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ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲


C.DEBUSSY:L'APRES-MIDI D'UN FAUNE


データ作成者:ぴっころ
データ形式:mp3
作成環境:GIGA STUDIO 160, CAKEWALK 9

制作日:2003年1月

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」は、勿論この作曲者のもっとも重要な作品の一つですが、同時に「トリスタンとイゾルデ」と同様、西洋音楽史の中でも大変大きな意味を持つ作品です。「トリスタン」によって、調性音楽は限界まで追求され尽くしたという感があったのですが、ドビュッシーはマラルメの詩に触発され、半獣神である牧神が午後のまどろみの中で夢見た世界、陶然とした中に、すべての自然との一体を夢みる、それまで誰も表現したことのない世界を、音で描いたのです。

冒頭のフルートの柔らかい響きと半音階の下降旋律、それはワーグナーの半音階的旋律とは違って、機能和声とは違った新しい和声や五音音階を使った新たな響き。新しい音楽の誕生です。この作品以後、作曲家はこれまでの機能和声に代わるものを求めて彷徨うようになるのです・・・この曲が現代音楽への「前奏曲」とも言われる作品の所以です。

この曲によってドビュッシーは「印象派」というレッテルを張られてしまうのですが、作曲家自身はこう呼ばれることはあまり好ましく思っていなかったとか・・・。たしかにこの曲を作り込んで行くと、それはただただ即興的に印象を音楽にしたのではなく、冒頭の動機が、徐々に発展・変容していく様は、たんなる印象というよりも、もっと計算尽くされた音楽であると感じられました。

今回これを製作したのは、トリスタンを作ったから、まあ次はこれ、ということではなく、たまたま私の所属オーケストラの次回定期演奏会にこの作品を演奏することになったから、勉強を兼ねての打ち込みです・・・。誰が吹くんだ、これ?(^_^;) フルート奏者にとっては最初冒頭のフレーズを一息で吹くことが現代の常識となっていまして・・・まぁできないことないけど、結構大変です。ま、循環呼吸でごまかしちゃうけど(^_^;)

お楽しみいただければ幸いです。


faune.mp3
(9.6MB)

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