子供達は、春休みであるため、前日より嫁さんの実家にお泊まりである。
7歳の長男は問題ないが、4歳の次男は自分で泊まると主張はしていたが親がいなくてどうだったか、多少気になるところであった。
しかし、彼にとっては泊まり慣れた家(いつもは親と一緒だが)でもあり、何の問題もなかったようだ。
さて、嫁さんは仕事が超多忙でこの日は夜遅くまで仕事である。
と、言うことで夕刻、僕だけ仕事を終えその足で子供達の様子を確認後、現場に向かう。
現場に着くと、車がない。
POPPO (もう、終わって帰ってしまったのかな?)
現場の状況としては、ほとんど床下張り板が張り終わっており、たくさん置いてあった断熱材も入ったようであらかた無くなっている。
しかし、片隅で、職人さん風のおじさんと犬の散歩途中の近所の人と思われるおばさんが話をしている。
挨拶をして、二人の会話に耳を傾けると、どうも、おじさんはAさんのお父さんでAさんは材料が足りなくなったのでどこかに買いに行ったらしい。
おばさん 「そんな、遠くまで買いに行ったの?材木屋なら、
あっちの道を行けば近くにあったのに。」
A父 「使っているのは本座根(?)の15ミリの板だから、
あまり置いてあるところがないんだよ。」
おばさん 「_(‥ )フーン、普通のベニアと違うんだ。」
こうして、Aさんの帰りを、おやじさんと話をしながら待つことになった。
A父 「持ってきた下張り板、面積では足りてたんだが…
一枚足りなかったんだ。」
確かに、端切れを集めれば床を張り終えることは出来そうだったが、そう言うこと
をしてはいけないらしい。
親父さんもヒマを持て余したようで、「とりあえず、これやっとくかなぁ。」などと言いながら、木材用撥水塗料の缶を持ってくると、張り終わって壁位置の墨も入れられている板の上に無造作に蒔き始める。
そして、なんとゴムのトンボ(雨の日にデパートの入り口などで溜まった水ををかき集めたりしている”あれ”)で広げていく。
A父 「これは旦那さんの指定かい?天草は普通、これ塗らな
いんだが。東急ホームは全部やるけどね。」
POPPO 「いえ、別に…」
(Kさんが雨を心配してやることにしたのかな?)
A父 「こんなんでも、けっこう雨降ったときに効果あるよ。
ところで、ここは床は無垢かい?」
POPPO 「はい。」
A父 「なら、いいやね。合板の床だと、これやっちゃうとダメ
なんだ。床鳴りがひどくて。無垢だと釘だけど、
合板だと接着剤使うだろ?で、鳴っちゃうんだ。
木工ボンドはダメだな。ツーバイボンドならいい
けどね。床鳴りひどくて、床、全部直したこと
あったよ。」
POPPO 「床の断熱材は、接着剤か何かで留めているんですか?」
A父 「玄関の土間の基礎の裏のヤツはくっつけたけどね。
床のは何にも使ってないよ。これは普通の倍ぐ
らいあるし(85ミリカネライトフォーム)ぴっ
ちりはめ込んであるから落ちることはないな。
普通の薄いヤツだと、留め具とか入れないと
ぽろぽろ落ちるけどね。」
A父はまだ板が張られていなくて見えている断熱材を上から押してみせる。
僕も押してみる。確かに固定されてはいないが、かなり力を掛けないと下にずれていかない。
(浴室の開口部から手をいれれば下から押し戻せる場所だからやってみた。)
そして、待つことしばし。Aさんがもどってきた。
足りなくなっている部分の寸法に合わせて、買ってきた板を切る。
根太に根太ボンドを塗り、板をぴっちりとはめ込むと、釘を打ち付ける。
脱衣場の床下点検口の位置の墨を引くと、撥水材を塗る。
10分もかからずに終了。
僕は、いそいそと近くの自動販売機で熱い缶コーヒーとお茶を買ってくる。
A 「明日は、土曜日で材料が入らないので続きは月曜日から
になります。」
(~ヘ~;)ウーン、僕も土日休みなのに、工事の様子は何にも見られないと言うことだ。
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