WINゲーム(3)メニューへ
ウィザードリィ・外伝〜戦闘の監獄〜
Prisoners of the Battles
*ジャンル:パーティ制・ダンジョン探索RPG
プレイ環境
Epson Direct Endeavor 9000Pro(ノート) CPU Pentium M 770(2.13GHz) メモリ
1024MB(PC2-4200 DDR2 SDRAM)
GeForce Go 6600 (128MB) WIN XP Home DirectX 9.0c
修正パッチが何度か公開されていますが、最初少しだけパッチ無しでプレイし、その後当時の最新バージョンver16で最後までプレイしました。(修正パッチはその後も新バージョンが出ているので、なるべく最新のを使われる方がいいでしょう。公式サイトへのリンクは全般ヒントページに。)
不具合?
- 不正コピー対策として採用された「αROMプロテクト」により、ドライブによってはCDが認識されないなどの問題が発生するとのことで、現に上記の環境ではインストールをすることができませんでした。この問題に対しては、詳しくは公式サイトの方を参照されたいのですが、プログラムをダウンロード→アクティベーションか、新規のCDを送付して貰うかで正しくインストールし、プレイできるとされています。私の場合にはダウンロードしたプログラムでプレイ可能でした。(CDは念のため送付して貰いました。)
- 公式サイトのアップデート履歴を見ると、結構いろいろあったようで(まだ「ある」かも)、プレイするバージョンによりかなりプレイ感や感想が異なってくることもあり得ると思います。また、攻略ヒントに関わるような変更もあるかもしれません。このページや攻略のページを見て違和感を覚えられた場合にはこのあたりも留意していただければと思います。
- 不具合にしっかり対応して対策をとったりパッチを公開しているのはいいことですし、新規にPCゲームに取り組むところとしては不正コピーに対して厳格にならざるを得ないというのも理解できます。しかし、このプロテクトはどうやら今までにいろいろと問題発生があったものみたいですし、ユーザーサイドでトラブルが多発するとメーカーも対応が大変でしょう。(ちゃんと対応するならということですし、ちゃんと対応していることは評価できるというのは前述の通りですが。)そこら事前にもう少し検討しておいて貰えたら、ユーザー、メーカー双方のために良かったのではないかと思います。あと、やむを得ないことだろうとは思いますが、ダウンロードプログラムのアクティベーションとかの際には、シリアル入力とか結構面倒ですし、手順が煩雑で分かりにくかったです。
どんな感じ?
- Wiz1です、では知らない方が困るかもしれないので簡単に(詳細はシステムの項で)。一つの町といくつかのダンジョンがある世界で、プレイヤーの身代わりとなるパーティに指示を与えて、冒険者視点で1マスずつ移動しながら、モンスターを倒し、宝箱を開き、謎解きをしながら探索を進め、町に戻ってパーティを成長させてはダンジョンの深層を目指すゲームです。
- 公式サイトなどを見ても分かりますが、こういういわゆる「ウィザードリィタイプ」の大元であるウィザードリィ(無印、1)のオマージュと言ってもいいようなもので、「原点回帰」「シンプルさ」「奥深さ」などの文言が示すように、Wiz1をやった人であれば非常に似ていると感じることと思います。
- 今回は、特に長所短所を上げませんが、要はウィザードリィなのでして、以下のようなところからそういう性格を強く感じました。
・ひたすらダンジョンを探索していくのみだが、戦闘、成長、アイテムコレクションを楽しめる
・運不運が絶大(ただし、コツが分かれば結構やり直し可能)
・ところどころで出会う理不尽な難しさ(不運の極みの戦闘とか、難解というより変な謎解き)
・ダンジョンごとに一応の目的はあるが、いつまでも好きなだけ冒険を続けられる
- ただし、オリジナル・ウィザードリィと異なる点(筋立てとか以外で)もありまして、一つはゲームバランス(ゲームバランスの項で詳しく書きます)、もう一つはショップでアイテムに魔法効果を賦与できるという点です。あと、魔法体系ですとか異なるところはいろいろあるのですが、全体的な印象として大きな相違点に感じられたのは上記の二つでした。
システムなど
- 不具合?のところに書いたように不正コピーには非常に気を使っているらしいので、当然に近いことでしょうがプレイ中はCDを入れておかなくてはなりません。もしインストールや起動でCD認識に問題が生じた場合に、ダウンロードしたプログラムを使い、CDはそのままのものを使ってもこれは問題は起こりません。
- 細かいところですが、ゲームを起動すると必ずWindowモードになります。キー一発で全画面モードとWindowモードは切り替えられますが、全画面モードで終了しても次回起動時はWindowモードですし、ショートカットのプロパティで指定して変更することもできませんでした。
まあキー一発ですから大したことではないですし、Windowsで慣れたプレイヤーは全画面よりはWindowモードを好む人が多いようでもあるのですが(多分そこらに合わせたのでしょうね)、オリジナルの色濃いゲームだけに全画面起動してほしいなという気持ちは残りました。
- 前述のように、冒険者視点で1マスごとに移動してのダンジョン探索が主体です。ストーリーはありますが、ストーリーの流れに沿っていろいろ展開があったり、クェストを次々に受けたりしながら進んでいくタイプではなく、ストーリーはまあ冒険の背景のようなもので、ダンジョンを攻略していくのがあくまでもメインとなるゲームです。
- 冒険の拠点となる町には、武器・防具と道具のショップ、酒場(パーティ編成やステータス確認など)、宿(回復と成長)、寺院(特殊回復と)、訓練場(キャラメイクと転職)、城(クェスト関連)といった施設があります。名称はボルタックやカントではなく、ちょっとそれっぽいような名前になっていますが。
- 戦闘はターン制で、敵味方のパラメータに従って(ある程度ランダムな要素も入っていそうですが)行動順が回ってきます。武器や呪文などを使って戦います。敵は単独〜9体×6グループまで、あまり強くない敵でも数がいると結構大変です(詳しくはゲームバランスの項に)。
- 戦闘で決着がついた(パーティが勝った)後にはランダムに宝箱が出現、宝箱にはほぼ確実にトラップ(罠)が仕掛けられていて発動させてしまうといろんな嫌なことが起こります。戦闘後でダメージ負っていますしね、スリル満点。
- 呪文や宝箱のトラップ解除については、コマンド選択にすることもできますし、オリジナルっぽくキーボードで一文字ずつ入れてやらなくてはならない設定とすることもできます。呪文の方もオーソドックスな英語なのでキーボードにすれば、ちょっとだけ英語のキー入力能力が上がるかも?(もちろんあまり期待しない方がいいですけど。)
- プレイヤーは6人までのパーティを操作してダンジョン探索を進めることができます。種族(民族)や職業は任意に組み合わせたら良いのですが、属性については善のキャラと悪のキャラとが存在するパーティを組むことはできません。(一緒に冒険をできないとは言いませんが。)
属性は、上級職への転職を考える際には重要なポイントになりますが、属性限定の装備品は多いとは感じられず、意識することがあまりない要素になっていました。
- 属性についてはオリジナルと同様に友好的なモンスターに対する対応で変化することがあるとマニュアルには書かれていますが、(これまたオリジナルと同様に)これではなかなか変化しないようです。7人以上のキャラを作っておくことができ、町にさえ戻れば酒場で選択してパーティ編成ができるのですから、属性の異なるキャラが欲しければ作ってしまう方がいいように思いました。
- 呪文体系ですが、ほぼオリジナル通りの呪文(名称は異なり、カティノでなくスリープとか内容の見当を付けやすい普通名称的なものになっています)ですが、使いやすく整理されたものとなっていまして、成長に伴う習得具合とダンジョン探索+戦闘での使用具合がうまい具合に釣り合っています。ただ、ちょっとイチャモン付けみたいなことで気が引けるのですが、僧侶系の呪文に攻撃タイプのが多く、補助呪文はむしろ魔法使い系の方という感じでちょっと違和感のようなものは残りました。いえ、実際には助かるんですけどね、戦闘では。
- 戦闘では味方は前列か後列のいずれかに、敵は第1列から最後列までのいずれかに位置することになり、前列が攻撃を受けやすいことに加え、武器の攻撃可能距離や呪文の範囲(単体対象、グループ対象、全体対象があります)などがあるため、隊形はなかなかに重要な要素となっています。戦闘が始まると、味方の隊列を変更することはできませんが(行動不能になると自動的に一番後に回され、その分後続のキャラが繰り上がりますが)、敵はしばしば前後関係を入れ替えてきます。
- 種族により特性値の傾向と成長の傾向とが異なり、職業と不適な職業とがあります。職業により使用可能な武器、防具、呪文が制限されます。職業のうち、上級職的なものは特性値についての要求が高く、成長(レベルアップ)がしにくいことになりますが、強力な装備品を使えるとか、特別の能力を持っているというようなことがあります。
- 伝統に従ってか、セーブは1個のみです。ただしセーブファイルをコピーして別途保存しておけば、それを書き戻すことで以前のセーブの状態からゲームを続けることは可能です。
この点については一度だけ、特定のセーブデータを書き戻すと画面表示がどうしても(ゲームの再起動やWindowsの再起動をしても)おかしくなってしまうということがあったのですが、もう少し前のセーブデータを書き戻すと直り、その後問題の起こったデータを書き戻すと正常なまま続行できました。「やり直しなどしない!」という硬派なプレイをするなら別として、やり直しありでプレイするつもりなら、ある程度の間隔でコピーをとっておく方が無難かもしれません。
- なお、セーブはプレイヤーが指示して行うものではなく、特定の場合に(マニュアル参照)自動的に行われます。
- たとえ戦闘中であっても、「ソフトウェアリセット」でメインメニューに戻れます。メインメニューから「冒険再開」にいたることで、自動的にセーブが行われた時点からのやり直しは可能ということになるわけです。
- アイテムボックスというものがあり、酒場でここにアイテムを預け入れたり取り出したりすることができます。転職に備えて、とか他のパーティのためになど、装備しないけどキープしたいアイテムというのもよくあることで、伝統的なかわいそうなキャラ(アイテム保持のためだけに存在するキャラ)を作らなくてもすみます。ただまあ、出し入れが結構煩雑に感じられる点と、装備が整ってきてからはキャラの手持ちがごく少なくなってしまう点とがあいまって、最初の印象というか期待値ほどには活用しませんでしたが。
操作性など
- 移動などほとんどの操作はマウスでもキーボードでも容易に可能です。また、一部のショートカットキー(マニュアルに記載)以外は画面に表示された文字(頭文字)のキーを押せば良いので、任意の割り当てこそできませんが迷うことや間違いは少ないでしょう。
- 操作性のことから若干ずれますが呪文や罠の解除については、システムの項に記載したように設定によって簡易にも昔風にもできますし、キャラメイクに際しても伝統的な能力値を割り振っていく方法の他に、クラスから決めていくやり方というのもあり、選択することができます。(ついでに、予めセットされたキャラを使うこともできます。)伝統の味わいも操作の容易さもお好み次第という親切設計です。
- ただし、操作性の面で全く問題なしかというとそうでもないのです。まず第一点、メニューからの選択などは階層的になっていて迷いにくいのはいいのですが、さすがに階層をたどっていくのが煩雑に感じられることもしばしばです。何らかの指定をした後は一つ前の状態に戻ることが多いので、一つずつ戻らなくてはならないのも煩雑感に拍車をかけます。とはいえ、これはまあオリジナルのゲームの味わいという点からやむを得ないことと言えそうでして、プルダウンメニューとか便利になっていたらいたでちょっと「違う」印象になりそうですし…
- 次に気になったのは、微妙に統一感を欠いているところがある点です。これもやれることが多く、階層がいろいろあって複雑になっているのでやむを得ない面もあるかとは思いますが。私が気になったのは、パーティメンバー間のアイテムのやりとりの画面では、アイテムに付された番号のキーを押してもそのアイテムを選択できなかった点です。
また、純粋に操作性の問題でなく設定とのからみになりますが、ダンジョンのフロアとフロアをつなぐ階段に2種類あって、そのマスまで行くと上がる(下がる)かどうかの選択があるものと、そのマスに行くと否応なしに他のフロアに移動してしまうものとがあったりしまして、多くは見て区別がつくとはいえ、ちょっと意地悪な仕掛けとつながっていたりして…てなあたりはゲームバランスの問題になるかもしれませんが。
- Wiz系のゲームになじみのない〜薄いプレイヤーなら、慣れるまでにちょっと障壁があるかもしれません。操作性というよりはシステムや概念の方が問題かとは思うのですが。
グラフィック、サウンド
- 町の施設やダンジョン内などのグラフィックは正直なところまあこんなものかなという感じです。ダンジョンについては、後の方で行けるようになるところの光景が重厚であって欲しかったなと思いました。板張りは廃墟っぽい感じを出そうとしたのかとは思うのですが、どうも掘っ立て小屋とかそんなようなイメージになりまして…
- モンスターについては、モンスターデザインと監修が人気の高い末弥純氏だけありまして、色っぽいのもおぞましげなのもそれぞれの味わいがあり見応えのあるものとなっていました。
- クロニクルあたりではすんなりとBGMがあるのを受け入れてしまいましたが、これの場合オリジナルWizの色が濃いこともありまして、ちょっと違和感を感じてしまいました。まあ今時のことですから、Wizに懐かしさを感じるというプレイヤーでも88だとかアップルだとかいう人は少ないでしょうし、ファミコン用からBGMはあったんじゃなかったかと思うので今更違和感を感じる人も少ないだろうなとは思います。
違和感の有無はおいといて、音楽は雰囲気にマッチしたクラシカルなものでして、実質的には違和感を感じ続けながらプレイしたわけではなく、ダンジョンの音楽など結構プレイを止めて聞いていたかったりしたぐらいです。ただ、好みの問題になってしまいますが、罠の解除をする際の音楽は不安さと妙な明るさの混ざり具合が微妙で、やや気になるものに思えました。
- 効果音などはほとんど印象には残りませんでした。クロニクルでは感銘を受けたポイントだったので無意識に比較していたかもしれません。
- 音楽の方になるかと思われますが、敵と出会ったときのものがセンセーショナルな調子なのはいいとして、どうも他の音との比較で音量が大きいように感じて気になりました。どうせここでは必ず発生するのにこんなにうるさくしなくても、というような感情的な要因も入っていることは確かなんですけど。
ゲームバランスなど
いかにもウィズらしい運不運に左右され、時にはどうしようもなくシビアなことに、という要素はあります。ただ、ところどころ変更点があって、それらが「あまりにもシビア過ぎないように」という配慮をついつい感じ取ってしまうようなものになっています。このあたり、プレイヤーのウィズ経験にもよるでしょうし、好みなどにもよるでしょうし、判断が微妙なところになっています。
- オリジナルぐらいになるとそこらで止めてしまう人が出ると考えたからか、特に序盤については意外に易しいな、進みやすいなという感触でした。とはいえ、戦闘についてはさすがにウィズで、運が悪ければたちまち危機にという性格は健在なのですが、オリジナルですとか以前にプレイしたクロニクルあたりですと、もっと序盤は要忍耐でなかなか成長できないという印象が強かったのでそこらと比較すればという話になります。
- ただし、前項に書いた序盤でもやり方次第という面は結構大きいです。私が容易と感じたのは、アイテムの出が結構いいこと、それにからみますが金に苦労しないなと思ったことによります。しかし後者あたりは、パーティにビショップを入れているかどうか、寺院のお世話になることが多くなるかどうか(やり直しを多用したかどうかなど)によってかなり事情が違ってきてしまうかもしれないとは思います。
- 中盤〜終盤にかけては、やり方次第という要因がますます大きくなりますし、一概にバランスがきびしいとかやさしいとか言いにくくなります。ただし、やはり結構アイテムの出が良く、金に困りにくいことから、アイテムに魔法付与をしていけばそう厳しいという印象ではなくなると思うのですが、やり直しを制限したり、ショップでのアイテムへの魔法付与を制限したりしたらかなり厳しくなりそうです。
そして、終盤はよく育てていい装備をしていても、運次第でどうしようもなくなることがあるという印象になります。単に進んでいって(一応の)ゲームクリアに至れるという程度と、終盤でも何でも出てこい!になれる程度とは大きな開きがあると思われるのです。
- それでも全体的には、特に戦闘に関してはあまり難しいという印象ではなくなります。これは、オリジナルからの変更点が結構効いているところでして、システムの項で書いたように僧侶用呪文に攻撃タイプが多いこと、武器に射程距離があって、呪文によらなくても後列に対する攻撃が可能であること、武器に主/補助の概念があって主武器と補助武器との二刀流が可能であること、などからこれらをうまく使えば敵の数が多いとか厄介な敵がいるような戦闘でも攻撃的にやって早く決着を付けやすくなっているという要因によるところが大きかったです。
もちろん、繰り返し書いているように運不運の大きなゲームで、強敵に先制攻撃をされて状態異常とか大ダメージでボロボロにという危険は常につきまとうのはオリジナルと同様ですが。
- 戦闘以外のダンジョン探索の部分については、少なくとも序盤から中盤にかけてあたりなら、ウィザードリィ系経験者にとっては格段に難しくは感じられないでしょう。入門・中級・上級みたいな順でダンジョンを攻略していけまして、次第に厄介な仕掛けなどが巧妙に組み合わされた所を探索するようになっていきます。
- 中盤以降になると、難しいというより「小意地が悪い」という感じで苛立つことも結構出てくるのではないかと思います。まあこのタイプのゲームはそういうものだからといえば言えるのですが、あれば嫌なことは分かっているいろいろなトラップや仕掛けをどんどん組み合わせて多用されてもなあという感じがつきまとうのです。あと、これは感覚的なものですがオリジナル系がもうちょっとあっけらかんと、いかにも「運が悪い」という感じで嫌な状況に陥るのに比べ、こうすれば嫌だろうなと計算されたシチュエーションにはまるという感じが「小意地の悪さ」になるのだろうと思います。
まあそのあたり、とにかく地道に調べながらやるしかなく、地道にやる、何度も調べながら探索し直すということをやってちょうどいい程度に戦闘の方のバランスも作られているという印象にもなりました。
- 総じて言えば、序盤は結構快調に進めるのに、後の方になるほど手間がかかるという感じが私はちょっと重たくなってしまいました。この小意地の悪さとか、運が悪いと戦闘ではボロボロとかたしかにウィズだなとは思うのですが、何だかちょっと飽きてくるようなものを感じて、実のところリプレイ意欲も湧きませんでした。
- そういうだんだん重くなってくるような印象に大きく貢献していたのが「謎解き」要素です。最初の方で出会うのは情報不足とかはありましても理詰めで考えていけばしっかり解けるようなもので結構好印象なのですが、後の方に行くほど理不尽に感じられる(情報が多義的に見えるとか、試行錯誤的に解かざるを得ないとか)ようになり、作業感はあれども解けたという爽快感が今一つ得られなくなりました。こういう要因はオリジナルのというか、1〜5とかBCF、CDSでもあったものですが、なんかそういう理不尽で爽快感が得られないところまでオマージュしてくれなくてもという感じです。バランスを修正するなら金やアイテムの出とか、レベルアップの具合とかより、こういうところをもっとスッキリしたものにしてくれても良かったのではないでしょうか。
ストーリー、キャラ
- これまたウィザードリィらしいところとも言えますが、ストーリーについては本当に「背景」程度の存在で、ストーリーに沿ってああしてこうしてというゲームではありません。クエストらしいものといえば、謎解きのための情報をNPCから集めて回ること、ぐらいなものでしょうか。
このあたりは、ダンジョンでNPCとの出会いがあり、NPCそれぞれの物語を見せてくれたクロニクルよりもオリジナルに近いという点では徹底しています。
- パーティメンバーについては、デフォルトの状態ではステータス画面でそのキャラのクラスを表すシンボルマーク(マニュアルではトレードマーク)が表示されます。プレイヤーが勝手にイメージ思い描きたい場合にはそれを損なわずに、しかもキャラの見分けを付けやすくするという点ではいいことだと思います。で、今風にというか、キャラクタ性の強いゲームっぽくというかそういうのを望む場合には、顔グラフィックを表示させることもできます。ただ、需要が低いと考えたためかどうなんだか、マニュアルを見ても「トレードマークの変更」としか記載がなく、この機能によって顔グラフィックを表示させることができるというのが分からないのはちょっとなあと思います。
総合的にみて
オリジナルのウィザードリィ、特に1が大好きで、あれっぽいものを是非プレイしたいという人には好適なゲームだと思います。私自身は昔88でかなりWiz1をやりましたし、その後MACで見かけがMACっぽいウィザードリィをやってみたりとかもありましたし、ちょっと満腹になり易い要因がありましたが、もっと本当にウィザードリィ大好き!な人であればアイテム集めとかもっと強いキャラを!とか遊び込めるんではないかと思います。
なお、拡張的な要素として無料でダウンロードできるものと、有料のものとが公開されていますが、ちょっとここでキリをつけたかったので、この時点では全くそれらに手を付けてはいません。もう少し時間をおいて、また食欲が出てきたらやってみるかもしれません。
あくまでも、私の個人的な感想に基づく評価です。