■038:細腕三畳紀


 著者:あさりよしとお

 発行:講談社

 初版:2001年

 価格:476円

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 これまた漫画の短編集‥‥ですが、一味も二味も違いますヨ。

 著者の「あさりよしとお」氏と言えば、希代の科学漫画作家です。
 そう、SFとか、ファンタジーとかではなく、あくまで科学(サイエンス)漫画の作家です。
 そんな氏が「三葉虫」をテーマにして科学的に妄想を膨らませて描いた10編の漫画が収められています。

 これらがまた、秀逸っ。
 笑わせるツボも、泣かせるツボもしっかり押さえられた展開には、今さらながらに氏の懐の深さをかいま見ることができた想いです。

 『わけがわからなくたっていいじゃないか
  にんげんじゃないんだもの』 カバー折り返し部より抜粋

 三葉虫怪人に改造された、とある青年の悲哀を描いた「その(8)佐藤くんの場合」が特に印象深かったです。
 この場合、別に三葉虫じゃなくてもいいんでしょうけど、いかにもヤラれ役という雰囲気は、三葉虫ならではなのかも知れません。

 科学(サイエンス)好きの方、地学(アースサイエンス)好きの方にオススメ。


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