もうひとつの八宅派技法「小遊年変卦法」
前項「八宅派と紫白九星派について」では日本でも知られている「大遊年変爻法」で分類する八宅法を紹介しました。
大遊年法では本命卦もしくは宅向を基準として吉凶方位を論じますが、ここでは別の観点から八種類に分類する
技法を紹介します。
前項で「八宅派も単純な流派ではなく、本命卦、坐向、二十四山と干支を用いた組合せでかなり複雑な判断や
時流判断ができます。」と述べましたが今回は、このうちの24山を用いる「小遊年変卦法」を紹介しましょう。
原書や書籍によっては末尾の「変爻」が「翻卦」や「変卦」と書かれているものがありますが、いずれも同じ意味です。
この小遊年変卦法を用いる八宅派流派を香港や台湾では、大カテゴリの「八宅派」の下の小カテゴリに位置するとして
「八宅九星派」や「九星八宅派」と呼ばれることが多いようです。
通常の大遊年法では効果がでなかったりした場合、こちらの小遊年法で試してみてください。
お決まり事ですがあくまで自己責任でお願いします。
さて、この技法ですがまず、坐の24山を8種類の宅盤に分けます。
大遊年法では向でしたがこちらは坐になりますので注意してください。
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左の表から例えば坐の24山が「卯」でしたら、
小遊年での宅盤は「震宅」となります。
次に右の表から「震」の欄を見ます。
子と癸の方位が「天医」、丑が「絶命」、艮が「六殺」
というように宅盤は八種ですが吉凶方位区分は
24方位になります。
「大遊年法」では吉凶区分が8方位でしたが、
「小遊年法」では24方位になるので、より詳細な
調整が可能となります。
使用方法はいたって簡単で、
吉方位つまり、「生気」「天医」「延年」「伏位」に
入り口、窓、電化製品などがあればよく、
凶方位の「絶命」「五鬼」「六殺」「禍害」には、
収納スペースやトイレなど凶方位に配意すべきものが
あればよいです。
この技法ですが、以前は陰宅でのみ用いると
云っていた流派もあったのですが、近年陽宅でも
効果があることが解り、見直されている技法です。
上の表では解りにくいので、定番のエクセルのワークシートにしたものを「ライブラリ」にアップしています。
今回は技法の紹介のみに留めておきますが、次の更新の時にでも坐から八宅への変換法、24山への吉凶の割り振り方のロジックを説明したいと思います。