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ネパール記

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第7話 ヒマラヤを求めて

早朝5時。ホテルの窓から、雲の隙間に雪山が覗いているのが
見えた。昨日までは晴れてはいたが全く山は見えなかったのだ。
今日は標高1563Mのチャンドラコットにトレッツキングに出かける
日だ。日本であらかじめ契約しておいたトレッキングガイドが車で
迎えに来る。トレッキングコースはいくつもあるのだが、今回私が

向かうのはもっともメジャーで簡単なコースだ。それでも夢の

ヒマラヤを見れるというだけで胸が高鳴る。

昨日単車で駆け抜けたマヘンドラグッファからさらに北へ、山奥へ

と入っていくこと約1時間。ようやくアンナプルナ連邦の全貌

が姿を現した。(最上段パノラマ)なんと美しいことだろう!神

の住む山ヒマラヤを前にして私はたちすくんだ。このページに

は写真を載せてないが最高峰6993Mマチャプチャレの姿も

見えた。しかし天気が早くも崩れそうだ。私は車に急いでもら

うよう告げた。

そしてスタート地点の村に到着。山奥の寒村ではあるが子供
達の顔はすごく生き生きしていた。日本では決して見られな
い子供達の顔だ。井戸から水を汲み上げる少女達、家の手伝
いなんてせずに、手作りのビニール製の凧をもって走り回る男

の子達。初めて見るのに、なぜか懐かしい風景。

子供達に話しかけると、判で押したように「1ルピ」あるいはも
「スイート」と言って、お金やお菓子を求めてくる。しかし断って
悪びれずにニコニコしながら、自分達の遊びに戻っていく。
トレッキングコースは石畳がひかれていて、またそんなに坂も

急ではない。道の上には大粒の水牛の糞。両サイドに広がる

美しい田園や、山々を見ながら先へ進む。これらの田園は、

一見稲田に見えるが、稲は少なく、粟や稗が中心だ。

約2時間後チャンドラコットに到着。曇っていてすでに山は見
えなくなっていたが、私は十分満足して、カフェでネパールティ

ーと水牛のミルクで喉を潤した。

 

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