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机の上の交響楽


ムソルグスキー(ラヴェル編曲):展覧会の絵
M.Moussorgsky (Orchestration by M. Ravel) Tableaux d'une exposition

データ作成者:ぴっころ
データ形式:MID(2port)
対応音源:SC88Pro
ファイル名:
制作日:2001年8月


tableaux.mid
(383KB)

ムソルグスキーがピアノ曲「展覧会の絵」を作曲したのが1874年、友人の画家であったガルトマンの急逝とその遺作展をきっかけにこの曲は生まれました。その7年後の42才でムソルグスキー自身も没し、この作品は忘れられてしまうのですが、約40年後、パリで指揮者クーセヴィツキーの依頼でラヴェルがアレンジしてから一躍オーケストラの主要なレパートリーとして定着しました。もしラヴェルの天才的な編曲がなかったら、たぶんこの曲はマイナーな作品として忘れられていたかも・・・また、ムソルグスキー自身の名前すら今ほどメージャーにならなかったかもしれませんね。あまりにも有名な曲ですから解説は不要とは思います。

ちょうど所属オケでこの曲を演奏するということもあり、図書館に行ってこの作品の元となったガルトマンの絵の載っている本を探し当てました。先頃亡くなられた團伊玖磨さんが、この曲の原画を求めて旅するNHKのドキュメンタリーを本にまとめたもの(追跡 ムソルグスキー 「展覧会の絵」 團伊玖磨 NHK取材班 NHK出版)。それを見ながら感じたのは、どの曲も元の絵と音楽のイメージは随分かけ離れているなぁということ・・・。第1曲のグノームにしても、あの衝撃的な出だしとはほど遠いかわいい、キューピーちゃんみたいな絵だし、また終曲の壮大なキエフの大門にしても、絵で見る限りはそんなにものすごく大きくもなく、デザイン的にはメルヘンチックな建物なんですね。ババヤガーの小屋なんて、小さな鳩時計みたいな時計のデザインですし。結局絵そのものはほんのイメージの発端にすぎず、膨らませた音楽イメージは絵を遙かに越えて様々な意味合いを持っているように思います。

全曲一続きで打ち込んであります。特に最後のほう、かなりでっかい音になりますので、くれぐれもヘッドフォンでの音量にはお気をつけください。
この曲のCD



ムソルグスキー:展覧会の絵
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィル
アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)

原曲のピアノ曲とラヴェル編曲がカップリングされた便利でお得なCD。演奏はアバドのほうはオーソドックス、ウゴルスキのピアノはダイナミックで色彩的な演奏です。




ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンフィルハーモニー
この演奏、最初にFMで車の中で聴いたのですが、何か別の曲が始まったのかと一瞬迷ってしまうような、遅いテンポで、音色感もまるで墨絵を見るかのような渋さ。仕事中だったのに思わず車を止めて最後まで聴いてしまいました。普通の展覧会以上のものを聴いてみたい人に。


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