■001:ツタンカーメンのエンドウ(某ルート)


 普通のエンドウマメとは違って、サヤが鮮やかな紫色をしている珍しい種類です。
 つい最近までは、その呼び名さえ分かりませんでしたが、某購読誌に掲載されているのを見て初めて知りました。
 先日、「ツタンカーメン王」が発掘された際、そこから発見されたエンドウマメというのもがあるらしく、それがこれではないか‥‥との貴重な情報をいただきました。
 独自に調査しましたところ、間違いないようです。

 豆は食用にもなり、赤茶の色を生かして、赤飯にも良いとか。

 蒔き時期や育て方は普通のエンドウと同じで、割と育て易いです。
 紫色のサヤは、種子が育つ前の若サヤの状態が一番美しく、種子の成長とともにだんだんと色褪せて行きます。
 一つのサヤの中に3〜4個の種子が入ります。

 タネや苗が販売されているところは、今まで一度も目にしたことがありませんので、店頭での入手は極めて困難と思われます。
 私のところでは、数年前にあるルートからわずか1個のタネを入手し、その後大切に栽培を繰り返して増やしました。
 今年もまた、幾つかタネを蒔いて育ててみたいと思っています。


 〜 観察日記 〜

  3月20日 ポットにタネを蒔きました。

  4月 2日 芽が出ました。

    13日 10センチ程に成長、植え替えを行いました。

  5月 1日 20センチ程に成長しました。

     3日 雹(ひょう)による被害で一部の苗が傷んでしまいました。

    14日 30センチ程に成長し、つるも伸びて絡まり出しました。

    23日 ずいぶんとつるも伸び、雹による痛手もすっかり回復しました。
        もうじき、最初のつぼみがつくかも知れません。

    25日 最初の花が咲きました。
        淡いピンク(赤紫)色の花は、まるでスイートピーのよう。

    30日 最初についたサヤが、もう3センチほどになりました。
        鮮やかな濃紫色のサヤは「皇帝の紫」と呼ぶにふさわしく、本当に見事な芸術品です。
        花がつき始めると、後から後からどんどん咲いてきて、次々と実がつきます。

  6月10日 見事なサヤが20〜30個ほどになりました(複数苗)。
        7〜8センチほどに成長したサヤは、これから中身が大きく膨らみはじめます。

    15日 着果はちょうど今が最盛期です。
        鮮やかな紫色のサヤが30〜40個も実っています。
        普通のサヤエンドウならば、そろそろ収穫となるのですが、採種が目的なのでこのままです。

    20日 丈が150センチほどまで伸び、サヤも30〜40個ほど実ったところで成長は止まりました。
        あとは中味がよく熟し、サヤが枯れて茶色になるのを待つばかり。

    22日 最初の頃に着果したサヤの幾つかが枯れてきたので、収穫してみました。
        中のマメはまだ黄緑色でしたが、2〜3日くらい乾燥させれば大丈夫でしょう。

  7月 3日 だいたい枯れて乾燥していたので、全て収穫しました。
        梅雨どきの長雨のせいで、幾つかのサヤにはカビが発生していました。
        春蒔きだと、どうしても収穫時期に長雨と重なってしまうので、今度は秋に蒔こうと思います。

 〜 観察終了 〜


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