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机の上の交響楽



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ベートーヴェン:アラ・インガレーゼ、奇想曲のごとく
 「なくした小銭への怒り」

L. v. Beethoven: Alla ingharese quasi un Capriccio
"Die Wut ueber den verlorenen Groschen"


データ作成者:ぴっころ
データ形式:mp3
作成環境:GIGA STUDIO 160, CAKEWALK 9、Steinwey B (East west)
制作日:2002年9月




当サイトのリクエストコーナーで、このピアノ曲が意外な票数を集めています。現在(2002年9月13日)第2位なのですが、このベートーヴェンの小品がこんなに人気があるとは正直驚きです。実際どなたかが集中して何度も入れられているのか、あるいはこのちょっと風変わりな表題の作品を聴いてみたいという方が多いのか・・・。、第1位のメシアンのトゥーランガリラ交響曲はわかるような気がしますが(当ページにいらっしゃる方は近現代の作品を好まれる方が多いようですね)。

この作品のタイトル「なくした小銭への怒り」はベートーヴェン自身が付けたものではないようです。しかし伝記などを読んで得たベートーヴェンのイメージでは、自動販売機の下に落ちてしまった小銭に無茶苦茶腹を立てそうなタイプではありますね。私の部屋の壁にはベートーヴェンの自筆の手紙のファクシミリが額に入れて飾られています。でも手紙の内容は、「どうか私にお金を貸して下さい」、という内容。モーツァルトはじめ多くの大作曲家は大概貧乏で、金銭の無心ばかりしている方が多いのですが、ベートーヴェンもその例に漏れていないようです。小銭にも細かそう・・・。

ところで、私はこの曲の楽譜と、ちょっとした縁があります。音大の合格発表の時、大学の門の付近にはヤマハやカワイなどの業者さんが売れ残ったような楽譜を無料で配布してくれていたのですが、私のにはたまたまこの曲が入っていたのです。そしてそのまま本棚に放り込んで20数年・・・。それが当ページのリクエストコーナーに登場してどういうわけか票数が集まった縁で、打ち込んでみようということになりました。こういうことが無ければ、私はこの曲の楽譜は所有しつつも、一生演奏することも聴くことも無かったでしょう。音楽作品との縁というのも、面白いものですね。

ベートーヴェンの作品というと、重厚・長大なイメージがあると思いますが、この曲の主題は、実に愛らしくかわいらしいものです。1795年〜1798年頃の作。交響曲第1番の前あたり、ピアノ協奏曲1番との関連性も言われています。「怒り」という感情よりも、小さなコインが転がっていくという感じでしょうか。この主題を何度も繰り返しながら、絶妙なヴァリエイションを作り上げていくところはさすがです。

EAST WEST社のスタインウェイBという音色を使用してみました。なかなか美しい音色で、このような古典派の作品にも合うようです。お楽しみ下さい。

op129.mp3
(6.43MB)

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