〜 その他 〜 ■08:栃木の魂チタケうどん


 【チタケうどん】(各家庭ごとに多少のバリエーションがあります)

 ・材 料‥‥乾麺(普通のうどんでも可)  人数分
       チタケ(チチタケとも言う)  最低でも2〜3個あれば作れます
       長ネギ  1/2〜1本
       ナス  1〜2個
       サラダ油  大さじ2〜3杯(ちょっと多め)
       濃い口醤油  適量(ただし、栃木人はたっぷり使う)
       水  具が浸るくらい

 ・作り方‥‥あらかじめ乾麺を茹で、水気を切っておきます。
       ネギは斜め切り、ナスは縦切りでも輪切りでも構いません。
       チタケは薄切り、もしくは一口大に切っておきます。
       ネギ、ナス、チタケの3つを切り揃えたら、フライパンを熱して油を多めにひきます。
       材料を炒める順番はチタケ→ナス→ネギの順が良いかも知れませんが、一度に入れてもOK。
       あらかた材料に火が通ったら濃い口醤油で味付けし、十分に火が通るまで炒めます。
       ナスやネギが軟らかくなったころを見計らい、水を足してお好みの濃さの汁に仕上げましょう。
       丼に茹でた乾麺を入れ、そこへ熱々の炒め汁と具をかけて召し上がって下さい。

 ・その他‥‥新鮮なチタケの場合、切り口から白い乳液が出ますが、これがチタケ(チチタケ)の由来です。
       この液からチタケ特有の素晴らしいダシが出ますが、
       その反面アクも強いので、指などに着くと黒褐色になります。
       布地などに着くとなかなか落ちないので、注意しましょう。
       なお、ナスは油を吸いやすいので、カロリーが気になる方は注意が必要です。


 ★ 蘊蓄(うんちく)‥‥「チタケ(チチタケ)」について

 地味な姿のわりに広く食用にされている。
 栃木県などではよいだしが出るため「ちちたけごはん」や「ちだけうどん」の味付けになくてはならないきのこで、その季節には非常な高値で取り引きされるという。
 雑木林では夏から秋にかけて発生し収穫量も多く、少し標高の高いブナやミズナラの林では、夏の終わりに多く見られる。

 ・生え方→雑木林やブナ林地上に群生。
 ・見分け方→中〜大型。ひだは薄黄色で密。
       傷つけると白い乳液が多量に出て、乾くと薄茶色のしみになる。
       乳液の味は多少渋みを感じる。きのこを乾燥すると干し魚のにおいがする。
 ・似たきのこ→ヒロハチチタケ/ひだは厚く疎。チチタケより大きい。
 ・味→肉質はもろいが、こってりとしたうま味が出て、油料理に合う。

 → 西東社刊「きのこ・木の実」より


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