(1989年作品)
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主人公はデリック・フランクリン(34歳)。障害競馬騎手。ランカスター大学の学位を持つ。専攻は、自主専攻(インディペンデント・スタディーズ)で、これは年に8人くらいの学生しか専攻できず、意志が弱かったり頭の悪い人間にはとうてい手に負えないコースということだ。 デリックが骨折休養中のある日、兄グレヴィル・サクソニイ・フランクリンが不慮の事故で死んだ。4人兄弟だが2人の姉はオーストラリアと日本(東京)で暮らしており、年の離れた兄の遺産は遺言状によってデリックにすべて遺された。 グレヴィルは宝石卸の会社を経営していた。死んだ日から、グレヴィルの遺品が狙われ、会社は荒らされ、自宅までもが何者かによって荒らされる。何故なのか? 社の従業員は、ダイヤモンドは扱わないと異口同音に言うが、どうやらグレヴィルは銀行から多額の融資を受けてダイヤモンドを買ったようなのだ。だがその現物がどこにあるのか、誰にもわからない。セキュリティに異様なほど注意を払ったグレヴィルが、どこに隠したのだろうか。それをも探る。「CZ=C×1.7」は一つのキーだ。 一方で、グレヴィルは競走馬を2頭所有していた。問題はデリックが騎手であること。しかも、調教師はデリックに対して不穏当な態度だ。 さらには、グレヴィルの愛人との出会い。 慣れない会社経営で悪戦苦闘するデリックは、多額の借金から会社を救えるのか? しかも、何者かに命をも狙われることとなる。「観察力が鋭くて頭がよすぎる」と思われることも、ときには災難を招くこともある。 全編を通じて、デリックを補助し、いい味を出してるのが、デリックの臨時の運転手ブラッドだ。 それにしても「直線」という題は、邦訳としては「Straight」すぎないかいな? つまり、もっとひねってもいいのではという意味。 直線 |