(1991年作品)
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主人公ピーター・ダーウィン(32歳)は、英国の外交官。継父も外交官で、少年時より語学をはじめとして教育を受ける。 「よく言われる外交官の定義を知ってるでしょう?」 「国のために海外で嘘をつくのに派遣される正直者」 ピーターは、日本での任期が終わり、本省勤務のため帰還することになった。休暇の帰途、立ち寄った米国フロリダで、娘の結婚式のため英国へ行く元クラブ歌手(ヴィッキイ・ラーチ)の老夫婦とひょんなことから知り合い、目的地まで同行することになった。そこはピーターが少年時代に住んでいたグロースターシャー、まさに故郷への帰還であった。
ヴィッキイの娘(ベリンダ)のフィアンセは馬専門の獣医ケン・マクルア。病院はヒィーイット&パートナーズと称し、ケアリ・ヒューイットを筆頭とする数人の獣医の共同経営であった。その動物病院が火災に遭うところから、ピーターは、ケンの助力者として事件に巻き込まれていく。焼け跡からは死体が発見される。一方、優秀な獣医であるケンだが、このところケンの手術した馬が、死ぬはずのない状態で立て続けに死亡することが続いていた。何者かがケンの名声を落とそうと企んでいるのか?
本編は、背景として「日本」が登場する物語としても注目されている。ピーターは日本に派遣されていたので、もちろん日本語ができる。地元チェルトナム競馬場では、日本の競馬会から来た人間(ひとりは「ミスター・カマト」というのだ? 「釜戸」? いやこれじゃ「かまど」だ。しかも海外で抹茶が飲みたいなんて言うか?)を案内しているジョッキー・クラブの職員アナベルを助け、その後いい関係にもなる。そして、日本の食習慣の一つが、馬の連続死亡事件のキーになるのだ。
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