■015:しあわせの花束


 著者:中原淳一

 挿絵:中原淳一

 発行:平凡社 コロナ・ブックス

 初版:2000年

 価格:1524円

 関連:美しく生きる、中原淳一のひまわり工房




 レトロな雰囲気の美少女画にひかれて購入。

 かつて「それいゆ」、「ひまわり」、「ジュニアそれいゆ」などの若い女性向けの雑誌があり、それらでイラストやエッセイを発表して人気を博していた一人が、この中原淳一氏です。
 その物憂げでお淑やかな少女像は、現在の日本には失われ久しいものでしょう。

 『もしこの世の中に、風にゆれる「花」がなかったら、人の心はもっともっと、荒んでいたかもしれない。
  もしこの世の中に「色」がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない。
  もしこの世の中に「信じる」ことがなかったら、一日として安心してはいられない。
  もしこの世の中に「思いやり」がなかったら、淋しくて、とても生きてはいられない。
  もしこの世の中に「小鳥」が歌わなかったら、人は微笑むことを知らなかったかもしれない。
  もしこの世の中に「音楽」がなかったら、このけわしい現実から逃れられる時間がなかっただろう。
  もしこの世の中に「詩」がなかったら、人は美しい言葉も知らないままに死んでゆく。
  もしこの世の中に「愛する心」がなかったら、人間はだれもが孤独です。』 表紙カバー裏より抜粋

 イラストを見ていると、なぜかほっとさせられます。
 そしてエッセイを読んでいると、とても優しい気持ちにさせられます。

 思春期の少女や、その少女の母親の方などにオススメ。


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