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山口県岩国市・錦帯橋を歩く

山口県東部の広島との県境あたりに、岩国という街がある。
岩国は、江戸時代は毛利氏の一族である吉川氏が治める
城下町であったが、近年は、石油化学コンビナートの街として
発展を続けてきた。
その街の名物が、この5連の美しい「錦帯橋」である。
東京の日本橋、長崎の眼鏡橋と並んで、「日本三名橋」の
ひとつに数えられている。
 
この錦川に橋を架けることは、江戸時代、岩国藩の切なる
願いであった。
川幅は広く、流れは速く、幾度となく橋は流された。
そこで、橋脚のいらない橋の建築方式を模索していたところ、
中国・明の僧・独立(どくりゅう)から、杭州の西湖には、
島づたいに架けられた6連のアーチ橋があることを聞き、
岩国藩でも石垣を土台としたアーチ橋を建設することになった。
 
 
橋は、全長193.3m、幅員5.0m。
組木の技術によって造られている
渡っているときは、アーチの反対側が見えないので、
急に、人が現れたように感じることがある。
 
 
 
 
橋の裏を見ると、複雑な組木の様子が見て取れる。
江戸時代当時は、相当、高い技術であったのであろう。
 
 
 
 
 
 
橋の北側のたもとには、「巌流ゆかりの柳」と書かれた杭
が立っていた。
宮本武蔵との巌流島での決闘が有名な佐々木小次郎は、
岩国出身で、このあたりの柳の木の枝とツバメを相手に、
工夫を重ねて特訓し、秘剣「つばめ返し」を編み出したのだとか。
 
 
 
橋を渡り北側の山手のほうに進むと、立派な門構えの
武家屋敷が現れてくる。
吉川家家老・香川氏の居宅で、なんと270年ぐらい前
建築であるという。
今は山口県指定文化財に指定されている。
 
 
 
最後は、岩国城を紹介しよう。
山城であり、錦帯橋からも、よく見ることができる。
岩国藩・吉川家の居城であり、岩国のシンボルである。
残念ながら、この日は台風で、ロープウェイが止まっており、
城まで登ることができなかった。
 
 
 
関連リンク
>>ローカル私鉄の旅<27>「錦川鉄道」〜清流・錦川をローカル列車で遡ります

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