■040:チーズ図鑑


 著者:増井和子、山田友子、本間るみ子

 編集協力:井上喜久子、丸山洋平

 発行:文藝春秋

 初版:1993年

 価格:2952円

 関連:国産ナチュラルチーズ図鑑、フロマージュ 




 本邦初の「目でみるチーズ百科」。

 日本でチーズと言えば、主に「プロセスチーズ」が主流ですが、世界的にみれば‥‥とりわけヨーロッパでは「ナチュラルチーズ」が一般的です。
 ナチュラルチーズとプロセスチーズは、同じチーズでも大違いです。
 プロセスチーズは2〜数種類のチーズをブレンドし、加熱殺菌処理をして熟成を止めたものを言います。
 熟成を止めるのは保存性や味の均一性を高めるためのもので、その分どうしてもチーズ本来の香りや風味が損なわれてしまいます。
 つまり、今まで我々が馴染み親しんできているスライスチーズや6Pチーズといった商品は、そういうチーズであることを知らなければなりません。

 『チーズ店で「リヴァロを」というと「強いですよ」と必ず、ひとこと念を押された。
  洗って作り上げるチーズだ。ロクーで表面を着色してある。
  目にも強いが鼻にも強い。漬けこんだ匂いがする。
  高菜漬け、タクアンの古漬けの匂い。それとピリッとした刺激臭がある。
  ‥‥(中略)‥‥
  溶けながら、きめの細かさ、味の端正、品位を披露していく。
  ミルクの甘さも、バターのバター臭さも、遠い。熟した肉だ。』 リヴァロの項より抜粋

 当城の管理者が大好きな「リヴァロ」。
 熟成によって形が崩れるのを防ぐため、側面には5本の蘭草(レーシュ)が巻かれたその姿が、陸軍大佐の軍服の袖口に似ているため「コロネル」という別名があるそうです。
 ‥‥でも、すんごい臭い!

 チーズの本当の味を知りたい方、くせの強い味も平気な方にオススメ。


 ■入口へ戻る

 ■次の項目へ進む