■008:スカートの下の劇場 〜ひとはどうして‥‥〜


 著者:上野千鶴子

 発行:河出書房新社

 初版:1989年

 価格:1300円

 関連:セクシィ・ギャルの大研究、やんごとなき姫君たちのトイレ
    正しいお變態本 




 この「スカートの下の劇場」は、装丁が少し変わっていたのでつい買ってしまった本。
 サンプル画像からは分かりにくいですが、カラーの表紙の上に半透明のカバーをかけてあるもので、奇妙なほどに色っぽい表装です。

 しかし、内容はもっと凄かった。
 著者は女性であるにも関わらず、その表現はストレートそのもので、返ってそこがいやらしくなく実にあっけらかんとしているのです。
 本当はそんな部分を抜粋したかったのですが、当たり触りの無い部分を選びました。

 『女の身体は、自分のものであって自分のものでないのだった。
  拒食症が女の子に特有の心身症であったり、痩身からエステティックまで、
  ”ボディ・コンシャス”な女の意識を見てみると、
  女がどのくらい自分の身体にとらわれ、身体に封じこめられているかがわかる。
  裏返せば「見る」側に立った男は、ひたすら視線と化して自分の身体像を失っていく。
  女の身体像が予め奪われているという疎外の深さと、
  男の身体像の得がたさとは、一対のものである。』 あとがきより抜粋

 下着の歴史に興味のある方、このテの本を恥ずかしくなく買える方にオススメ。


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