い操作が可能なソフト(Nifty Manager)を開発したりして,そのハンディキャップを補ってきました.しかしながら,それらの 努力も,もはや限界に達し,親会社である富士通系の Infoweb と一緒になる形で,(パソコン通信 のシステムをあきらめて)新たに,インターネットの仲間入りを果たしました.その結果として生まれたのが @nifty なのです.

本当なら,もっと早くそうすべきであったのですが,いろいろと事情があったのでしょう.その間,技術的に良くわからないユーザーは,ニフティ村に閉じ込められて,すぐそばに高速道路が開通しているのに,わざわざ村道を通って,しかも乗り換えの不便なルートで,やっと高速道路に入るという無駄を強いられてきたのです.たとえば,インターネットのEメールであれば,いろいろなタイプの添付ファイルを直接読めるのに,それができなかったり,メールの文中にある,メールアドレスやホームページのURLなどは,インターネットメールであれば,クリックするだけで,直接 リンクできるのに,ニフティのメールソフトでは,それが不可能であるために,不便な思いをしていたのです.もっとも,引き続き,ニフティを使っていたユーザーは,それが普通だと思っていたわけですから,共産圏の人達が,自由主義国家の豊かさや便利さを知らなかったのと同じでしょう.

ようやく,ニフティも同じ料金を取っていながら,知らぬとはいえ,会員に不便を強いることに,良心の咎めを感じて,重い腰を上げたというのが真相でしょう.しかも,そうしなかったら,若くて,賢い新規ユーザーには,敬遠されていまい,将来がないとようやく気が付いたのでしょう.私も,ニフティには,長い間お世話になり,便利にさせていただいた一人ですから,親しみこそあれ,憎しみは毛頭ないし,今でも会員のまま,インターネットにはない便利さを利用させていただいているのですが,ようやく,これで安心して,リコメンドできます.

前置きが長くなってしまいましたが,ここでは,旧ニフティ村から,新しいインターネット世界の @nifty へ移動する方法(手順)について,その要点を説明します.

基本的には,@nifty のホームページ ( http://www.nifty.com ) にある「会員サポート」コーナーの「接続・設定マニュアル」を見ていただくと詳しい説明がありますが,何せ今まで,かたくなに,ニフティにこだわり続けてきた方々ですから,「ここに書いてありますよ!」と言った位では「はい,そうですか.では,やってみましょう.」てな具合にはいかないでしょう.そこで,「最も簡単で,安全な方法」 を紹介して,一歩一歩,本来のインターネットに近づくことにします.とりあえず,@nifty のホームページを開いてください.「インターネットは見たことがない.」 というユーザーも,おられるかも知れませんので,念のために,そこまでの手順を述べます.(この部分は,このホームページをご覧になっておられる方には,矛盾する話ですが,実はこのコピーを,旧ニフティサーブの会員で,いまだに,パソコン通信の世界で使用している方に,参考配布することも考えた上でのことなので,お許し下さい.)

先ず,Nifty Manager を立ち上げて下さい.次に,メニューバーにある「サービス」をクリックして,WWWブラウザーをクリックするか,あるいは,いろいろな記号が並んでいる中に,青い地球のマークがありますから,それをクリックして下さい.すると,Internet Explorer の画面が表われます.ダイアルアップ接続の画面が出たら,接続をクリックして下さい.次に,「アドレス」欄に,www.nifty.com とキーインして,Enterキーを押して下さい.これで,@nifty のホームページが現れます.

Nifty Manager も Internet Explorer も使ったことがない超クラシック派もいるかも知れませんが,そのまま,ニフティ村 に留まるなら,それはそれで結構だし,インターネットの世界に飛び出すのであれば, 新しいパソコンを買って下さい.もう,10万円以下で,最新のパソコンが買えます.

@nifty のホームページの中から,「会員サポート」を探して,それをクリックして下さい.会員サポートのページの下のほうに,「@nifty接続アシスタント」というのが,ありますから,クリックして下さい.これは,会員サポートの一つである「接続.設定マニュアル」の中央部のトピックスのところにもあります.(2000/1/22現在).この画面の下のほうに,「ダウンロード」と書いてある部分がありますから,これをクリックして下さい.保存する場所を指定して(通常,マイドキュメントのフォールダーになっていると思いますが,自分で好きなフォールダーを指定できます.)先へ進んでください.ダウンロードが完了するまでに,数分かかりますから,あわてずに,待っていて下さい.ダウンロードが済んだら,Nifty Manager を終了させて,ダウンロードしたファイルを解凍します.

ファイル名は na100.exe (1,848KB) です.指定した保存フォールダーの中にあります.このファイルは,自動解凍形式ですから,直接クリックして下さい.指示どおりに,進んでいくと,デスクトップ画面に,「@nifty接続アシスタント」のアイコンが出来上ります.これをクリックすると,設定画面が出ます.地域選択,@niftyID, パスワードは,お分かりになるでしょう.携帯電話の画面みたいなボックスの右下に,「メニュー」ボタンがありますから,それをクリックして下さい.難しいところはないと思います.メーラー以降の設定は,今はしなくても結構です.(してもまだこの段階では,有効になりません.)尚,解凍されたプログラム類は,\Program Files\@nifty assistant のフォールダーにまとめて入っていますが,いちいち中を調べる必要はありません.意味が分からない方は,気にしなくて結構です.

設定が終了したら,接続ボタンをクリックしてみましょう.自動的にダイアルして,@nifty に接続し,Internet Explorer の画面が出て,@nifty のホームページが現れます.もう Nifty Manager は必要ありません.今の状態で,Eメールを読むには,左上にある「メール」のボタンをクリックするのです.早速試してみて下さい.Nifty Manager の画面から,メールを読むのと,比べてみて下さい.だいぶ,スマートになっていますね.いままで読めなかったような添付ファイルも今度は読めます.文中にある URL(ホームページの記号)なども,直接クリックするだけで,アクセス出来るでしょう.でも,まだ本物ではありません.

実は,今まで述べてきた操作(@nifty接続アシスタントのセッティングと活用)は,NIFTY-Serve から @nifty へ会員種別変更を行った後で,実施する手順になっているのですが,よく考えてみると,会員種別変更を行ってしまえば,次からは,Nifty Manager は使えませんから,@nifty にアクセスするのに,Internet Explorerの条件設定をする必要があります.これは結構難しい操作なので,この解説を読んでいる旧ニフティサーブ会員の方には,失礼ながら,たぶん無理でしょう.(出来るくらいの力があれば,これを読む必要もないし,既に自分で済ましていることでしょう.)

とにかく,接続アシスタントを使って,@nifty にアクセスできるようになったので,(このサービスは,@nifty がスタートした11月には,見当たらなかったので,12月から追加されたものだと思います.)次は,「会員種別変更」の手続きです.会員サポートの中の「登録情報照会・変更」をクリックして下さい.「会員種別変更」の欄を探して(左中央),クリックし,ID とパスワードを入れて下さい.次いで,@nifty に変更します.

@nifty に変更後,@nifty接続アシスタントを起動して,「メニュー」ボタンをクリックし,次いで「メール/ニュース設定」をクリックして下さい.指示に従って必要事項を入れて下さい.メールアドレスは,今まで使っていたものを入力して下さい.例えば, ABC12345@nifty.ne.jp です.頭の部分を名前などに変更されている方は,その名前を使ってください.メールアドレスの「別名登録」で,今までより簡単で,わかりやすいメールアドレスに変更することもできますから,後で変更されると良いでしょう.尚,その場合,旧アドレスで送信されたメールも受信できますから,心配する必要はありません.

これで,ようやく本来のインターネットのステージで,Eメールの送受信ができるようになった筈です.Outlook Express をクリックすれば,直接,Eメールの送受信画面がでてきます.添付ファイルなども,送信者が付けたファイル名のまま,表示されます.(これが当たり前なのですが,)

以上で,新装なった @nifty に乗換えができました.@nifty のホームページには,いろいろと初心者向けの案内や,解説が記載されていますから,よく読まれるとよいでしょう.  ホームページの作り方なども,分かりやすく書いてありますから,いずれチャレンジされると良いと思います.まだ補足説明したいことがあるのですが,長くなってしまいましたので,このあたりで止めておきます.