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京都散策記

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壬生狂言

およそ1年前、2004年の1月に新撰組ゆかりの地を
巡るために、この壬生寺に訪れて以来となる。
今回は壬生寺最大の年中行事「壬生狂言」を見るために
訪れた。京都では四季折々、日本古来から伝わる年中行事が
各所で今も伝えられ、行われているため、暦に敏感になる。
壬生狂言は2月2日、3日と行われ、毎年数万人の人出がある。
境内や参道では、奉納する炮烙(ほうらく)が売られていた。
4月には「炮烙割り」という行事もある。
 
 
 
 
 
 
 

13時から20時まで、毎時0分開始、計8回の公演がある。
公演自体が50分程度のものなので、演じるほうも相当大変だ。
1時間前から並び始めたのだが、すでにかなりの行列。
しかし、待った甲斐あって、最前列に座ることができた。
 
 
 
 
 

いよいよ狂言の開始。
壬生狂言は、今から700年前の鎌倉時代に円覚上人
始めたもので、当時円覚上人の教えを拝聴する大衆が数十万人
とあまりに多く、拡声器などない時代、どのように教えをわかり
やすく伝えようかと上人が悩んだあげく、身振り手振りの
パントマイムで仏の教えを説くことを思いついたことに始まります。
昭和51年、壬生狂言は国の重要無形民俗文化財の指定
を受ける。また舞台そのものも重要文化財となる。
 

30目ある演目のうち演じられたのは第11番の「節分」。
打出の小槌で着物を出して変装した鬼が現れ、女主人に沢山の
着物を与えるが、鬼が酒に酔っているときに、つい欲を出した
女主人が、鬼の小槌と着ている着物を奪い、そこではじめて来客
が鬼であることを知り、怒った鬼が襲い掛かるが、女主人が鬼の
嫌いな豆で鬼を追い払うというお話。
鬼を追っ払った後は、鬼の小槌や着物も消え失せ、
女主人ははそれが危険な誘惑であったと悟るのである。
「甘い誘惑に負けずに、マメに働くことによってこそ、
福徳は得られるものである」ことを教えた狂言。
スポットDATA

壬生寺

[交通]阪急電鉄「四条大宮」駅下車、徒歩10分

[拝観]壬生塚8:30〜16:30、料金100円

[壬生狂言]2月2、3日の13時から20時まで毎時0分より開始。無料。
関連リンク
>>壬生寺ホームページ
>>京都散策記<12>「節分会」〜廬山寺の節分行事

>>京都散策記<21>「壬生」〜壬生寺ほか壬生の新撰組関連施設を巡る

>>トップページ>>目次>>第36話「嵯峨野@〜野宮神社・落柿舎」