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タルマニアン タクティクス 評価

*ジャンル:シミュレーションRPG

http://www.bothtec.co.jp/ボーステックのサイトへ。このゲームについては紹介のみで、データ・ヒント等はありません。

プレイ環境
 (1) SHARP Mebius PC-MJ730R (ノート)  CPU P3 800MHz メモリ 256M
   WIN ME   DirectX 8.0
 (2) SHARP Mebius DJ52V (液晶一体型)  CPU P3 450MHz メモリ 190M
   WIN98(not SE) DirectX 7.0
グラフィックの項で書くような現象が(1)で見られたので、(2)では確認のためちょっとだけプレイしました。
(追記事項)
 (3) SHARP Mebius MN-550-X26 (ノート)  CPU MMXPen 266MHz メモリ 128M
   WIN 95  DirectX 6.1

一言でいうと
 WINゲームのページに書いたように、ファーランドシリーズなどと同様にターン制でのシミュレーション戦闘があり、その間をイベントがつないでストーリーを形づくるものです。このタイプは進行や謎解きで迷うことはほとんどなく、加えてこのゲームの場合キャラの育て方みたいな要素もないですし、ゲームバランスも易しい方です。こういうタイプが好きな方で、気楽にプレイしたい人向けでしょうか。ただ、戦闘画面の見づらさ、扱いづらさが残念です。

システム
 ストーリーに沿って、最初の一人からだんだんとメンバーが加入していきパーティでの進行となります。ゲームは大きく分けて広域マップでの移動などの行動と、地点ごとのマップでの戦闘などとで進行します。
 広域マップでの行動は、町などのポイントごとの移動のほか、セーブ・ロードやショップコマンド(売買)などです。ストーリー上で大体次に行くべきところなどが指示されますから、それに従って移動していけばよく、移動中にはランダムに(多分。ロードすると戦闘が発生したりしなかったりします)戦闘があったりするほか、町などに到着するとほぼ確実にイベントが発生し、その後多くの場合は戦闘になります。
 戦闘はターン制で自ターンにはメンバー一人ごとに移動や行動(攻撃、防御など)の指示を出し、相手方ターンには敵がそれぞれ行動するという、ファーランドストーリーなど結構あるタイプです。
 移動は4方向、攻撃は武器による近接攻撃及び遠隔攻撃、魔法による攻撃(遠隔主体)があります。剣の使い手など基本的には隣接した敵しか攻撃をできないキャラであっても、レベルアップにより技を学んで遠隔攻撃などできるようになることもあります。
 インストールではフルにインストールする設定としたのですが、それでもマップ切り替え時の”Loading”が結構長いです。広域マップでの行動指示等については、そう不満はありません。セーブできる数が限られていますが、まあこれも絶対的な欠点でもありません。

 不満に思われたのは、セーブできない進行がどれぐらいあるか予測できず、ちょっとストレスになること。例えばある町のあたりでセーブして、別の町への移動を指示したとします。この途中ではランダムで(多分)戦闘が発生します。ここで、戦闘があり勝利したとします。すると、その後広域マップではセーブなどする暇もなく、先に指定した別の町に移動してしまいます。そしてその町に入ったことになり、イベント(会話がほとんど)が起こり、また戦闘に…てな具合。ここで失敗をしてしまうと、先にセーブしたところからのやり直しとなります。途中の戦闘は発生したらしたで面倒だし、発生しなかったなら損をしたような気分になってしまうし、てなところがストレス。

 戦闘ですが、クォータービューっぽい画面でまずキャラを右クリックして行動を選択、移動なら移動先を指定して、その後それに続く行動を指定。攻撃などであれば、さらに相手を指定となります。ダブルクリックで移動指定もできますけどね。
戦闘中に敵を倒すと、そこで宝箱が出現することがあります。中はほとんど金です。これは出現した宝箱の所に味方キャラが移動するか、又はそこを通過するか(これは結構親切)でゲットできます。ちょっと意外に感じましたが、宝箱は敵にとっても障害にはならず、敵が宝箱に重なって位置したりします。幸いにもこの場合中味がとられる、てなことにはなりません。
 宝箱からのゲットが面倒と感じる人もいるかもしれませんが、ファーランドシリーズをプレイした人であればそう気になることはないだろうと思います。アレのようにとんでもない所に宝箱があり、戦闘要員の他宝箱回収要員を決め、敵を全滅させないように注意しながら(全滅させるとその面が終わり、宝箱も夢と消えるケースが多かった)ゲットに向かわせるてな苦労ではないですから。

操作性
 戦闘についてはいろいろ不満点があります。

ゲームバランスなど
 かなり容易な方だと思います。特に序盤では感じられることですが、装備品や回復等のアイテムが、戦闘の実入りと比較すると結構高価に感じられます。が、ロクに買い物できなくても若干慣れさえすれば、大体のところはなんとかなります。
 問題は戦闘については「経験が全て」というところでしょうか。敵の行動パターンや、攻撃の有効性など推測もしにくいですし、情報が得られず、ひたすら「やってみて分かる」なので。味方キャラのスキル(特殊行動)にしても、どういうものかはマニュアルに記載されていますが、有効範囲などは戦闘で指定してみるしかないようです。
 このあたり考え合わせると、セーブできずトントン進んでしまうてのがいささか酷にも思われるのですが、まあそれでも何とかなっちゃうという感じのゲームバランスです。

ストーリー、キャラ
 悪くないが新鮮味もないという感じかなあ…とりあえず謎が謎を呼ぶという感じで、次々とメンバーが加入し、新たな目的地が示されますが、その繰り返しがなんとなく淡々とした印象になります。いたずらに劇的なクサい展開よりはいいのですが、もうちょっと、この問題は解決されたんだけど次の問題が…みたいな進行でもしてくれないと、なんかつかみどころがなく、盛り上がりに欠けます。
 キャラについても、あざとさ、臭さ、わざとらしさがない点は好感を受けますが、それぞれのキャラの個性が目に付くのは登場時だけてなことになってしまい、非常に印象が薄いのです。
 これらが合わさると、このゲーム全体についてもイマイチ世界観みたいなものを感じ取ることができません。…とまあ、否定的なことばかり書いていますが、シミュレーション性の戦闘がメインのゲームと割り切れば、ストーリーや世界観が強く出ていないのはそんなに気にならないかもしれないな、とは思います。私の場合、ついついファーランド系(個性が強烈)と比較してしまうもので。

グラフィック、サウンドなど
 これはちょっと問題があったところです。上記「プレイ環境」の項に記載した(1) (2) のいずれにおいても、戦闘ではキャラが敵・味方とも黒一色になってしまい、見づらいったらありません(形で判断するしかない。まあ、平面マップを参照できるんですけどね)。パッケージの絵とかサイトのゲーム紹介を見ると、同じ絵ではありますが、戦闘でキチンとキャラが表示されているようなのですが…
 ゲーム自体は、WIN95/98,P133以上(166以上推奨),メモリ32M,DirectX6.1てな条件です。あとグラフィックについては、640×480,HIgh color,VRAM 4M以上のグラフィックボードてな具合。今のところ、DirectX6が使用可能なマシンが手元にないので、これについては検証していませんが、そこが問題なのか他に何かあるのか、それとも黒一色のものなのかちょっと分かりません。
 キャラの顔絵とか、フィールドなどはなかなかいいです。戦闘の効果グラフィックなどはまあ、こんなものかな、程度。ムービーに横線が入ったような状態になってちょっと見苦しかったのは、カルマや西風の狂詩曲などちょっと前のものに共通の現象かな。あと、音楽についても決して悪いとはいえないのですが、さほど印象に残るというものでもありません。
(追記事項) その後、上記(プレイ環境)の(3) でプレイしてみると、敵味方のキャラともちゃんと色が付いて、パッケージやサイトの絵と同様になりました。加えて魔法などの効果も全然違う!ということで、WIN98に問題があるのか、DirectXのバージョンなのかまでは確認できませんが、古い目の環境があればそっちでプレイすることをおすすめします。
 なお、私が購入したのは大きいパッケージで安売りになっていたものでして、最近の小型パッケージのものとはもしかしたらバージョンが異なるかもしれません。改善されているなら結構なことだと思います。(古くなって安くなったものを買うにはそれなりのリスクもあるってこと、またOSにしろDirectXにしろ、完全に上位互換といえないことはよく分かります。)

ちょっとだけ攻略ヒント
 基本的に、ストーリーに沿って進み、戦闘をソツなくこなしていけばよく、詰まるような謎解きとかはありません。確認できた限りでは分岐につながるような選択などもありません。

あくまでも、私の個人的な感想です。

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