JRAホームページ(ジャパンカップ特集・2006年)より
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2006/1126_3/playback.html ←これが原典(copyright:JRA)

そのうち消されるものだと思うので、消されないうちにバックアップ。



ジャパンカップ今昔 ディック・フランシス氏とジャパンカップ

1988年、世界の競馬小説の第一人者であるディック・フランシス氏がジャパンカップに来日されました。同氏による、手に汗握るスリルと冒険の競馬小説は大ベストセラーとなり、今でも世界中で愛され続けています。
来日時には、ウェルカムステークスに対し同氏から寄贈賞を賜り、表彰式では岡部幸雄騎手に直接授与されたというエピソードが残っています。
今年86歳になる同氏から、今年のジャパンカップに寄せた特別寄稿文が寄せられましたのでご紹介します。


親愛なる日本の競馬ファンのみなさん、こんにちは。
今週はジャパンカップ・ウィークとのこと。世界各国を代表して参加するスターホースの闘いに、皆さんも今から心を躍らせていることでしょう。
18年前、第8回のジャパンカップのことはよく憶えています。JRAは私の訪日を記念してウェルカムレース(訳注:寄贈賞レースのこと)まで催してくれました。東京競馬場はターフの緑が鮮やかな、直線の長い素敵なコースでした。
今年のジャパンカップには、イギリスからカルティエ賞ヨーロッパ年度代表馬のウィジャボードの参戦が予定されております。またキングジョージVI&クイーンエリザベスダイアモンドSで3着となった日本のハーツクライが出走するなど、イギリスにもとても縁の深いレースとなりそうです。想像するだけで、遠く離れたイギリスにいてもわくわくしてきます。
さて『再起』は、私にとって6年ぶりの新作です。これまでと同様にお楽しみいただければ幸いです。そして、私の作品が日本競馬界の発展に少しでも貢献することが出来るのならば、これに勝る喜びはありません。
最後になりましたが、日本のファンのみなさんに心より感謝します。
 
ディック・フランシス


【ディック・フランシス氏略歴 Dick Francis(1920〜)】

イギリス生まれ。障害の騎手として第一線で活躍したが、1957年に引退。1962年に小説第一作『本命』を発表し、以後ほぼ一年一作のペースで発表された作品は、世界最高のミステリ賞である英国推理作家協会賞とアメリカ探偵作家クラブ賞を数度にわたり受賞している。
執筆のよき協力者であった妻メアリが2000年に死去してからは筆を絶っていたが、2006年に新作『再起』(原題Under Orders/早川書房から12月刊行)を発表。