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J.S.バッハ(アントン・ウェーベルン編):フーガ(リチェルカーレ)

J.S.Bach(arr. Anton Webern):Fuga (Ricercata)

データ作成者: ぴっころ
データ形式 :MID
対応音源: SC88Pro
ファイル名:ricercat.mid
制作日:2000年7月


ricercat.mid
(148KB)

J.S.バッハの「音楽の捧物」の「6声のリチェルカーレ」を、ウェーベルンが編曲した作品です。編曲とは言っても、ウェーベルンの天才的な発想でアレンジされたもので、「再創造」と言っても良いでしょう。

通常フーガと言えば、いくつかの声部が主題を対位法を駆使して絡まり合う形式で、勿論バッハの最も得意としているのは周知の通りですが、ウェーベルンは、この「フーガ」の特徴とは正反対の考え方でアレンジしています。

フーガといえば、一つの声部は一つの同じ楽器で受け持たれ、各声部がはっきりきき取れるよう苦心するのが通常のアレンジ。ところが、この編曲は、それぞれの声部を、細かい「動機」に分断し、それぞれの動機を異なった楽器で代わる代わる演奏させるという、ユニークな方法を取っています。

例えば、有名な「フリードリッヒ大王の主題」は、たった8小節の主題を8つに分断し、それを異なった楽器に交互に演奏させることで、動機を際立たせ、また音色的にも実に面白い効果を生み出しています。これは対声部でも同様で、もはや6声の声部を判別することは不可能になり、細かな動機が様々な場所から様々な音色で断片的に現れては消えるという、独特の音響世界を築き上げます。

こう読むと、凄くモダンでカラフルなバッハを創造されるかもしれませんが、実際に音にしてみると、なにか非常に古風な、時代臭さを感じさせるロマン的サウンドになったように思います・・・そのあたりが、ただ発想だけではない、ウェーベルンの天才性でしょうか・・・。弦のポルタメントや頻繁に出るリタルダンドなどのテンポ指示も細かく楽譜に指示してあります。

この曲は昔NHKFMの「現代の音楽」(っていう題名だったかなぁ)のテーマ曲でしたね。知っている人はやや古い人(^_^;)

ご感想・ご指導宜しくお願い申し上げます。


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バッハ・トランスクリプション
 エベッカ・サロネン
 ロスアンジェルス・フィル


ストコフスキー版のトッカータとフーガ、小フーガの他に、エルガー版の幻想曲とフーガ ハ短調BWV537、このページの作品「音楽の捧げ物」6声のリチェルカーレ(ウェーベルン編)
や前奏曲とフーガ変ホ長調「聖アン」BWV552(シェーンベルク編)、.オルガン,ハープシコードと管弦楽のための組曲(管弦楽組曲第2番&第3番より)(マーラー編)など、大作曲家によるバッハの様々なアレンジが収められていて面白い。エルガー版が異色のアレンジ。

定価: ¥2,520 (税込)
価格: ¥2,394 (税込)
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