ジャンル:シナリオ重視型オートバトル制採用RPG
プレイ環境
SHARP Mebius DJ52V (液晶一体型) CPU
P3 450MHz メモリ 190M
おすすめできる人、できない人
このゲームは英雄伝説5なのですが、シリーズの3「白き魔女」をプレイされた方で、良かったと思われた方にはおすすめというより、「買うべし」です。強く推奨、ね。3はWIN版も出ていて、ビジュアルや戦闘ルーチンが改良されていますが、シリーズの4「朱紅の雫」はWIN版が未発売、そう遠くない先に発売されそうに思われます。これについては、プレイしている方がよく分かる面はありますが、白き魔女ほどの関連性はないし、こっちを先に遊んでWIN版(98用は結構遊びづらい点があったけど、改良されていることを期待)を待ってもいいと思います。
次に、白き魔女をプレイされた方で気に入らなかったという方は、これも多分気に入らないだろうと思います。まあ、プレイしてみたいと思われるなら、気に入る可能性はゼロではないですが、結構同傾向だからなあ…
白き魔女をプレイされていない方で、友情とか希望とかいうフレーズに拒絶的な態度をとらず、一本道タイプが苦にならず、結構ボリュームあってもいい(望ましくは「あった方がいい」)という方は、白き魔女の方を先にプレイしてみられるのがいいと思います。これを遊んで気に入られたなら、きっと白き魔女もプレイしたくなると思うのですが、その場合結構ネタバレしてたり、先が見えてしまって楽しさが減るかも、と思われるので。
上記の条件に合わない方、例えば、友情とか希望とか言われると「ケッ」と思うとか、あれこれ頼まれふりまわされる展開はヤだとか、同じような敵と繰り返し戦闘するのがヤだ(そもそもRPGというジャンルが合わないかも…)とか、あんまり長いと飽きると言われる方にはおすすめできません。それでも遊びたいと思われるなら、どっちかってえと「白き魔女」を先に試してみられるのがいいのではないかなあ。もしも意外にも気に入られた場合にはそっちの方がいいと思うので。
大作であるかってえと
ボリューム的には大作と言って間違いないと思います。プレイ時間は普通30時間以上はかかるのではないでしょうか?あんまり行き詰まってあちこち聞き回るということはないかと思うのですが、本集めなどをしてこまめに歩き回ったり、セーブ&ロードが多かったりすると、相当に長く遊べるでしょう。
内容的に雄大さとかとなると、シリーズを知っている人には総集編的な存在になると思います。ただ、スケールだけでいうと白き魔女の方が結論的な部分になってしまうだけに大きなモノを感じるのですが。あと、地域ごとのそれなりの雰囲気とかはありますが、そこらはマイト&マジックだとかもっと雄大なやつがいろいろあるし、これはむしろある一つの世界を感じさせるゲームとしてまとまっている方だと言えそうです。
ついでに。初回限定特典とされていますが、ムービー集のCDとサウンド集のCDとがおまけについてきます。ムービー集の方には時計、壁紙、スクリーンセーバー、アイコン集などもあります。けど、ファルコムのって似てるんだよなあ…スクリーンセーバーはいつも黒バックでキャラが動くのばっかだし。サウンド集はアレンジバージョンが多くてちょっと嬉しい。
操作性など
私の場合、白き魔女などはWIN版が出てからやっていますので、慣れていることもあり不満はなかったです。ただし、私はキーボード主体でやってたのですが、移動をマウスでやるとどうだろうか、結構うっとうしそうに思うのですけど。もっとも、戦闘中とかマウスでないとやれないところもあります。
白き魔女とかをプレイしておらず、このシステムが初めてという人でも、ほとんどメニューが出てくることでもあり、そう困る点はないかと思います。武器・防具のまとめ買いやまとめ売りができないですが、数が多くないからまあいいか。
セーブが沢山できる(10個×20ページ)のもいいですね。もちろんレブナントみたいにセーブロードに分単位で時間がかかるなんてえ恐ろしいこともありませんし。
ゲームバランス
戦闘とかレベルアップとかに関しては、白き魔女の正統後継者といえるでしょう。(朱紅い雫はちょっと違う。)基本的にストーリーに沿ってあまり苦労せずに進め、ボスキャラのあたりでは少しは苦労させてくれて…て感じ。概ねバランスは良くて、というかこのシステムでバランスが悪いと遊んでられないんですけどね。(朱紅い雫はここらがちょっと。)
ただ、それなら不満はないかというとそうでもないので、(ここからしばらくプレイ中の感想に書いたこととほぼ同様になりますが)このゲームに限らず、同じような敵との戦いに疲れてくるとダレが感じられるというのはありがちなことです。このシステムの場合、それが「押しつけられたもの」という感覚によって後押しされてしまうのですね。
白き魔女でもそうですが、ここからあそこまで行くのに基本的に何回の戦闘をしなさいよ、これでこの位レベルが上がるでしょう?だから、あそこの町で装備を変えて次のエリアでボス戦に…という思想が見えてきます。これが完璧なら言うこともないのですが(でも完璧ってなんか怖い。まるでアドベンチャーになってしまうよねえ。)、実際には目的地の「あそこ」の手前でもうちょっとでレベルアップするのに、とかいうことが結構出てくるのです。そらまあ、途中で予定外のレベルアップとかしようとするからだとか言われればその通りですが。でも、まったく基本通り1回ずつ戦ってくだけってちょっと苦しいと思うぞ。
ここからあそこまでは、図ったように何回の戦闘、しかし「あそこ」に入らず(入ったらイベントとかあるかもしれないし…)戻るときはまずエンカウントなし、てのは、忘れ物とかで戻る場合には親切設計なのかもしれませんが、過剰親切。異様な戦闘頻度とかいうのでなく、そこそこの頻度で戦闘がある位なら別にそれ以上制御する必要はないと思う。経験値稼ぎ+レベルアップなんて、やりたいヤツにはやらせてやればよろしい。あまりやらずに結構苦労しながら先に進みたいヤツはそうすればいいのだし、そのぐらいの融通を効かせてもゲームは十分楽しい、いやRPG本来の楽しさだと思うのですが。一本道タイプでもというか、一本道タイプなればこそ、そこまで設計されてしまうと窮屈さが感じられるのですが。(で、同じような風景、同じような敵との戦闘にダレが感じられてくるワケ。)
…とまあ、不満が先に立ってしまいましたが、概ね気持ちよく遊べるゲームであることは確か。上記のことは結構うがった見方というものかもしれません。
謎解きなどの類は、うーん、面倒なのは本集めとか隠し宝箱探しとかの方に持っていってしまって、本筋は易しくしたかなあという印象。もうちょっとヒネリがあってもなあ、という印象です。サブイベント的なモノ(こなせば得するがこなさなくても可)は全般的なヒントにも書いたように、タイミングなどがあってかなり難しいです。ただし、いろんなタイミングでいろんなキャラに話をするとリアクションがこまめに変更されていて、結構楽しめるので探し求める価値はあると思います。なお、いつもながら会話などの楽しさ、あと、プレイ中の感想にも書いた人名等の楽しさはいいですね。
アイテム数1種10個は、やや無謀に突っ込んだ時とか、ボス戦などを考えるとちょっと苦しいです。あと、攻略ヒントではやれと書いていますが、ストーリー上ものすごく差し迫っていても宿に泊まれるのがねえ…ターブ使えよと言われればそうなのですが、結構高額アイテムですし(宿泊代と比較すると…)、つい使い控えてしまう…って貧乏性かもしれませんが。ある所には回復の泉みたいなのがありましたが、こういうのを要所において、緊急時(戒厳令や大災害)には宿を使えなくしてもいいと思うのですけど。
あと、白き魔女のように、戦闘の直前からやり直す簡便な方法がなくなりました。こまめにセーブしておくしか仕方ないでしょうが、これは普通だと思うので不満ではありません。
戦闘システム
オートにさせたいのかさせたくないのか、変なシステムになってしまったなあ、という印象。とにかくオートで行うことができるのは、武器攻撃か魔法での単体攻撃かのみ。必殺技、補助魔法、全体攻撃魔法は全て手入力の必要があります。
白き魔女などでは、補助魔法や全体魔法などもオートで使っていましたが、結構タコで苦痛だったため、WIN版では人が割り込んで指示をできるようになりました。この方向性をより進めたシステムではないかと思われます。まあ、それはそれでいいのです。問題は、マニュアルにはシレっと「敵の攻撃を受けてキャラが弾かれると命令が解除され自動行動に戻ります。」などと書いてあり、フンフンと呼んでしまいそうですが、こいつが凶悪な設定。
いいですか、大体ですね、ボス戦とかキツイときこそプレイヤーが割り込んで重大な命令を与えるんです。それが攻撃されたからって解除されたんではたまったもんじゃない。そもそも、重要な魔法とかそんなん使おうとしたとき、攻撃されて弾かれたからってやめますか?で、ポコポコ単体の相手やっつけに行きますか?アホみたい…とか言いたくなってしまう。この点だけなくしてくれてただけでも、ずいぶん印象は違ってきたと思うのですが。
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