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ネパール記

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第2話 美の都パタン

熱に冒されたようなカトマンドゥの夜が明けた。
初日の夜は、少し用心してタメルという繁華街のゲストハウスに
向かい、そこで食事をとった。フライドライス、チキンチリ、TUBAR
Gというビール、あわせて400ルピ(約500円)ぐらいだ。
慣れていないので、まだまだ様子見といったところだ。

余った時間はインターネットに費やしたのだが、この機会にカトマン

ドゥのネット事情について記してみよう。

タイのバンコクでは15分で75バーツ(225円)からだったのだが

こちらでは1時間30バーツ(50円)が主流だ。

使うのは当然バックパッカー達外国人だが、50mに1軒はネ

ットショップがあり、それだけ需要も多いということか。

そして今朝はサンスクリット語で別名「美の都」を意味する

パタンに向かった。先述したが、3王朝時代のひとつの都でも

ある。その名のとおり、街中が美術品ようなたたずまいを持っ

ている。建築、彫刻、絵画、どれもが独特で秀でていて、

ネワール文化の最高傑作を一堂に集めたかのようである。

王宮(写真一番上)は1734年に完成した。門は美しい金の

彫刻で飾られており、在りし日の王が出入りした日々が思わ

れる。

石造りのクリシュナ寺院(写真最下段)は、3階にシヴァ神、4

階にブッダが祭られている。階こそ違えど、ヒンドゥの神と

仏教のブッダが祭られることこそ、おかしなことだが、そこから

ネワール人の国民性が見えてくるのである。

昨年訪れたカンボジアでは、ヒンドゥと仏教が争い、お互いの

偶像や寺院を破壊していた。しかしこのネパールでは2つの

宗教がうまい具合に両立しているのである。日本の神道と仏

教の関係に私は似ていると感じた。歴史的に見ても、この2つ

の宗教が争ったことはほとんど無いという。

パタンの裏通りは、ネワール族の生活の匂いがあふれていへ

る。軒端のみごとな彫刻、名も無い小さな祠、路地から

路地へ気のむくままに歩いてみよう。びっくりするくらい繊

細で美しい芸術品にたくさん出会えることであろう。

 

 

 

 

 

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