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ベートーヴェン:ピアノ ソナタ 第1番 ヘ短調 作品2の1

L. Van Beethoven : Sonate Op.2 No.1

BEETHOVEN.GIFデータ作成者: ぴっころ
データ形式:mp3
作成環境:GIGA STUDIO 160, CAKEWALK 9
制作日:2003年6月





今月は非常に忙しくて、なかなか新しいデータを打ち込めなかったのですが、コツコツとベートーヴェンの1番のソナタを制作してみました。

23歳のベートーヴェンはボンからウィーンへと移り、ハイドンやサリエリなどに作曲を師事しながら、ピアノでの即興演奏などでも名を馳せて行きますが、そんな上り坂のベートーヴェンの意欲作が第1番〜第3番のソナタのセットです。1795年の作。それまでのウィーンで聞かれていた耳あたりのよい甘い音楽とは違って、強烈なスフォルツァンドやフォルテッシモが頻出し、当時のピアノの機能を極限まで生かした作品となっています。今回はその中でも最もベートーヴェン的な激しさのある最初の1曲を演奏してみました。

第1楽章はソナタ形式、ヘ短調。冒頭の分散和音はモーツァルトの40番ト短調の終楽章や25番の第1楽章などとの類似が指摘されていますが、どこか決然とし、これから歩み始める作曲家の決意のようなものが感じられます。第2主題は第1主題の反行形であり、2つの主題に関連性を持たせています。再現部は弱音で始まった冒頭とは違ってフォルテの指示があり、作者のより一層強い意志が感じられます。

第2楽章は展開部の無いソナタ形式と捉えられますが、ロマン派を予見させるような第1主題と、それと対称を成す短調の主題から成っています。特に後半の再現が、ベートーヴェンが得意とするヴァリエーション的装飾が随所に見られ、当時多くの人を感動させたと言われるベートーヴェンの即興演奏を彷彿とさせます。

第3楽章はMenuetoですが、優雅なメヌエットというよりは、スケルツォ的な性格を持っています。

第4楽章は、それまでの古典派のソナタにはほとんどなかったプレスティッシモ。弱音と強音が交互に奏され、劇的効果を高めています。中間部にはのびのびとしたカンタービレが歌われ変化を付けますが、目もくらむ三連符のもとに鋭い勢いのまま曲を終えます。


1.Allegro
be-1-1.mp3
(3.79MB)

2.Adagio
be-1-2.mp3
(4.12MB)

3. Menuetto
be-1-3.mp3
(3.0MB)

4. Prestissimo
be-1-4.mp3
(4.99MB)

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ベートーヴェン :ピアノソナタ全集
ウィルヘルム・バックハウス


これだけ年数を経ても未だにスタンダードの全集は凄い。主観的な演奏が多かった中で、現代的な客観性を持った解釈は、21世紀に至ってもそれほど古さを感じさせません。個人的には初期のソナタの演奏が素晴らしいと感じています。
ベートーヴェン:ピアノソナタ集
グレン・グールド


上記のCDがオーソドックスなものとすれば、こちらはやはり異色。初期から中期までのピアノソナタ集ですが、独特な解釈は賛否が別れるところ。でもグールドファンにはやっぱりたまらないですね。




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