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アルビノーニ:アダージョ
Tomaso Albinoni : Adagio
データ作成者:ぴっころ
データ形式:MP3
制作日:2004年12月
アルビノーニはイタリアの後期バロック時代を代表する作曲家の一人。ヴィヴァルディと同時代の人で、ヴァイオリン協奏曲やオーボエコンチェルトなどがよく演奏されます。
この作品はしかし、アルビノーニの作と言ってしまって良いかどうか・・というのは、この曲のできた経緯を説明するとわかると思いますが・・・第2次大戦後、破壊されたドレスデンの図書館で作品番号の無いアルビノーニのトリオ・ソナタの断片が発見されました。これは印刷された形での通奏低音と、手書きの第1ヴァイオリンのパート譜の断片です。これがアルビノーニの研究家、トーマス・ジャゾットに送られ、これらの断片を使って再編成が試みられたのです。編成はオルガンと弦合奏で、オルガンによる前奏が新たに挿入され、通奏低音に従って新しい声部を加え再構成されました。これが、いわゆるこの「アルビノーニのアダージョ」です。
本来のアルビノーニの作風はイタリアバロック的な明快なものですが、このジャゾットの編曲がされた20世紀前半の終わりには、まだ現在のようにバロック期の音楽の厳密な時代考証がなされていなかったこともあって、非常にロマン的な作品になっています。たぶん、アルビノーニ自身が作曲したものとはまったくといって違うものになっているでしょう。もし作曲家自身がこの曲を聴いたとしても、「わしゃ、こんなのつくっとらんわ」と言うかも・・・
しかしこの編曲でこの作品は一躍人気となり、アルビノーニの名の付いた作品では最も有名になってしまったのは、なんとも皮肉ですね。
そういった話は置いておいて、この曲そのものは、厳粛な雰囲気とロマン的な感傷性とが相まって、哀愁ある名作に仕上がっていると思います。
お楽しみいただければ幸いです。
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この曲のCD

アダージョ・カラヤン・ベスト
このディスクは本当に懐かしい・・・LP時代に購入して随分愛聴しました。カラヤンの凄いところは、大曲だけでなく、こういった小品でも他の追従を許さないほど美しく豪華な演奏であること。ベルリン・フィルのゴージャスな弦でアルビノーニのアダージョなどを聴くことができます。ゆっくりと心解きほぐしてくれる名盤。
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