| TOP | MP3 | DISC | REQUEST | VOTE | CONCERT | ESSEY | BOOK | GOODS | LINK | PROFILE | ||
| 当サイトについて 連絡・感想 人気投票 |
無料クラシック音楽MP3配信サイト THE DESK TOP SYMPHONY ORCHESTRA 机の上の交響楽 |
|||||||||||
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ 第2番よりシャコンヌJ.S.Bach : Ciaccona from Partita No.2 d-moll BWV1004 データ形式:mp3 作成環境:GIGA STUDIO 160, CAKEWALK 9 制作日:2003年5月 シャコンヌはもともと南米やメキシコの舞曲であったようで、それがスペインに伝わり、やがてバロック時代には多くの作曲家が好んでこの形式の作品を残しました。4小節、あるいは8小節単位で3拍子の荘重なリズムによる和声進行、あるいは低音を繰り返しながら変奏していくという形式です。ヴィターリも名曲ですが、なんといってもシャコンヌの最高峰といえば、このバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲でしょう。バッハの作品の中でも最高傑作の一つと言われ、ロマン派時代にはブラームスやブゾーニがピアノ版に編曲するなど、後世の作曲家にも多大な影響を与えた作品です。バッハの器楽曲の名曲が多数作られたケーテン時代の作と推測されています。 この作品、バロック時代の無伴奏器楽曲としては桁外れにスケールの大きな曲で、257小節、最初のテーマの和声進行がなんと30回も繰り返され、演奏時間は15分以上もかかる大作です。この曲の前にはアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグという定型の舞曲があるのですが、これらはほとんどこのシャコンヌのための前奏曲の感があります。 私はこのシャコンヌという形式に非常に強く引かれます。シャコンヌ、あるいはパッサカリア、ラ・フォリアなども似た形式ですが、短い主題が何度も繰り返されさまざまにヴァリエーションされていく・・・この形に不思議に惹かれるのです。それはなんとなく、この形が、私たちの日常生活の繰り返しとだぶってくるからかもしれません・・・。毎日毎日同じ時間の電車に乗って通勤し、仕事や毎日の生活の基本的な和声構造はいっしょだけれど、一日一日はさまざまに変奏されていて、それはあるときは強い感情に支配されるときもあれば、喜び、悲しみ、期待、疲れ、諦め、癒し・・・いろいろな日があって、延々と人生のシャコンヌを奏で続けている。それが我々人間ではないでしょうか・・・。 バッハのこの作品は特に最初からヴァイオリンの重音が多用されています。それは一つにはバッハ得意の対位法を駆使した作品であるということと、同時にヴァイオリンのことを知り尽くしていたバッハの思いが込められていたのでは無いかと思います。一度にヴァイオリンの弦を4本弾くには、同時に弾くことはできないので、どうしても少し音をずらして分散させて弾くのですが、それは非常に激しい感じの表現となります。バッハはフルートソナタなどでもそうなのですが、感情の高まりを表現する時に、その楽器を極限まで使って表そうとする激しさを見せるときがありますが、この曲も最初の主題から、そこには強い意志と同時に、悲劇性や、決然とした宿命感も感じられような気がします・・・。、あるいは、もしかしたら、バッハはこの曲の冒頭のテーマに、ゴルゴタの丘へ向かう十字架を背負ったキリストを思い浮かべていたかもしれません。 親しい弦楽器奏者にこの曲を作りかけの録音を何も言わずに聴かせてみたところ、DTMで製作した演奏とは気がつかなかったようで、弦の人にそう思ってもらえるというのはなんとなく嬉しかったのですが、開口一番「なんて重い演奏なの?こういうバッハいやだなぁ・・・」と言われてしまった(^^;)たしかに、今はやりの古楽器、ピリオド楽器での演奏による解釈とはかけ離れた、ロマン的なバッハになってしまったけれど・・・だけれど、それは自分の内面が感じる音楽で、この作品を軽く演奏するって、私にはできないこと・・。それはとても重い内容の文章を軽く読むことができないように、この作品はなに間、あるいはもっと大きな宇宙的な世界観を抱合するような、そんな巨大で計り知れない世界が広がっているような・・・そんな気がします。 と、今回はちょっと思い入れの多い文章になってしまいましたが、聴いていただいてその思いが少しでも伝われば幸いです。 |
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ ヴァイオリン:ヘンリク・シェリング 定価: 価格: ¥2,880 (税込) バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ (ヴァイオリン:ヨゼフ・シゲティ) シェリングの演奏の対極にあると言われた演奏。シゲティはあえてヴァイオリンの美声を殺して、バッハの精神性に近づこうとしている。激しさ、情熱を感じさせるバッハ。このような演奏はコンクールで鍛えられた型通りのヴァイオリニストが多い現代ではもう出ないかも知れない・・・・。 |
|||||||||||
| Copyright (C) 2004 THE DESKTOP SYMPHONY ORCHESTRA All Rights Reserved. | ||||||||||||