楽園特急★
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スペイン
グラナダ
コルドバの章でも少し述べたが、イベリア半島は7世紀以来イスラム教徒の支配を受け続け、特にこのグラナダはその拠点として繁栄した。とくにキリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)の嵐のなか、コルドバ王国が分裂、滅亡した後も、グラナダはイスラムのヨーロッパにおける最後の砦として君臨した。アルハンブラ宮殿はそのイスラム国家末期に建設された、いわば蝋燭の最後の灯火であった。
写真は広大なアルハンブラ宮殿の中で、特に王の住まいの王宮となった建物である。
グラナダ陥落の後も、アラブ文化は破壊されることなく、キリスト教文化に引き継がれる。ここはカルロス五世宮殿。ヨーロッパ人の建てたアラブ風建築だ。スペインルネサンスを代表する建物。1階部分は現在はアルハンブラ美術館となっている。
特徴的なアーチ風の窓、そして綿密な彫刻の施された格子、その向こうにグラナダの町並みが望める。
この写真はヘネラリフェといい、13世紀に建設された王の夏の別荘である。いかにも水が涼しげで、夏にふさわしい造りとなっている。また左右対称なつくりも整然としていて美しい。
こちらはいわばハーレム。王の后、妾など女性が多数暮らしていた。もちろん王以外の男性は立ち入り禁止であった。中庭には12頭のライオンの像に支えられた噴水がある。
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