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京都散策記

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嵯峨野@〜野宮神社・落柿舎

嵐山と嵯峨野の境界はどこにあるのだろう。
私は、この竹林のトンネルが、そうだと思っている。
賑やかな嵐山から、少し落ちついた嵯峨野へ。
この竹林はそのワープゾーンだ。
嵯峨野は今はオフシーズン
桜も無ければ、紅葉もない。
しかし、この2月でしか見られない、情趣もある。
どこか寂しげで、ひっそりとした、わびさびの世界。
竹林を抜けるとすぐに、縁結びで有名な野宮神社が見えてくる。
源氏物語』の「賢木」の巻、謡曲『野宮』などでも、その舞台と
なっている神社だ。
もともとは伊勢神宮に仕える斎王(皇女の中から選ばれる)が
伊勢へ行かれる前に身を清められたところだが、斎王制度は
後醍醐天皇の時に南北朝の戦乱で廃絶し、神社は衰退。
その後、後奈良天皇、中御門天皇などが保護に努められ再興した。
鳥居は、クヌギの樹皮のついたままのもので「黒木鳥居」と
よばれている。

絵馬を見れば、さすがに「縁結び」の神様だけあって、
見ているだけで恥ずかしくなるような願いが沢山書かれていた。
 
 
 
 
 
 
 

さて、続いて落柿舎(らくししゃ)にやってきた。
ここは、松尾芭蕉の弟子の向井去来の庵の跡。
ここの名前は、庭の柿の木を去来が商人に売る約束をした夜に、
台風で実が全部落ちてしまったというエピソードから名付けられ
たという。
去来は庵にいる時は、蓑笠を入り口につるし、在宅である印と
し、今も再現されている。
芭蕉も幾度か、この庵を訪れ「嵯峨日記」を記している。
 

敷地内には芭蕉や高浜虚子の句碑とともに、投句箱もあるので
一句したためてみてはいかがだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
スポットDATA
野宮神社 拝観自由、阪急「嵐山」駅徒歩15分
落柿舎 拝観150円、阪急「嵐山」駅徒歩30分

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